*やっと体調が快復傾向に。ご心配いただいた皆様方、ありがとうございました

 

 

「地に落ちたか、文部科学省!」

 

以下のような「文部科学省初等中等教育局長 矢野和彦」名で、NHKに対する抗議文がされたことを知って驚き。教育現場の声を圧殺し、報道の自由すら侵しかねないこの対応は決して見逃せないものだ。

 

以下の抗議文について2点だけ指摘

1.「”定額働かせ放題”の枠組み」を「一部の方々が用いる」もので「一面的」だとしているが、昨日の拙ブログでも引用したように元文部事務次官の前川喜平さんも使っていることを、どう考えるのか。

 

2.残業代の替わりの措置になっている「教職調整額の仕組みを維持するとした中央教育審議会における議論の内容にふれることのない一面的なもの」と主張しているが、そもそも国立・私立学校では残業代が支払われているという事との整合性をまったく説明していない議論は取り上げる意味がない、という指摘をどう考えるのか。

 

きっと多くの「働かせ放題の教職調整額」批判が全国から湧き上がるに違いない。

 

 

*************<朱は引用者がいれた>***********

令和6年5月 17 日
日本放送協会メディア総局長 殿
文部科学省初等中等教育局長 矢野和彦

「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(審議のまとめ)に関する令和6年5月13日の貴放送協会の報道について 

去る5月13日(月)の貴放送協会の報道においては、冒頭「定額働かせ放題、どれだけ残業しても一定の上乗せ分しか支払われない教員の給与の枠組みはこのように呼ばれています。」としたうえで、「定額働かせ放題ともいわれる枠組み自体は残ることになります。」と報じられました。

今回のこの貴放送協会の報道は、公立の義務教育学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法(給特法)について、教師の職務等の特殊性に基づき給与等の勤務条件の特例を定めていることなど、なぜこのような制度になっているのか、現行の仕組みや経緯、背景について触れることなく
、一部の方々が用いる「“定額働かせ放題”の枠組み」と一面的に、教育界で定着しているかのように国民に誤解を与えるような表現で報じるものでした。


また、様々な議論を経て中央教育審議会の「審議のまとめ」が取りまとめられたにもかかわらず、今回、なぜ教職調整額の仕組みを維持するとしたかという中央教育審議会における 議論の内容に触れることのない一面的なものでもありました。
このような今回の貴放送協会の報道は大変遺憾です。報道に当たっては、国民の皆様の正確な理解につながるよう、丁寧な取材に基づき、多面的に、公平かつ公正に取り扱う報道をするように求めます。

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