父は大の巨人ファンで、長島崇拝者です。

とにかく野球命の昭和のオヤジです。

長島の引退セレモニーにどうしても行きたくて、当時都内で仕事をしていたのですが

抜け出して並びに並んでやっとチケットを1枚だけ取れたそうです。

絶対に観に行きますよね、普通。


ところが、偏屈な父は行かなかったんです。

会社には同じように長島大ファンの男たちがいっぱいいました。

父の仲間は4人、代表して父が4枚のチケットを取りに行ったのですが

結果は1枚だけ。。。

自分ひとりで行くのは

「俺はそんなずるいの絶対いやだね。そんなの男らしくねぇ!」

といって行かなかったそうです。(^^;)ヘンな美学ですねぇ。


自身も野球人生で、田舎の高校野球も息子の少年野球のコーチも一生懸命だったようです。


そんな父と私と母、1980年頃ベネズエラにダム建設に行きました。

(弟はまだ生まれてません。)

公用語はスペイン語

設計図もみんなスペイン語で中々大変だったみたいです。


ベネズエラ人は野球大好きですので、

現地人対日本人で野球をしてコミュニケーションをとろうということになりました。

野球で汗を流せば仲良くなれるだろうと思ったのです。


ところが。


ベネズエラ人にとって野球の試合というのは。

たとえ遊びでも。


め ち ゃ く ち ゃ 本気なんです!!


草野球程度なら、、、いえいえ本気だからグラウンドもちゃんと借りてくれました。

仕事終わった後の涼しい時間、夜にやるのですがちゃんと投光器のある本格グラウンド。

当時のベネズエラの超田舎にそんな設備があるのも驚きですが。。。


そして彼らの怖い顔!

本気オーラ出まくりです。そして試合になると反則ギリギリのあの手この手を使いまくります。

スパイクのトゲトゲを当ててくるなんて普通です。


詳しくは怖くて聞きませんでしたが、怪我とかもしたみたい。。。


さてWBC盛り上がってますが、ベネズエラは強そうですね。

TVを見てふと思い出したので久々に書きました。