どもです。Kiriです。

札幌2日め。

お昼に吉野家の牛丼を食べたオイラは
はてさて、今日は何をしようか…と。

贅沢な時間だよなぁ。
なんか、メッチャ、久しぶり。
非日常。
好きなように何をやってもかまわない。
そして、もちろん何もしなくてもいい。

オイラは、
札幌の録音スタジオを覗いてみようと思った。
スマホ…
便利だなぁ。
小型のパソを持ち歩いてるみたいだ。
スマホで、調べた。
電話を入れて、見学させて欲しいと。
なるほど、大通り公園の向こう側かぁ。

オイラは歩いた。
札幌も、暑い。

歩いていたら
野澤監督から電話が来た。
どうやら、今夜も飲むようだ。
オイラは、即座にOKした。
楽しいなぁ!
\(^o^)/

録音スタジオや
絶対見ておくようにと言われた時計台。
札幌の街をフラフラしてる間に
約束の時間に近くなった。

1日、フラフラしてると
なんとなく札幌の街の構図がわかる。
確かに、昨日、野澤が言ってたように
碁盤の目のようでわかりやすいかもしれない。

オイラは、約束のお店へと。
よく知らない街なので
余裕をもって向かった。

10分前に到着。
昨日、酒席でご一緒したSHINさんが
お店の前で、立って待っていた。

「5分前だから、そろそろ店に入って飲んでましょうか」
「そうですよね。暑いし…」

そんな会話を交わし
SHINさんが、ビールを注文する。
なみ平さんの札幌の知り合いたちは
キチンとしてるなぁ。

10分前から、しっかりと店の前で待ってるし
注文の仕方もソツがなく、スマートだ。

関東から来たオイラたちは
どうだろうか。
ソツなくやれてんのかな。
そんなことをなんとなく思っていたら…。

という訳で、
BGM、行ってみよう。
できましたら、聴きながら読んでくださいな。

ccr  who'll stop the rain


オイラの電話がなった。
着信は野澤監督。

「アイダさん、大変だ。
なみ平さんが行方不明になった」

声が焦ってる。
なんだかパニックっぽい。
お~、どした、どした。

事情を詳しく聞いてみた。
慌ててるみたいで、どうにも要領をえない。
要領をえないながらも
なんとなくわかった。

なみ平が行方不明。

そうじゃなく
単純に
野澤監督が、迷子になった。
別行動を取ってたのかも。

ひとりの監督は、道がわからなくて焦ってる。
なみ平に、電話が繋がらず、またまた焦る。
で、パニックにおちいり
オイラに電話をかけてきた。

「アイダさん、今、アパホテルの前にいる。
ここから、どう行けばいい」

う~ん。
オイラも昨日来たばっかりなので
まだよくわかってない。
でも、なんとなくアパホテルに憶えがあった。

「監督、アパホテルから
路面電車、見えませんか」

「アイダさん、アパホテルの前だ。アパホテル」

ダメだ。
話が通じない。
質問と答えがかみ合わない。

札幌ってアパホテルは
1つだけなんだろうか。
まちがえると、ヤバイかな。

「監督、なみ平さんにもう一度
電話を入れたほうがいいんじゃないですか」

「そうか、アイダさんもわかんないのか」

がっかりした監督の声。
でもねぇ、監督。オイラだって、昨日来たんですよ。

タイミングを見計らったように
なみ平が店に入ってくる。
オイラたちに手を振った。
その瞬間に電話がなったみたいだ。
スマホを耳にもっていく。

ははぁ、野澤監督だなぁ。
必死に説明する、なみ平。



迷子の野澤監督の
電話での大騒ぎが一段落すると
オイラたちは、とりあえず、乾杯をした。

「カンパ~イ」

ほっ。
ビールがうまい。

その後、誰かが、言いだす。

「すすき野までは、多分来れると思うんだけど
このお店まで、監督、たどり着けるだろうか」

無理だろうなぁ。
それは、絶対に無理だと思う。

でだ。
待ってたように
なみ平の電話がなりだす。
野澤監督の大きな声がもれて来た。

「なみ平さん。そこは、どこだ」

やっぱり…。

オイラが迎えに行くことになった。
あの有名なニッカの大きな看板がある交差点。
看板の対角で待ってる。

いた。いたぁ。

ニッカのイラスト。
なんとも言えない味わいがあるイラストだと思う。
酸いも甘いも嚙み分けたような顔をした
異国の髭の男性が、安らいだ顔をして
ウイスキーのグラスをもつ。
いいなぁ、渋い。

やはり髭の野澤監督もそんな顔をしていた。
迷子という「酸い」を乗り越え
やっとたどり着く酒場で「甘い」酒を飲む。
夕暮れの街で
哀愁と憂いさえ、感じる立ち姿。

野澤監督の背景には
ニッカのイラストの看板。
その看板を背にして
髭の野澤監督
同じような深い表情をして
札幌の夕景にたたずむ。
絵として完璧じゃん。

すごいな、迷子になったくせに…
街の風景に
完璧に溶け込んじゃってる。
監督は、もしかすると
只者ではないのかも、しれない。

「お~い。監督、こっちですよ」

「おっ」
そう叫ぶと、
監督は豹変した。

ほっとしたんだろうなぁ。
不安が解消された。
アレレレ
表情が変わっちゃったよ。

監督が発するオーラが劇的に変わった。

そして、顔にしっかりと書かれてた。

さぁ、これから、思う存分
酒が飲める、酒が飲める、酒が飲める。
嬉しいなぁ。
幸せだなぁ。

迷子の不安モードが
酒が飲めるモードに猛スピードでチェンジ。

おおおお、わかりやすいなぁ。
子どもみたいだ。

渋さは、完璧に姿を消してしまった。
ハードボイルドはやっぱ、監督には、無理なのかなぁ。
ちょっと残念な気がした。

「アイダさん、やっと飲めるぞ」

顔に書いてあることが
そのまま言葉になった。
やっぱり、野澤監督は只者じゃないんだろうなぁ。
別の意味でだけど。

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イベントです。

なみ平、がんばってます。

北の街でニッカのイラストと同じ表情をしてた野澤監督。
スピーチします。

詳しくは、こちら(↑)をごらんになってみてください。
無理のないトコロで、是非…です。