母の一周忌を終えました。

言われて気が付いたのは、
自分の心が一年間成長していなかったこと。

二人の人生の先輩に叱られました。

一人はおしょうさん。

私は母を思うと、いつでも涙が出ます。止まらないってほどじゃないけど…、難病に苦しんだ事が、一緒にやりたくて出来なかった事が、悲しみとして込み上げてくるのです。

今あんまり書いてませんが、脊髄小脳変性症や潰瘍性大腸炎の記事を書くときは、目を腫らしながら書いています。

母を思うとき、私は悲しいのです。

「いつまでも、自分の子供が泣いていたら」
おしょうさんは、静かに力強くおっしゃいました。
「お母さんは喜ばない」
笑顔で優しく言われた言葉ですが
私はお叱りを受けたと感じました。

もう一人は納骨を世話してくれた職人のおじいさん。
おしょうさんと同じように言葉をかけてくれ、最後に
「笑顔になれたなら、良かったね」


お二人に言われて気が付いたのは、
難病に苦しみながらも、弱音一つ吐かず生き抜いた母を
私が心から称えていないのだという事です。


死んだ人は、生き抜いた人。

母を思う時、勇気がわいてくるように、心を持ちたいです。

三回忌の来年までには、成長させよう。