思春期が終わったあと、静けさを取りもどした感じで

落ち着き払っていた50年代ですが、

60年代に入るとさあどんな人生が待っているでしょうか。

 

穏やかな50年代はこちら!

↓↓↓

 

 

 

 

 

 

今回は60年代前半を見ていきましょう!

まずはいつものように直前までのスペックをおさらい!

 

 

1959年のスペック

 

 ボディシェイプ: ドレッドノート

     トップ: (シトカ)スプルース

 バック・サイド: (ブラジリアン)ローズウッド

  ブレイシング: ノンスキャロップド Xブレイシング

  フィニッシュ: ナチュラル 

  ピックガード: ティアドロップ

  ブリッジ形状: (ダウン)ベリー

    ロゼッタ: 白黒ストライプ 5-9-5の三層

 バインディング: 白黒ストライプ 

バックストリップ: チェッカー柄

 

     ネック: マホガニー

ネックジョイント: 14フレット

   弦スケール: 25.4インチ(約645mm)

     ロッド: Tバー

 指板・ブリッジ: エボニー

ポジションマーク: ラージドット

    ナット幅: 1-11/16”インチ(約42.9mm)

 ヘッドストック: ノーマル

 

 

・1961年 バック板の裏にMADE IN U.S.Aの刻印が入る

・1962年 ヘッドストックが細くなる

・1964年 新工場に移転

・1964年 ヘッド角が16度から14度に

・1965年 膠接着からタイトボンド接着へ

・1965年 サドルがロング(固定式)から

              ショート(埋め込み式)に

 

 

  MADE IN U.S.Aの刻印(1961年)

60年代も最初の方はそんなに動きはなかったと言ってもいいですね。

わざわざ挙げてみると、バック板の裏面ですね、

サウンドホールを覗くと見える面の本当に真ん中にド―――ンと

MADE IN U.S.A

という刻印が打たれました。

アピールしたかったんですかね(^^)

 

 

 

  ヘッドストックが細く(1962年)

こちらも仕様の変更ではないのですが、

わりと60年代のマーティンってこうだよねえ

っていう見分けにも使われたりする

頭がスリム!!

ってやつですね(^^)

スリムになったというか、先端が丸くなったということですね。

 

実際のところはわからないですが、よく言われるのはこれ。

当時は木製の型にはめてヘッドストックを作っていたらしいのですが、

その型がすり減ってきてどんどん細くなってきたのではないかということです。

 

 

これから

 

 

こんなかんじに

 

 

 

いざ、新工場へ!(1964年) 

 

戦後から50年代にかけて急成長したマーティン社は

旧工場が手狭になってきたために1964年に新工場に移転します。

その工場で今の製造を続けているということです。

 

 

 

 

そしてこの工場移転がきっかけになったかどうかわかりませんが、

ここからまたけっこう仕様が動いてまいります。

 

 

 

  ヘッド角は16度から14度へ(1964年)

 

 

ここの角度ですね、それが16度ぐらいあったものが

変更になって14度ぐらいに緩くなったということです。

なのでテンションが緩くなったということですかね。

ちょうどギブソンもこの頃(1965年ぐらい)にヘッド角を14度に変更しているので

ヘビーゲージとかの流行なんですかね、押さえやすくしたのかもですね。

 

 

 

 

  膠接着 → タイトボンド接着(1965年)

 

これは木材をくっつけるときの接着剤が変わったよ、というお話ですね。

それまでは伝統的なニカワでの接着だったのですが、

おそらく製造数がグンと増えて扱いづらいニカワから

扱いやすいタイトボンドの接着に変更したのではないかと言われています。

 

 

  (固定式)ロングサドル → (着脱式)ショートサドル(1965年)

 

ブリッジの上に乗っているサドルですね、

これもちょうどこのころに変更されています。

それまではブリッジに固定されていた長めのサドルだったのですが、

変更後はすぐ取り外せる短めのサドルになりました。

 

なんかこれは強度アップのために変更されたらしいのですが、

なんでこれが強度アップにつながるのか謎なんです。

誰かご存じの方、教えてください☆

ブリッジに切り込みを入れる面積(体積)が少なくなるからですかね!?

 

 

ロングサドル

 

ショートサドル

 

 

 

 

 

 

工場を移転してからが大変でしたね(^^)

ここからまたさらに高みを目指していきます!!!

 

このあたりの年代だと製造台数も増えてきて、

流通台数も割と多くなっているので、

所有されているからもいらっしゃるかもですね。

ぜひぜひ60年代前半のD-28お持ちの方、最高だぜ~って言いに来てください(^^)

 

 

 

 

 

レッスンのお問い合わせはこちら~

東京都内のカフェやファミリーレストランにて

イタリア語・スペイン語・ポルトガル語の

プライベートレッスン

(少人数のグループレッスンも)を

行っております!!

またオンラインレッスンもやっております。

世界中どこからでも曜日・時間問わず

レッスン可能ですので、

お気軽にご連絡ください♪

https://www.street-academy.com/steachers/517629

 

もちろん直接のお問い合わせも

お待ちしております!!

 

 

楽しく外国語学習をしたい方はこちらのアカウントも

ぜひぜひ覗きにいらしてください♪

↓↓↓

https://ameblo.jp/santospirito32/