またもや4時前に目がさめた。
今日は「2・26事件」があった日だなと思いつつ
久しぶりにNHKnoラジオ深夜便を聞いた。
聞こえてきたのはなんと「希望の名言」ではなく「絶望の名言」
ラジオ深夜便にこんなコーナーがあること初めて知った。
取り上げられたのは壷井栄の『二十四の瞳』とそれを映画化した
木下恵介監督の同名の映画であった。
最初に読まれた文章はこうであった。
「そういうはげしい動きのなかで、幼い子どもらは麦めしをたべて
いきいきと育
った。前途
に何が待ちかまえているかをしらず、ただ成長する
ことがうれしかった。」
子どもたちの将来に戦争という悲劇がまっていたのだった。
NHKのこの放送の意図は「古今東西の文学作品の中から、
絶望に寄り添う言葉を紹介し生きるヒントを探す」というもの
ただし、生きるヒント
「泣きたい時には泣いていいのよ。ここにきて、一緒にないてあげる」(映画の中)
だったのかなあ。
<隣家の杏の花>