インジェクションエンジンをキャブ仕様に改造する
簡単の様で・・・実は結構悩んだ話
キャブ化したインジェクションエンジン
ホンダのインジェクション110ccエンジンはエキサイタコイルがありません。ECU(エンジンコントロールユニツト)内で対応するようです。
さらに点火パルス信号もフライホイール1回転で7つもパルスが出るようになっていてECUで緻密な管理をしているみたい
ECUは点火系、燃料噴射系など
それぞれがマップとしてECUの中に
存在していて、今回のキャブ化するのにECUは邪魔となる。
しかし、エキサイタコイルが無いので1次電圧の200VをECU以外で作り出す方法がわかりません。
電気に詳しい先輩のアドバイスでエキサイタコイルの代わりにトランスを追加することにしました。
発電されたAC電圧30Vをトランスで200Vに昇圧して点火コイルにつなげてプラグから火を飛ばすことに成功。
しかし、点火時期調整などエンジン始動して数時間でトランスは焼損してしまった。
マジでお手上げ・・
エキサイタコイルがついた他車のフライホイールを探したり
ステータコイルを1つつぶしてエキサイタコイルを新たに巻くしかないのかしらと悩むこと1ヶ月
ひょんなことで直流CDIの存在を知る
エキサイタコイルで昇圧発電するのではなく、バッテリー12VのDCをCDIの中で昇圧する仕様
これだったらCDIを換えるだけでOKだ。
1ヶ月も苦労し、悩んだのに・・まぁ自分の無知が原因だけど・・
ECUを取っ払い、7つの点火パルス信号を1つだけにして
あっけなく点火系問題は解決。
ちなみに点火進角はカブの10度ではなく同じエンジン搭載のグロムの12度にして、お仕事マシンからレジャー仕様にした。
----と、まぁ 意外と苦労したという話・・・
ついでに、この110エンジンの利点を1つ紹介します。
エンジン左側のニュートラルSWの部品(黄色丸)
これを外すと接点が5つあります。
ニュートラルと1~4速の5つ
端子の反対側の樹脂を削り結線して
7セグに繋ぐと
シフトインジケーターの出来上がりです。
簡単に最新の機能が追加できますよ。