幼少期を三国で過ごしたことのある津村節子が越前の味に魅かれて

講演を引き受け、越前料理を味わい尽くす短編である。

 

「奥そこの しれぬさむさや 海の音」

そのなかに拙ブログでふれた「三国の哥川」のこの句を引用し、

解説している。

 

「これは三国の遊女哥川の句だが、いかに町は栄えたとは言え、

三国の冬の寒さと孤独は、苦涯に身を置く女にとってひとしお

だったのだろう。」

 

この句の後の文章は、まさに「食レポ」となっている。

 

越前蟹と熱燗が浮かんできた。

 

こんなところに行けたらいいなああああああ

 

 <上記サイトから借用>