もうだいぶ前のことになる

                春なのに、アブラゼミの声が聞こえる。

         一緒に歩いていた孫に「ゼミの声、聞こえるよね?」「ううん、聞こえないよ」

             耳鼻科で診察。「これは加齢によるもので、治療方法はありません」

       来、耳鳴りとお付き合い。たまに気になるだけになっているが、蝉の声がよく聞こえる。

 

          「この頃、痰がでて仕方がないのですが、原因や薬はあるでしょうか?」

          これも数年前のこと、かかりつけのお医者さんいわく、「痰ですか・・・これは難しいんですよ」

              どうやら、これも加齢によるものらしい。

 

       いきつけの眼科で「これは結膜嚢胞(のうほう)ですね。気になるのなら手術された方がいいです」

             紹介状を書いてもらった病院は、以前利用した時にかなり混んでいて

              あまり対応がよくなかったのでネットで調べた病院にいった。昨日のことである。

          「これは結膜嚢胞に似ていますが、ちょっと違います。加齢に伴ない、中になる脂肪が

              出てきやすくなっているのです。簡単な手術で大丈夫ですが、それよりも

               緑内障、白内障の治療をされた方がいいですね。」

                    白内障も加齢が原因の典型。

              病院の受付をし、手術の打ち合わせが終わるまで2時間半だった。  

 

               そういえばこの冬の皮膚のかゆみも加齢が原因

                  頭部薄さはいうまでもない。

 

               加齢で酒量も減っている。しかし、まだまだ飲める楽しみあり。

             と夕べも晩酌を楽しんでいたら、連れ合いに携帯がけたたましくなった。

              私とほぼ同年齢の義兄が道端に倒れこんでいることを知らせるものだった。

              すぐ近くだったので、迎えにいき、自宅に送り届けたが、あちこちが出血

                  加齢がすすむいずれわが身と、思った次第。

 

              難病の方々とは違い、加齢は自然の摂理。粛々と受け止めるしかない。

 

                     <まだ咲いてくれているシクラメン>

                  

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   Movement, Practice and Theory of Inclusive Education in Japan , written by Masaya MINEI