人は母から生まれ、死んで母の胎に帰ってゆく。何故とも知らず、人はそのような感覚を抱いていないでしょうか。 


キリストは死んで復活し、聖母マリアの胎内に帰られた。それが主の昇天なのだと私は思っております。聖母の汚れなきご胎内は、三位一体の神の至聖所であり、神のいのちに満ち溢れています。 

 

そんな馬鹿なと思われるでしょうが、私はキリストと共にマリア様から文字通り生まれたと思っておりますので、死んだらやはりマリア様の胎内に帰るのでしょう。そして、マリア様のうちで、私の神、私の主、私のいのち、私のすべてのあこがれを完全に満たす方に、完全に満たされることでしょう。

 

希望の母聖マリアが、キリストに結ばれたすべての者に、最期までキリストに留まる恵みを取り次いでくださいますように。 

 

 

 


 2024年5月12日 主の昇天の主日にて