細菌性腸炎は、サルモネラ菌やカンピロバクター菌などの細菌に汚染された食べ物や飲み物を口にする事によって起こります。

これらの細菌が作り出す毒素は、腸粘膜を傷付けて炎症を起こすため、腹痛や下痢の原因になったり、腸の働きが低下して食欲不振や元気消失などを起こす場合があります。

古いドッグフードや飲料水を口にしたり、汚れた食器やボウルなどから感染が起こります。

また、既に感染した犬や猫の糞便や、カメやトカゲなどの保菌動物から感染する場合もあります。

湿度や気温が高く、細菌が繁殖しやすい夏場に発症する事が多く、体力や免疫力が弱い子犬や老犬は、このような感染症にかかりやすい傾向にあります。