結婚式、特に披露宴は演出に凝りたいものです。
私たちもそうで、ジャズの生演奏を!

というのが一番のこだわりで楽しみでもありました。
食事は大抵似たり寄ったりだし、価格で決まってしまっているのでこだわりようがない。
ドレスも別に似合えば何でも良かったし、会場を飾る花も節約したくらい興味なかったのです。
…かわいくないですよね(^_^;)

母が脊髄小脳変性症で寝たきりだった当時、

私にとって結婚式はそんなに嬉しいものではなかったのです。
とにかくただ式を挙げた事実が欲しかったのと、

田舎の親戚一同に母に会いに来て欲しかったのと、あと、

式に母がいないのが悲しくて
最初から最後までずっと泣いていました。


食にも興味が薄かった当時、ジャズの生演奏をとにかくワクワク楽しみにしていました。

イメージは、知識のない私には、

ビルエバンスみたいなお洒落なピアノや、

サックスやトランペットの楽しい踊りたくなるような軽快な音楽、

ベースの響く大人ムード…
こんな感じでした。

とーこーろーがー!

知識のない私にはよくわからない!これはジャズなのか!?
何か雰囲気違くない?

オジサンのバンド演奏は、

ドラムにギターにベース(普通のギターみたいなベースの方。あのでっかいやつではない)でボーカル付き!


披露宴会場に「新郎新婦の入場です!」で、

スポットライトを浴びて入場した私は目がテンになり、動揺しました(笑)

その後も要所要所で懐メロを気持ちよく歌うオジサンたち。
私はジャズが何なのか自分が何かすごい勘違いをしているのかさっぱりわからないまま、お色直しで引き上げました。

つづく