【VIAラボ通信】

 

50代らしいビジネスづくりに伴走するビジネスボーン・コンサルタント
VIAラボの山崎明美です。

あなたの学び・得意・経験を価値に換えて、ビジネスのぶれない
骨格づくり・筋力づくり・しくみづくりを支えます。

 

 

これを書いているのは、2024年のゴールデンウィークです。

 

今年は、平日休みを取得できれば、10連休。

暦通りでも、3連休ー3日間勤務ー4連休です。

 

遠くのご親族と会う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

個人起業家は、暦通りではないとはいえ、
この連休や、その前後で遠くの親御様と会う方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

会うと、普段目の当たりにしないで済んでいることを、

見たり、感じたりして、心が波立つことってありませんか?

 

「介護」にまつわる事々は、その筆頭かもしれません。

うまくいっていても、そうでなくて。

遠距離で介護に関わる場合、直接、見る・話すことができる機会が限られます。

それゆえの、遠距離介護でのいい点・しんどい点があります。
 

今日は、遠距離介護に直面する前に・直面し始めた個人起業家に、

知っておいていただけるといいと思う内容をお伝えします。

 

ご自分がすべてしなくていい方でも、

現地の直接行動する介護者が、どんなことをするのか知っていることは、親族関係の円滑化に大切でしょう。

 

 

 

私の遠隔介護8年間ご紹介(ご関心ある方はどうぞ。飛ばしてもOK)

 

私は週2-3程度で、公式LINE配信をしています。

主に、保健医療の専門知識や情報、そこに含めて介護の話題も。

私が遠隔介護をしていた時のことも、時々挟みます。

 

そんな配信を読んでくださった方から、私の介護経験について、


『もう少し踏み込んだお話がうかがいたいです。遠隔見守りの方法なども、話せる範囲でいいので、お聞きしたいです』
とメッセージをいただきました。

親御様にそろそろ遠距離見守りが必要かな、という思いでのお尋ねでした。

そこで、すべてのお答えにはならないかもしれませんが、HPのメルマガ・バックナンバーに記載しました。
かなり加筆し、経過を書きました。

具体的に、日々どんなことをしていたのか、は次の記事をお待ちいただくとして、まずは、おおよその経過を。

 

今思うと、あの頃は、忙しかったなあ、、、としみじみ思います。
それを支えてくれていたのは、松本の街や人だったと思います。

遠隔介護も、いい面、大変な面の両面があると実感します。
その背景となる経過がこの↓記事です。

https://viahealthlabo.com/mailmagazine15/

パスワードは「 via 」

 


2024年1月初旬に母が亡くなりました。
お花見に車で出かけたものです。
認知症発症以降も、

美しい自然の環境を感じて喜んでいました。

 

 

 

 

介護に向けるマインドセットとは

自分の経験や、様々な実体験レポート・記事などから、
遠距離介護が、「そこそこうまくいく」ポイントを、あらためてまとめてみました。
 
次の項で
遠距離介護の7つのポイント』
ととして、まとめています。
 
その前に、、、、。
 
 
この「そこそこ、うまくいく」って感覚が大事だなあと思います。
 
 
子育てでも、部下や後輩などの育成でも、何かでリーダーシップをとる場合でも、
 
□ 完全にうまくいくことなんてない、れがわかっていても、つい「完全」を求めがち、
 
□ 「完全」を求めなくても、「スムース」にいくことを求めがち、
 
□ 良くなること・改善することを求めがち、
 
□ 努力したら、何とかなると思いがち、

という、もはや私たちのDNAみたいな感覚、あるのではないでしょうか?
この感覚、ゼロ、って方、いらっしゃいますか?^^


いえね、あったっていいんです。
それは正直な気持ちだし、相手へのいい意味での期待だから。
 
ただ、介護ではなるべく、これらの求める気持ちを調整できることが、自分の気持ちを楽にするのではないでしょうか?
 
なぜなら、子育てや部下育成、生徒・学生の育成は、これから伸びていく新芽。
 
でも、高齢者介護は、高齢者なりの筋力や記憶の向上、できる動作の向上はありますが、
相対的に機能が低下していく、終焉へ向けて、いかに安全に楽にたのしく生きるか、という流れ。
ベクトルが異なります。
 

また、
『求める気持ちを調整』というのは、
間違えやすいのは、自分が辛く・苦しくないように、最初から気持ちを引く、ということと一緒にすること。
 
そうではなく、
心から、目の前の現象・事象を、淡々とそのまんま「受け止める」、
そして、それをどう自分が捉えるか、ということなのです。
 
「受け入れ」なくてもいいのです。
まずは、ああそうなんだ、、、と「受け止める」。
 
「ねばならない」を捨てると、介護のストレスは減ります。
 
 
まあね、、、これだって、わかっちゃいるけど、現実には、、、ということが無いわけじゃないです。
だから、自分を整える時間と環境が必要になります。
 
特に、個人事業主は、
自分のマインドセットが、自分の纏う空気感や容貌に出ますので、
その時できる最適なマインドセット、そのための手段を複数持っていることが必要だと考えます。
 
そうやってマインドをセッティングしながら、介護と並走していくことになるのだと思います。
 
 
 
先日は、ビーチクリーンの後に、
テラノザウルスになってきました(笑)
この中に私もいます^^
こういう気分転換の時間も可能な限り。
父の介護は弟にまかせっきりですが、実家との体制変化だと思っています。
まずは自分がちゃんと立って、生きていくこと、と思います。
それには、遊びのような、社会貢献のような、新しく人と知り合うような、
いろんな活動を続けることが大事💛
もちろん仕事も💛
介護では、仕事を辞めるのは、いちばん最後の手段。
(辞めたくない・辞められない場合は)

 
 
 
 

そろそろ介護スタート?のときにすること8選



1.親が「まだ大丈夫」なうちに、親が住むエリアの介護情報を収集しておく。 
 
ーオンライン上でもいいので、訪問看護ステーションの数や地域包括支援センターの数など
ーできたら、地域包括支援センターに相談する。出向くと、いろいろな状況がわかります。
ー「まだ大丈夫」なころから、定期的・意識的に親に関わって「日常」を知る
 
 
2.距離をとることに罪悪感を抱かないように、次のことをリマインドしてみる
 
ー親の衰えを目の当たりにすればイライラするのは当たり前
ー距離を置くほうが双方幸せなことは多くある
ーできることをできるだけする=完全・完璧は無いと心得る
ー「介護」スタイルは十人十色。いろいろでいいと心得る
ー他者に「実情」はすべてわからない。その他者の言うことに一喜一憂しない
 

 
3.親が心休まるモノ・コトを知るように心がける
 
ー体調が低下すると親自身が落ち込みがち。
 今からでいいので、好きなモノ・コトを日ごろから知るように心がける。
ー親が仲良く話せる人間関係、連絡先を知るように心がける
ー定期的に、電話やオンラインなどで親の「日常」の様子を知る
ー自分が帰省できなくても、親が信頼して頼れる人・場所の情報を知っておく。
 それらが自分が離れていて頼れる人・場所になる。
 
 
4.親が関わる公的書類や証書などの所在を知っておく
 
ー介護保険証、保険証、診察券等の所在は早めに確認しておく
ー銀行口座や保険の証書や通帳の所在も確認しておく
ーパスワードも聞いておく
ーお金や財産のことは聞きにくい場合があるが、いつか通る道。
 介護のときに困った事例などが書かれた紙媒体などを渡して、親に切り出す前の事前準備も。
 

 
5.素人の「まだ、いいかな」は、プロの「いまでしょ!」ということは少なくない
 
ー早めにプロに介入してもらうことで、変化の兆候に気づくことができる
ー悪くなってから、家庭に訪問サービス導入するのが手間取る・難しい場合がある。
 包括支援センターやケアマネージャーに早めにコンタクトだけでもとっておく。
ー餅は餅屋。介護制度は複雑かつ変化している。がんばりすぎず、話だけでも聞いてみよう。
 
 
6.介護の相談先は1つではない。複数にリアルを聞こう。
 

ーまだまだ電話や対面相談が主であることが多いと心得る。

ーまず、オンラインで情報収集、親が住む地域の知人・友人に情報収集。リアルな生の声は有益。

ーただし、その地域の「常識」に必要以上にとらわれない。親と自分が主役、と心得る。

ー相談時(もサービス利用開始後も)、不満足や懸念を放置しない。

ーサービス相談先を変えていい。サービス利用開始後も利用先を変えたい時はプロに相談しよう。

 「よくあること」なので、ストレスのない方法を教えてくれる。

 

 

7.じぶんのスケジュール管理への意識変換←特に個人起業家に大切

 

ー介護は、何が急に起きるかわからない。

 だから、普段から、「ちょっとゆとりある」仕事の組み方を意識しよう。

 まずは「できるだけ」してみよう。
ー介護では、時間のゆとりは心のゆとり。キツキツなスケジュールにしない。

ー自分の体力を過信しない。
 「ココまで頑張れば、、、、」の前に不調が来ると心得よう。

ーまず、自分を癒す時間をスケジュールに1番最初に書き入れる

ーオンラインで業務を遂行できることを増やしておく。
ーどこからでもオンライン通信できる手段も確保しておく。

 

 

8.経済的な負担について考えてみる

 

ー遠距離介護の交通費負担はバカにならないもの。+介護は目に見えないお金がかかる。

 自分がどこまで負担できるか、冷静に算出してみる。

ー親の経済も確認して、親のお金でまず賄うことも検討する。

ー遠距離介護や日常の介護費用について、親と話し合うことに罪悪感をもたずに話し合ってみる。

 

 

ひとつひとつ、お伝えしたいこと満載ですが、まずはポイントを。

 

遠距離介護でない場合、また事情が異なってくると思いますが、

介護に大切なことの基本は共通します。

 

プラス、遠距離での留意点もプラスしたのが、上記の8つです。

 

 

 

遠距離介護でたすけられたのは、やっぱり、、、、

 

人間関係に助けられました!

 

 

母の遠隔介護の大方は、前職場に勤務していたころでした。

 

朝9時にタイムカードをすようなことはない職場でしたが、

決まったルーティンはありますし、専門性が高い職務ゆえに、

代わってもらえない時というのがあります。

 

ですから、かなり早い時期からスケジュール調整するわけですが、

ということは、他者を巻き込むわけです。

 

だから、普段から、自分ができることは役に立つように心がけたり、

お互いに交代をし合ったり、コミュニケーションがあることが自分を助けてくれました。

 

個人事業主でも、仕事関係の方々との日ごろからの人間関係に

助けられることが、きっとあるはずではないでしょうか?

 

そして、友人たちにも、仕事先の方々にも。

 

私も、ほんとうに参ったときは、

住んでいた松本の友人に、話を聴いてもらって、ほんとうに支えられたことがあります。

 

 

遠隔介護は、親と離れている時間が長いですので、

普段、自分がいる環境を整えていくことが、

遠隔介護を支える場になります。

 

自分が、自分に立ち戻れる環境ということ。

そこで、英気を養って、また介護に出かける。

 

 

だから、遠隔介護でも、
普段の自分を整えること、

自分のいる環境を整えておくこと、

がとても大切だと実感します。

 

 

 

個人事業主は、自分をまずいたわり、いい状態に。

介護でもそれは同じだと思います。

 

これからもあなたの健康としごとにお役に立てるように。
では、また。

 

 

 

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