テニスの「東レ パンパシフィックオープン」(アリーナ立川立飛)は19日、
シングルス2回戦を行い、全米オープンを制した世界ランク7位で第3シードの
大坂なおみ(日清食品)は同30位で2014年の全豪準Vのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)と対戦。6-2、6-1でストレート勝ち。わずか59分で準々決勝進出を決めた。
大坂は憧れのセリーナ・ウイリアムズ(米国)を破った全米オープン決勝以来、10日ぶりの実戦。優勝後は現地メディアに引っ張りだこ。13日に帰国した後も
凱旋会見やスポンサー契約など多忙を極めたが、疲れは見せず、大相撲秋場所を
観戦するなど日本を満喫。16日の会見ではリラックスした表情を見せていた。
“世界のナオミ”見たさにチケットは完売。勝利を期待する超満員のギャラリーの
中での一戦は、第1セットの第1ゲームでいきなりブレークに成功。会場は拍手に包まれた。第2ゲームも強烈なサービスエースを決めてキープ。第3ゲームも2度
のデュースから最後は見事なダウンザラインを決めて連続でブレークした。
第1セットは6-2で先取。まずは好スタートを切った。
第2セットも大坂の勢いは止まらない。第1ゲームはキープされたが、第2ゲームはパワフルなサービスエースを立て続けに決めてキープ。そして第3ゲームで
ブレークに成功し、このセットも優位に進める。第5ゲームも大坂の力強い
リターンが決まり連続でブレークポイントを奪った。結局危なげなく勝ちきった。試合時間はわずか59分だった。
21日に行われる準々決勝では世界ランク27位のアネット・コンタベイト
(エストニア)と同25位のバルボラ・ストリコバ(チェコ)の勝者と当たる。