なみ平です。
札幌農学校の教授であった新渡戸稲造夫妻が、明治の時代、札幌に貧困や仕事、家庭の事情で学ぶことができなかった子供たちのために創立した学校がありました。
その学校は、「遠友夜学校」。
「遠友」という言葉は、孔子の『論語』のなかにある「友あり遠方より来る、また楽しからずや」から由来したともいわれている。
子供たちは、学校で先生と校歌をいつも歌い、卒業後も校歌を思い出し、遠友夜学校にいた頃を思い出し口づさんでいた。
この校歌は、教師を務めていた有島武郎によって作詞された。
校歌の内容は、人の目指すべきは「富」でも「地位」でも「名声」でもない。正義を愛し、清き心で、天にも恥じない生き方であると。
これは、札幌農学校の初代教頭クラークが言う「Boys, be ambitious (少年よ大志を抱け)」の意味する大志を抱けと同じだ。クラーク、新渡戸稲造、有島武郎と繋がっている。
素晴らしい
「遠友夜学校」の校歌を知ってもらおう。
映画「新渡戸の夢」にもつながる。
校歌演奏配信プロジェクトの開始だ!
いろんな人に演奏してもらおう!
まずは、身内からだ。
埼玉のKiriさん、札幌のShinさんに相談したところ快く引き受けていただいた。Shinさんは、テナー・バンジョー、マンドリン、ハンマーダルシマを奏でる。Kiriさんはトータル的にアレンジし仕上げる。ご多忙の京都生まれの札幌のIkaras君にもフィドルでの参加をお願いしている。そして、なみ平もティン・ホイッスルで参加することにした。
勿論、触ったことも吹いたこともない。
遠方から友が集まり、音楽を創るプロジェクト。
曲のイメージは、アイルランド出身のEnyaの感じ、アイリシュ・ミュージックのテイストをいれる。牧歌的で、北海道の山々を感じさせる演奏にしたい。
アイリシュというよりもケルト音楽の影響を受けたアメリカのフォークソングになるかもしれない。
それは二の次。みんなで楽しく創ること。
ティン・ホイッスルは、アイルランドの音楽でよく使われる笛だ。フィドル(バイオリン)、弦楽器ともとっても相性が良い音色。
先月、AMAZONでFeadog社製のD管というやつを1380円で購入。
まずは、「チャルメラ」から 「埴生の宿」、「スカボロフェア―」、「蛍の光」にTRY。来週は、「Danny boy」 に挑戦だ。
小学校の時に吹いたリコーダーは、7つの指穴と1つの親指穴だった。ティン・ホイッスルは6つ穴しかない。レミファ#ソラシド#レ、そして強く吹くとオクターブ上の音がでる。いろいろ音の前後に装飾音をつけたりするようだ。
目指すは、こんな感じかな
実際のアイルランドの音楽を聴きに行こう!
音楽はライブが一番。空気を感じなければいけない。楽器は持ち方も大事。
明日、明後日、代々木公園で、「アイラブアイルランド・フェスティバル2023」が4年ぶりに開催される。
アイルランドの祝祭「セント・パトリックス・デー」にちなんで2014年から毎年3月に開催されてきたフェスティバル。ダンス、ライブコンサート、パレード、そして、アイルランドの料理、アルコールが提供される。
遠友夜学校の校歌をテーマにした動画は、
4月中旬Youtube公開予定。
次作についても候補曲を検討中。
それでは、完成後、また登場しますね。