なみ平です。
 

映画は、順調に撮影が進んでいます。

なみ平も、同窓会誌や定期刊行物への投稿、イベント開催などと、地道に完成に向け活動をしています。

 

今日は、「なんで新渡戸映画を作ることになったの?」という質問が寄せられているので

少し、監督との出会いから紹介します。看板持ち
 

2017年の夏
若手の起業家が集まるビジネスマッチングを目的としたイベントで、映画「がんと生きる言葉の処方箋」を企画していた野澤和之氏と、偶然出会いました。ちゅー

 

イベントでは、缶ビールを片手に監督と話が弾みました。2回目はカレー屋でカレーを食べながら企画内容をさらに伺い、

共感し、映画製作に参画しました。真顔

その後は、制作費の調達、公式ホームページの製作、完成後、上映会でのトークショーなど新米プロデューサーを務めました。口笛
 

真顔
映画「がんと生きる言葉の処方箋」の主演である順天堂大学名誉教授の樋野興夫先生は、新渡戸稲造、内村鑑三、矢内原忠雄から学んだ思想と、がん病理学者としての視点を融合させ、がん哲学外来・メディカルカフェを創設しました。

 

映画は、メディカルカフェに集う患者さんが互いに語り合う中で、自分の人生がどうあるべきか(「to do よりto be」)を見つけ、前向きに生きる生き様を追うドキュメンタリーでした。

 

この「to do よりto be」という言葉は、新渡戸の金言でもあります。

 

映画は2019年5月に劇場公開され異例の上映延長が続く大ヒットでした。また、新渡戸稲造生誕160周年(2022年)を機に新渡戸に光をあてた映画を製作して欲しいとの声もあがり、コロナ禍の自粛が続く中、新渡戸稲造の情報収集を野澤監督とはじめました。感染状況を見ながら、新渡戸の思想を研究し活動されている方々とお会いし、多くの貴重な情報を提供いただきました。

 

一方、コロナ禍、会社を退職、転職、リ・スキルに挑戦する人、不安を抱きながらも、目の前の課題に愚直に頑張る若者に出会う機会もありました。強いものが他者を圧倒し、不安定さも増すような時代に、新渡戸の教育の精神を顕彰していく映画は、いま『ここだな』(新渡戸が実行に移すとき自身に言い聞かせた言葉)と感じ、映画作りをスタートさせました。
 

逆境の中にいる人、学ぶことをスタートした人たちに観ていただきたいと思います。

新渡戸が世間で広く知られていないことを含め逆風もありますが、新渡戸が愛弟子の森本厚吉におくった言葉『Haste not, Rest not (急がず、休まず)』と言い聞かせ、完成、公開に向け取り組んでいます。

そして、今こそ、to beを忘れないようにすべきと言い聞かせています。

 

是非、是非、応援よろしくお願いします。

 

以下、野澤監督からの近況です。

 

7月は、以下のイベントも開催予定です。YOUTUBEでもライブ配信します。