なみ平です。
新渡戸稲造の名著『一日一言』のなかで、12月27日「貧しても鈍すな」という言葉を見つけた。![]()
この本は、日めくりカレンダーのように365日、新渡戸の精神がつづられている。![]()
新渡戸は、この言葉を「貧乏に追いつめられると、苦しまぎれの悪知恵が湧き出し、人を騙したり脅したり、その他様々な策略をめぐらしたくなるものだ。そんなときがいちばん貧乏の力に負けない工夫の必要な時である。つまり、貧乏神を抑えつけて、足の下に踏み倒すだけの気力がひつようなのだ。」と説明している。
一方、なみ平は、小さい頃、この言葉、母から少し違う言い方で聞かされていた。
母の言い方はこうだ。![]()
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「貧すれば鈍する!」だった。
貧=鈍![]()
貧はだめ![]()
しかし、優しい母の言う「貧」は「貧乏」という経済的な苦境を意味してなかった。
人生は逆境ばかり、病気になったり、経済的に苦しかったり、苦境の連続、心が折れたりいろいろある。
貧すれば鈍する、つまり心が貧になってはいけないという意味だった。
私は、この言葉が、心から大好きだ。
ずいぶん昔のこと、仕事でうまくいっていない会社のエリート候補の友人が、俺なんかどうでもいいよ、もう終わりだ、あいつが悪い、こいつが悪い、会社が悪い、世の中が悪いなどのネガティブ言葉の数々を並べ、大塚の居酒屋で酒を飲んでいた。
その友人に、母の言葉「貧すれば鈍する」を伝えた。この言葉は、友人の心に見事に刺さった。
その彼には「世捨て人になるなよ
」と言葉も添えた。
世捨て人になるな! 貧すれば鈍する!という2つの言葉の処方箋は、シナジー効果もあった。
逆境に立ち向かい、前進する力も与えた。
彼は諦めず、前を向き働き、そして成功した。
新渡戸の本を読み返し「貧乏」を「苦境」に変えてみた。
「苦境に追いつめられると、苦しまぎれの悪知恵が湧き出し、人を騙したり脅したり、その他様々な策略をめぐらしたくなるものだ。そんなときがいちばん苦境の力に負けない工夫の必要な時である。つまり、苦境神を抑えつけて、足の下に踏み倒すだけの気力がひつようなのだ。」
となる。
新渡戸の言葉には、いろいろある。ほんの少しだけ変えるだけで、令和の新渡戸になってしまう。
新渡戸の精神は、時代・時代で変わってもよい。
探し続けるものだ。
追伸1
同居の孫のタラちゃん先月3歳になった。
幼稚園へ入園。幼稚園への送りは、月、水、金でなみ平も参画。
なみへい :「昨日はタラちゃんどうでしたか?もう慣れましたか?」![]()
幼稚園の先生 :「まだ慣れていないですよ、時々、一点を見つめ、無になるときがありますよ
」![]()
まだ幼稚園に慣れていない、まだ友達もいないタラちゃん。![]()
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「世捨て人になるなよ!」、「貧すれば鈍する」、「人生、自分に嘘をつくことは人に嘘をつくより辛い事だよ」![]()
と、汗で濡れ、優しく柔らかい右手を握り、幼稚園の道々でつぶやく。
スマイル、スマイル、「一日一笑い」だよ。
大きな声で歌を歌い、笑へばいいよ。
追伸2
最近、新渡戸Loveの人達に出会った。
新渡戸映画は、人と人を繋いでいく。
まもなく完成する。この時代にピッタリの映画だ。ブルーオーシャンのテーマの映画だが、ゆっくりと大ヒットの予感がする。

