ユニバーサルデザインという言葉を聞いたことがありますか。直訳は万人向け設計。年齢あるいは能力のレベルにかかわらず、全ての人々に適用する環境や製品のデザインのことです。
近年、教育界では、学校教育のユニバーサルデザイン化が進んでいます。予備知識や能力がなくても誰にでも効果のある授業形態。つまり、能力別授業の真逆の発想の形態の試みです。
当然、指導者側からすると能力が揃っていた方が授業は進めやすいのは確かです。ですから授業のユニバーサールデザイン化への取り組みは指導者側にとって相当ハードルが上がることになるでしょう。
この「教育のユニバーサルデザイン化」という言葉を耳にして、ふと気が付きました。
テニスコーチになった今もそうですが、教員時代から自分が追い求めて来た学びのかたちでは。
なので年齢、性別、レベルに関係なく、全員が同じメニューに集中して取り組めるプログラムを実践して、ここまで来た気がします。
ラケットを持って間もない初心者の方から現役のプロの選手まで、満足するレッスンとはどんなレッスンなのか。これが今日まで私が考えてきた究極のテーマだったのかも知れません。
日本の多くのテニススクールのレッスンは、初心者には初心者用のレッスン、上級者には上級者用のレッスン、という具合にはっきり住み分けがされています。
同じ道具、同じルールで行うスポーツです。共通して言える原理があるはず。これが15年前、オーストラリアへのコーチ修行に私を向かわせた一つの思いです。シドニーのVBCAにはありました。
試合も最終的には個性で勝負しなければならないと思うのですが、個性を支える基本があるかないかは大きな違いです。基本と個性って両輪ですね。万人に共通する基本は、万人の実力の支えになるはず。
テニスの基本となる原理の大切さは、初心者もプロも同じなのに、初心者の基本とプロの基本が違うことにどこか違和感を感じていました。テニス屋の端くれとして、そこを追求し、しっかり伝えたいという思いで歩んできました。
全プレーヤーに通じる基本があって、どんな達人でもその基本の前では謙虚にならざるを得ない、どのレベルでも疎かに出来ないのが本当の基本なのです。
今まで初心者からプロの選手までレッスンをしてきました。時には同じコート内でという時もありました。
これからもそれぞれのレベルに、共通したレッスンの内容を満足のいく指導を目指していきます。
テニスが強くなりたいと思っている人で、強い相手と練習さえしていれば強くなると考えている人もいます。確かにそれも必要です。それだけではありません。
どんな上級者でも手出しボールからの練習に時間を割いて、初心者以上に真剣に基本を練習すべきで、実際、今まで指導をしてきたプロの選手もそうでした。
テニスコーチとして、これからも初心者からプロまで共通する技術的な留意点を追求し、レッスンのユニバーサルデザイン化を深めていくのだろうと思います。
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