U-15リーグ開幕戦を前にして、調整試合が全く出来ません。

とんでもないフラれっぷりです。たぶん、ぶっつけ本番でしょうね。

どのチームも同じ状況ですから、内容というよりタフな方が勝利するんでしょう。

それにしても、よく降りましたね。

私のアパート付近は、路地裏の奥に位置していたので、膝上までの吹き溜まりばかり。

ドアを開けるのにも一苦労。もちろん車なんて何一つ動かせんわね。

とにかくライフラインの確保をしなくてはと、スコップの代わりに自宅にあったバケツで雪かきです。

アパートの住民なんでしょうね。私の前に若い男の子もせっせと雪かきしておりました。

「いやぁ大変だね」「頑張ろうか」

なんて言いながら、バケツの私と専用スコップの彼とで長いこと雪山に格闘しました。

「ところでゴミ捨て場ってどこにあるんですか?」と彼。

聞けば、須賀川から1ヵ月前に越してきたばかりで場所が分からず、部屋に溜めこんでいるとのこと。

こんな感じか?と頭より高く積み上げた雪山を見上げながら、そうそうと頷く彼。

車の窓も開けたままだったので、後部座席も雪まみれとのこと。

出来の悪い後輩みたいで、他人事とは思えない。

そんな辛くも楽しい時間を過ごしていると、また一人アパートから助っ人が。

目の前に現れた若い男の手には、実に頼りない細いほうき。

なんか嬉しかったですね。

たぶん我々の声を聞いて、俺も手伝おうかと出てきてくれたんでしょうね。

「分かりました、どっかで借りてきます!」と言うと15分後スコップを手に戻ってきました。

それから幼稚園生の子どもを持つ一家が加わり、総勢6名でワイワイ話しながらアパート付近を一掃しました。

同じアパートに住む住人とは言え、みんな「はじめまして」です。

幼稚園生も私のバケツを手に頑張ってくれました。

「あしたスイミングがあるんだ」「バタフライと平泳ぎが得意」「50メートル泳げるよ」「ねぇ、かまくら作っていい?」

バケツありがとうと返してくれたときには、所々が割れていました。

楽しいわ。

「なんか震災の頃を思い出すな。みんなで協力して。」

そうだね、なんて言いながら1日がかりでどうにか道らしくなったところで解散しました。

翌日、事務所を確認した後、アパートの入口で越してきたばかりの男の子の車とすれ違いました。

お互い車の中から手を上げて挨拶。気持ち良いね。

出来の悪い後輩よ、隣に若い女の子が乗っていたことは、この際許してあげよう。


今日は事務所の雪かき。

隣の家からスコップを借りて、積りに積もった雪と格闘。

どうにか明日の業務を遂行できるようになりました。TRでみっちり調整していきましょう。

それにしても、この助手席だけは埋まらんわ。

謎。


by paris