なんだそれは?!

って思ったことでしょう(笑)

そりゃ思います♪

近年ではほぼ話に上がらないモデルなのです。。。

が、ギブソンアコースティックの歴史の中では重要なのですよん☆

 

 

今回はJ-55という機種です。

この機種は実は3つの異なる期間で発売されていたモデルです。

 

1.   Jumbo 55(Jumbo 35の上位機種:'39-'43)

2.   J-55(スクエアショルダー : '73-'83)

3.   J-55('94にギブソン100周年記念で製造)

 

 

まずは、というか今回の一番の主役、オリジナルのJ-55です。

これはJUMBO 35と同じように、

もとはJUMBO 55という名前で発表されたモデルです。

全部で400本ほどしか作られていない機種です。

 

発表は1939年で、発売当時のスペックは以下の通りです。

 

価格        : $55

ボディ       : 16インチ ラウンドショルダー

トップ         : アディロンダックスプルース

バック&サイド     : マホガニー

ネック       : マホガニー

ネック形状       : BASEBALL BAT

指板&ブリッジ       : エボニー

ブリッジ形状      : OPEN MOUSTACHE

スケール        : 25.5インチ(ロングスケール)

ピックガード      : TERRACED PICKGUARD(ファイヤーストライプ)

ヘッド       : STAIRSTEP HEAD

チューナー       : クルーソン 独立型 琥珀色ボタン

ブレーシング      : Advanced X Bracing

 

 

なんかJ-45とかの16インチのジャンボボディ、ウッドマテリアルで

J-200のエボニー指板、マスタッシュブリッジ、ロングスケールを採用した

ハイブリッドみたいな感じのモデルですね。

 

 

そして、翌1940年にちょびっと変わります

 

ステアステップヘッド(階段状ヘッド) → 現在と同じヘッド形状

コストがめちゃかかるということが理由らしいです。

 

 

さらに1941年にはもうちょっと変わります

 

指板&ブリッジ  :  エボニー → ローズウッド

ブリッジ形状    :  MOUSTACHE → BATWING

スケール      :  25.5インチ → 24.75インチ

ブレーシング   :  トーンバーの2本がノンスキャロップドになる

バック&サイド  :  ローズウッド(わずかなので超ウルトラレア)

 

1943年に製造が中止されます

(ギブソン社の資料によると最終出荷は1944年7月)。

 

 

幻のモデルですねえ☆

 

 

 

ということで今回はJUMBO 55の紹介でした!

プリウォーのモデルは音もモンスター級ですが、

ルックスがやたらワイルドでかっこいいですねえ♪♪♪