どもです。
kiriです。

野澤監督の映画「がんと生きる~言葉の処方箋」の音楽を作ったとき
どんな音楽にするか、メチャ、悩んだ。
病に苦しむ人たちが出演する。
特別な人たちじゃない。
オイラたちと同じ一般人。

あのとき、ホント、悩んだ。
いったい全体、どういう音楽が合うのか。
普通の人たちなので、ドラマのように暗い音楽とかつけられないもんなぁ。

悩みに悩んだ作り出すまでの準備期間。
ある日、ある時、ふと思いついた。

人が自分の力が及ばない困難にぶつかったとき
人は、祈るしかないんじゃないか。
と、なると、祈りの音楽。
もしかしたら、讃美歌?

まったく縁がなかった讃美歌をたくさん聴いてみた。
讃美歌は決して暗くない。
そのくせ、そのメロディーの裏には、哀しみが存在してるような気がする。

そして、こんなことも気がついた。
ケルトの音楽って、讃美歌と同じ要素をもってないかぁ。
もしかすっと。

メロディーと和音の構成を音をコピーして
確認してみた。
そうか、こうすれば、いいのか。

で、それがうまくいったかというと
オイラのことだから、多分ちゃんと、できてないだろうなぁ。
フフフフ、なんか勘違いやってそうだ。
聴いた人には、讃美歌に聞こえないかもしれない。
でも、まぁ、いいか。
気持ちだけは、祈りの気持ちで。

「がんと生きる」「新渡戸の夢」「歩く処方箋」と、そんな気持ちで音楽をやった。
で、トラバース。
白善監督と話したときに、ケルト音楽の要素が欲しいという希望が出てきた。
オイラは思った。
それっておもしろいかもしれない。
トラバースも実は、せつない話。
合うかもしれない。

そんなわけでトラバースは、
オイラにとっての祈りの音楽、その集大成になったような気がする。

さぁ、ここで、音楽行ってみよう。
新渡戸の夢 〜学ぶことは生きる証〜
映画の中で、何度も流れる遠友夜学校校歌。

遠友夜学校校歌 涼恵 &おまけ タヌキ&キツネプロジェクト


新渡戸は札幌に夜学校を作った。
恵まれない家の子どもたちを仲間として迎え入れた。
そして、彼らはそこで学んだ。

夜学校の生徒たち、仲間たちが歌った校歌
歌詞を作ったのは、若き日の有島武郎

そして、映画「新渡戸の夢~学ぶことは生きる証」では
この校歌が通奏低音になっている。

人に優しく
人を大切に
映画の中で、静かに、静かに訴えかけている。

涼恵さんとお会いしたのは
映画が完成して1年くらいたったころだろうか。
なみ平プロデューサーと相談してコラボをやったらどうだろうかという話になった。

遠友夜学校の校歌を歌ってもらえないか。
涼恵さん、快く承諾。

残念だ、もう少し、早く出会っていれば。
映画の中で、流せたかもしれない。
ホント残念なんだけど、彼女のこの歌は映画では使われてない。

なんで戦争なんか起こるんだろうな。
人を大切に。
それって、人の努力でできるはずなんだけど。

指導者は自分の国は、特別だとアピールする。
他の国とはちがう、と。
民衆は、自分たちの国はえらいんだと、そう思ってしまう。

人と人。
どっちがえらいなんてことは、ないんだけどな。
プライドなのかな。
そんなのもたなくていいプライド。

日本は、特別な国。
そんなことはない。神風なんか吹かない。

無益な争い、戦争がなくなりますように。
祈るしかないのだろうか。
人の努力でどうにかなりそうなことなのだけれど。

涼恵さんは
神主さんでありながら、シンガーソングライター。
おもしろいなぁと思う。

そして、彼女の歌にはこの国のよさがめいっぱい。
でもって、オイラ。
オイラは日本的なものが、あまり得意ではない。

だけど、コラボ。
うまく行ったような気がする。
そう、認め合えばいい。
簡単な話。

歌録は去年の夏の終わり。
オイラがディレクションしたんだけど
歌うっていうより、語りかけるみたいにってお願いした。

この頃から、AIをオイラは意識してたんだろうな。
どうしたら、AIができないことをやれるか。
そして、聴いていただくかたに届くか。
歌うより、ささやいたらどうだろう。

ふふふふ。
まったくAIに振り回されてるよなぁ。
オイラは。

で、この前AIに笑われたように
脱線しないように書こうとしたら
すごい時間がかかってしまった。
でもって…
脱線してないかって言われると、う~ん。

まぁ、いいか。

この映像は、オイラの古くからの仕事仲間、Eさんにお願いした。
遠友夜学校は100年以上前。

今でも、人間の愚かさは、変わってないんじゃないかな。
哀しい戦争がなくならない。

そして、涼恵さんは女神。
時をつかさどり、愚かな人間を
絶望しながらも見守っている。
そんなふうに見える。

おっと、女神じゃなく神主さんかぁ。

そして、神主さんも、祈る。
愚かな争いがなくなりますように。

簡単なんだけどな、人を大切に。
人に優しく。
ただ、それだけでいいはずなんだけど。

4月25、26日の「新渡戸の夢~学ぶことは生きる証」上映会。
4月25日の最終上映の後、涼恵さん
校歌をアカペラで歌います。

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さぁ、いつものようにお知らせです。

オイラが関わってる映画
今、5本、やってますよぉ。

興味がわくようでしたら、よろしかったら。
無理のないところで。

佐藤忠男、映画の旅
https://satotadao-journey.com/
5月 山口県 山口情報芸術センター
5月 北九州市 小倉昭和館

Dr.カキゾエ 歩く処方箋 ~みちのく潮風トレイルを往く~
https://www.arukushohousen.com/
2026/4/15~  山口県 山口情報芸術センター
2026/4/17~ 佐賀県佐賀市 シアターシエマ

Traverse 2 next level
https://traversemovie.wixsite.com/traverse2
2026/4/11~ 愛知県名古屋市 名古屋シネマスコーレ
2026/4/17~ 愛知県豊川市 イオンシネマ豊川 

新渡戸の夢 〜学ぶことは生きる証〜
https://nitobenoyume.com/
2026/4/25 4/26 東京都千代田区  岩波神保町ビル10階
前売り券はこちらで
チケット販売サイト(Peatix):https://peatix.com/event/4911429

ヤマトタケル ~白鳥伝説~
https://yamatotakeru-movie.com/
2026/4/24~  東京都杉並区 Mock阿佐ヶ谷