山々の邦なのに、ヤマナシ県とは・・・こんなダジャレに喜ぶ人はもう誰もいないだろうが、とにかく山梨県の中央を占める甲府盆地は山々に囲まれている。

 

https://www.jiban.co.jp/tips/kihon/ground/prefecture/yamanashi.htm

 

 

 県短時代、あまりに当たり前の光景だったので、どんな山があるのか関心がなかった。今となれば残念。そしてほとんど山登りしたことがなかった。

 有名な富士山に八ヶ岳、それに南アルプスを構成する北岳、槍ヶ岳はよく分かっていた。よく「あれはニセヤツだよ」と言われていた山は「茅ヶ岳(かやがたけ)」。

 

 東京から甲府に向かう時、まず東京の高尾山のふもとを通り、相模湖をぬけ、桂川をわたり、大月につく。大月から河口湖方面に向かう富士急行がある。

 大月から次第に勾配がきつくなり、越えなければいけない難所が待ち受けている。関東山地と御坂山地の間にある笹子峠。

 

  この峠越えはかつては大変だったが、今は高速道路や電車で抜けられる。電車の場合、笹子トンネルを抜け、甲斐大和をすぎ、しばらくすると勝沼ぶどう郷が見えてくる。その正面には関東山地の一部が見える。緑のぶどう棚の左手に甲府盆地の東南部がみえ、向こうに南アルプスもある。南アルプスは通称で、正式には赤石山脈である。

 

 もちろん、御坂山地の奥には富士山が控える。上半分しか見えないが美しい。県短の三階の教室からはよく見えた。富士の山を眺めながら授業することもしばしば。

 <2008年3月9日撮影 県立大学の校舎からうっすらと富士が見える>

 

塩山から山梨市をへて温泉の町、石和駅につく頃には御坂山地が見えてくる。最高峰は黒岳といわれているが、定かな記憶がない。

 

 山梨学院大学のキャンパスを左にみながら甲府駅が近づいてくると右手には愛宕山がみえるが、その奥の関東山地は見えない。

 

 甲府駅を過ぎると、南アルプスが正面になり、竜王駅を過ぎてちょっと行くと電車は右手に曲がっていき、韮崎をめざす。次第に左手に南アルプスが走る。

 電車はしだいに坂のぼりになり、小淵沢をめざす。甲斐駒ケ岳がすごい迫力で迫ってくる。

 

<下のサイトから写真をお借りするが、これは武川村からみたもの>

http://www.japanesealps.net/south/kaikoma/index.html

 

 

 小淵沢は小海線が発着する。八ヶ岳に行くにはこの路線を使う。清泉寮がある清里は夏はにぎわう。

 

                           <続く>