前回の記事のつづきです。

 

疑似乱数を取得しましたら、それを元にフラグを確定させます。

こっから先は情報ソースがYouTubeの解説動画なので

合ってるかどうかはわかりませんが、合理的だと思える内容なので個人的には納得しております。

 

その内容を見る前に私が描いていたイメージは、

0~65535までのマス目というかフラグ欄があって、

そこに 取得した乱数が0の時はリプレイ 1の時はハズレ 2の時はスイカ 3の時はBIG 3456の時はREG 15896の時はチェリー

みたいなフラグ対応表みたいなのに照らし合わせてフラグを確定させてると思ってたんですよ。

 

こんなん容量食いまくりですよね。

なんせ65536個の情報を保持してなきゃいけなくなりますから。

 

じゃあ、どうやっているかというと、

例えば・・・

 

1/65536の最上位AT確定フラグ

1/16384の偉いフラグ

1/8192のおてごろプレミアフラグ

1/512のボーナスフラグ

1/9.9の12枚役フラグ

1/7.3のリプレイフラグ

 

こういうのがあったとします。

 

んで、乱数65535を最上位AT確定フラグに対応させたい。

65531~65534を1/16384の偉いフラグに対応させたいとします。

 

取得した乱数に数を足していきます。

まず、「1」を足します。

数字を足した時に「65536以上の値になれば」フラグを確定させます。

1を足して65536以上の値になるのは65535しかありません。

65536以上にならなければ次の計算に行きます。

 

取得した乱数に「1」を足したものに、更に「4」を足します。

1/16384のフラグの数を加えるわけですね。

これで65536以上の値になれば「偉いやつ」ということで確定させます。

65536以上にならなければ次の計算に行きます。

(ここでは乱数に「1」を足したものを引き継いで「4」を足しましたが、もしかすると取得した乱数の値に「5」を足すという計算かもしれません。どちらが容量少なく効率的なのかはプログラミングに疎いのでわからないです。。。)

 

取得した乱数に「1」と「4」を足したものに、更に「8」を足します。

1/8192のフラグかどうかを確かめます。

 

こうやって、取得した乱数が、どのフラグの範囲なのかを照らし合わせていきます。

 

上で決めたフラグは

 

1/65536の最上位AT確定フラグ(フラグの数1コ)

1/16384の偉いフラグ(フラグの数4コ)

1/8192のおてごろプレミアフラグ(フラグの数8コ)

1/512のボーナスフラグ(フラグの数128コ)

1/9.9の12枚役フラグ(フラグの数6600コ)

1/7.3のリプレイフラグ(フラグの数9000コ)

 

 

取得した乱数に「1」と「4」と「8」と「128」と「6600」と「9000」を足します。

それでも65536以上にならなかった場合は「ハズレ」です。

 

もう一回最初から見てみると、

もし取得した乱数が65521だった場合。

65521+1=65522 で、次へ

65522+4=65526 で、次へ

65526+8=65534 で、次へ

65534+128=65662 で、65536より大きいのでボーナスフラグ確定!

 

もし取得した乱数が49736だった場合。

49736+1=49737 で、次へ

49737+4=49741 で、次へ

49741+8=49749 で、次へ

49749+128=49877 で、次へ

49877+6600=56477 で、次へ

56477+9000=65477 で、65536以上にならなかったので今回はハズレ。

 

こういう方法でフラグを確定させてるらしいよ、っていう話です。

引き算をしていく場合は「マイナスになったら」フラグを確定させるのかな?

その場合、1/65536は「0」に割り当てて、1/16384の偉いやつは「1~4」に

割り当てれば同じような計算になりますね。

(別に偉いフラグを端っこに割り当てなくてもいいんですけどね。個人的にはリプレイとベルの間にあったりすると「今引いたベルは全回転の隣のやつかもしれない・・・惜しかったのかもしれない・・・ああ!このリプレイも・・・!」と、悶々としてしまうので、そうは思わない方が精神的に良いんじゃないかと思う次第です)

 

なんせ、この方法なら簡単な計算を何回か繰り返すだけなので、

65536個の対応表を保持するよりずっと容量が軽いわけですね。

 

フラグの抽選だけでなく有利区間の管理やリール制御(ウエイトもフリーズも疑似遊技も)やAT抽選まで、

メイン基板の役割は沢山あるんですよ。

 

そんな事を考えながら遊技すると、この1Gの間に、どんな計算がされて、どんな処理がされているのかな?

などと、答えが知れるかわからないふんわりした疑問を持って楽しむことができます。

 

 

冒頭でも書きましたが、この記事の内容については真偽不明の域を出ません。

もし開発者さんにお読みいただけてましたら、後学の為に一言コメントなど頂戴できれば幸いに思います。

 

本日はこれまで。