ヘッドウェイ パート８

前回は普通の結果になったHD-115の新旧弾き比べ！

てみての感想だったわけですが、

今回は僕が個人的にこれはいいなあ

って思った平成ヘッドウェイのモデルを出してみます。

前回のHD-115はこちら！

↓↓↓

『ヘッドウェイ　パート７』

本編

基本的に古い鳴りのほうが好みなことが多いので、

新しめの個体で「いいなあ、ほしいなあ」って思う個体って

そうそうないんです。

が、しかし！！！！

何本か違う個体を試奏してみて、

このシリーズは新しい(平成バージョン)けど欲しいなあと思ったモデルです。

って言って結局買ってないんだけどね・・・

気にせず進みます。

そのモデルというのは！！！

漆！！

うるし！！

URUSHI!!

U・R・U・S・H・I!!

はい、漆でございます。

我が日本国伝統でございます。

どういうことかと言いますと、塗装ですね。

現行モデルでいくと、ほぼカスタムショップのモデルのみが

ラッカーフィニッシュになっていて、

それ以下のシリーズの個体については

基本的に極薄ウレタンフィニッシュが採用されているようです。

伝統的にはニトロセルロースラッカー塗装

（これにもいろいろ種類があって分類自体は難しいらしいのですがここでは無視！）が使われてきてるので、ラッカー塗装良き！！！！

っていう風潮が強いし実際いいんですけども！

最近のウレタン塗装はかなり高品質で鳴りを邪魔することなく、

且つ塗膜も薄いし保護力は高いということで

ヘッドウェイでも積極的に採用されているようです。

んで！！！

その塗装を和風テイストでやってみようじゃないかということで、

2016年か2017年ごろ発表されたのがこの漆シリーズです。

 ただこの漆フィニッシュは期間限定でしか作れないらしいのです。

漆が乾くのに必要な条件が高温多湿らしく、

日本では春〜夏にかけてのみ製作が可能になるということです。

塗装の方法としては「拭きうるし」というもので、

漆を塗っては拭き塗っては拭きという工程を繰り返すそうです。

漆フィニッシュのテクニカルな部分は、

専門家ではないのでよくわかりません^_^

が、出来上がった塗装面はとってもユニーク🎶

グロスフィニッシュのピカピカテカテカでもないし、

サテンフィニッシュの艶消しサラサラでもない^_^

なんでしょうね（笑）

なんとも形容し難い^_^

ただ、一般的な製造されてからまだ年月が浅い(20〜30年未満ぐらい？！)

アコギの質感というよりは、むしろ古いギターの質感に近いと思います。

新しいのに、塗装が木部といい感じに馴染んでいるっていう不思議な質感です。

音は僕が試奏した個体たちと僕が感じた個人的な感想ですが、

オールドの個体のような音がします(^^)

とても乾いていて小慣れた艶のある音ですかね！

逆に言うと新品っぽい張りがあってキラキラする音はあまり、

というかほとんど感じられないかなと思います。

なので

ビンテージの音が好き！

でもそんなに大金は払えない！

製造から何十年もたって状態わからないビンテージは

怖いからなるべく新しい個体がいい！

って方にはうってつけかと^_^

しかもこのシリーズ、新品でも20万円台前半ぐらいなので

中古だと10万円台で手に入ります。

すごく安いわけではないですが、きっちり使えるアコギの価格帯としては

最安値ぐらいと言ってもいいぐらいだと思います！

ただ、入手性はすこぶる悪いです（笑）

期間限定製作ということもあるでしょうし生産数は多くないんでしょうね^_^

中古で出てもすぐに売れちゃう感じなので見つけたらすぐチェックです（笑）

手に届きやすくてビンテージっぽい音が出てしっかりした作りのアコギが欲しい方、必見です(⌒▽⌒)

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