今日のスポーツ新聞一面に写真が掲載されてましたね。

PKを2本止めてヒーローとなったOBの選手ですが、どうだ!って感じでガッツポーズ。

コメントも載ってましたが、これまた良いんだ。

「GKコーチのおかげです。みんなが駆け寄ってきた時には泣きそうになりました。」

勝利の夜にそのコーチから嬉しそうな電話がありましたが、お互いの強い絆があるんだね。

一時はね、私も心配してた時期もありましたよ。

出来ない自分や思い通りに行かないことに苛立ちを隠せない時もありました。

上手く行ってる時に限って落とし穴があったり、怪我なんかもあったりね。

そうするとガタッて来ちゃうんだよね。イライラしたり当たり散らかしたり無気力になったり。

そこにあったはずの目標が、遥か遠くに霞んじゃう時が。

そんな苦しい時期をよく乗り越えて今を作り上げてきたよ。

もちろん彼だけの力はない。

監督・コーチ、そして一緒にプレーしてる仲間が、その力を与え続けてくれたのでしょう。

彼はそのことをよく理解してるんだね。

興奮状態の中で、先に出た言葉がそれを物語っています。

手塩にかけて育てた選手は、私にとって息子と同じ存在。

そんな彼らを、私以上に責任と情熱をもって指導して下さる監督コーチ陣には感謝しきれません。

彼が苦しい時期、同じように監督コーチも苦悩してました。

「あいつをこうしたいんだ」って。

時には苦しむことを分かってても、嫌われることを分かってても、

今は救わないんだ、救えないんだって。

そこには、“お前を絶対にこうしてあげるからな!”が常にあるのでしょう。

素晴らしい出会いだと思います。

情熱に溢れた人間の側にいるというのは、素晴らしい体験です。


彼と監督コーチは、お互いもっと高みを目指しているでしょう。

今もその過程を歩んでいることと思います。

これから来るであろう苦しみや辛さも、お互いの協力下きっと乗り越えるに違いありません。

いつか選手が最高の顔を見せてくれるのが、指導者にとって最高のご褒美。

その最高を目指してこれからも築き上げて欲しいと思います。

出しゃばりつつも陰ながら応援しています。



by paris