昨日は日本で黄色の彩りをそえてくれる蝋梅が咲いた、と書いた。ふと思いついてミャンマーの黄色い花を探してみたら「パダウ」(別名 インド紫檀)という花が出てきた。この写真を掲載しているブログでは次のような説明がされている。

 

 今月4月の「水かけ祭り」明けのひと雨で咲く「パダウ」(別名:インド紫檀)というこの国を代表する花も、2、3日で散ってしまう「一夜花」だ。ふくいくたる香りを放つレモンイエローの清楚な花だが、ミャンマーの公式の国花ではないという。これほど国民に親しまれているのにと思うが、国花は「沙羅双樹」だという。」ただ、日本でいう沙羅双樹は「夏椿」であり、東南アジアにおおいそれとは違うようだ。

http://yangon-press.com/articles/373

 

 

 別のブログでは「パタゥパン」と表記されて、次のように紹介されている。たぶん、上の「パダウ」とこの「パタゥパン」は同じ花と思われるが、ミャンマーでは一番愛されている花のようである。

 

「パタゥパンは日本のさくらのように4月にしか咲きません。ミャンマーでは本格的な雨季は6月頃から始まりますが、乾季の終わりである4月に入ると少し雨が降りはじめます。その4月の雨上がりに咲くのがパタゥパンです。雨水を浴びて黄色く咲き誇るパタゥパンはとてもきれいです。Photo_2 私が子供の頃は、パタゥパンが咲くのをどきどきしながら待っていました。

 パタゥパンをテーマにした歌詞をラブレターにして好きな女性に渡す人もいれば、花を木から採り好きな女性に捧げる人もいます。思春期のラブストリーなどを代表する花でもあります。そういう可愛い慣習が今日まで残っています。パタゥパンの歌や映画なども多く、いつ見ても心を潤し昔の自分を思い浮かべます。

 4月の「水かけ祭り」の時期にしか咲かないので、12月のミャンマー初訪問ではこの花を見ることができないのはあたり前ではあるが、残念。以下の写真に写っている花は菊みたい。