映像に音楽をつける。
作るコトもあれば、選曲することも…

オイラは、そんなコトをずっとやって来た。
音楽はさ、
風景につけるコトもあるんだけど
主に出てくる人に対してつけるコトが多い。


ずっとやってきて
思うコトなんだけど
ピタっと合う曲が
なかなか、見つからない人とときどき出会う。

途中までは
合ってるんだけど
途中から違和感を覚え
あれぇ~、なんかちがうぞぉ、みたいな。

選曲の場合は
別の音楽を探すし
作ってる場合は
いろいろ考えながら試行錯誤する。

ピタっと合う曲が
なかなか見つからない。
そういうときは、時間がかかっちゃうんだけど。

で、オイラは思う。
そういう人たちって

いろんな要素が複雑に絡んじゃって
人としてきっと奥が深いんじゃないかと。

野澤監督の映画の場合も例外じゃない。

特に監督の作品の場合は
なんといってもドキュメンタリーだ。

今、ここに存在する名もなき一般の人。
それぞれの状況をかかえ
一生懸命、生きてる。

人って
ホント、一面から見られないなぁと思う。
それほどいろんな要素をもってると思う。

楽しいシーンなら
そういう言動なり行動なら
楽しい音楽を…
そういったコトじゃないような気がする。

どもです。Kiriです。
なんか今回はマジにスタートしちゃった。
アハハハなんだけど。

でさ、
そんなオイラはさ
映像だけでは飽き足らず
文章にも音楽をつけ始めた。

そ、オイラのブログは音楽(BGM)付きなのだ。
で、オイラのブログによく出てくる野澤監督。

いんやぁ、すごく選曲に苦労してる。

ヤツは、ハチャメチャでコミカル。
でも
つける音楽(BGM)をそっちの路線にもっていっちゃうと
なんかピッタリ来ないんだよなぁ。

例えば
今回の映画にも出てくる
昭和のフォークソング「神田川」
この曲は、本人も好きらしい。

そのシーン、その曲使うのを辞めれば…
一言言ったら、なんだか哀しそうな声で

「アイダさん、その曲はどうしても使いたい」

おっと、話がずれちゃったか。
戻そう、話を。

ブログの中でハチャメチャやる野澤監督に
やはり、昭和のフォークソングをつけたことがある。

「我が良き友よ」

確かに合うんだけど
でも、なんか、なんかピンと来ない部分もある。
と、歌詞が日本語なので
歌詞に引っ張られてイメージが限定されてしまう。
それにナンダカ、合いすぎちゃってる。
合いすぎちゃって、つまんない。

オイラは、野澤監督にBGMをつけるのに
たくさんの音楽を
たくさんの時間をかけて聴いている。
ホント、何やってるんだろうな、と、自分でも思う。
でも、時間をかけちゃう。

ひとつだけはっきりしてるコトがある。
これだけは言える。

カッコいい音楽は絶対に合わない。

一番、うまく行ったなぁと思うのは
この人の音楽。

Darius Rucker

さぁ、ここで、BGM行ってみよう。
かっこよくなく、
でも、もしかすっと、チョコット、かっこよかったりして
楽しいかと思えるんだけど、その逆の要素もあったりして…。
古くさいんかもしんないけど、今で。

カントリーなのかな、この音楽は。よくわかんない。

darius rucker homegrown honny



たかが音楽。
そう音楽なんてなくても、生きていける。

でも
人間らしく生きるためには、音楽って必要なのかもしんない。

この夏、野澤監督の新着映画が公開される。
ロードショー。

「認知症と生きる 希望の処方箋」

今回は、音楽療法を扱っている。
素敵な音楽療法士たちががんばる。

OK、素敵な音楽は、彼女たちに任せた。
そう音楽は、希望。

でも、任せっぱなしにしちゃうと
オイラの仕事がなくなっちゃう。
オイラは、何をすればいいんだ?

なので…
オイラはいろいろと考えた。

そして…オイラはどうしたかっていうと、
アハハハ、内緒。

8月11日 新宿武蔵野館
ロードショー スタート。
「認知症と生きる 希望の処方箋」

よろしかったら、ごらんください。
詳細や、チケットの購入方法は後日、お知らせします。

「たかが音楽」
ちがうかも。
「人間らしく生きる」ために…
なので
「されど音楽」

でも、そう考えちゃうと
オイラのコトだから
きっと傲慢になっちゃうと思う。

川原乞食は川原乞食。
キリギリスはキリギリス。
でもって、カエルはカエル。

だから
「たかが…」と思うコトにする。

でも、その「たかが…」に必死になって…。

人間の存在が単純でないように
音楽の存在も単純ではないと思う。

音楽なんてさ
なくても、生きていけるんだけど…さ。