夏の入院物語(4) | 勝者のフットワーク塾Vfootwork オフィシャルブログ

勝者のフットワーク塾Vfootwork オフィシャルブログ

オーストラリアでテニスコーチに転身、元高校教師、中屋晋の思考の響き。
日々 テニスに真剣に向かい合っている人に送ります。
フットワークがわかるとテニスが変わる。
勝者のフットワーク塾の教え。出来ないことが出来るようになるテニススクール開講中。

「はい、これで午後の私のレッスンは終わりです。」
やるだけやった。今回も今この瞬間に出来る最高のレッスンが出来たのか、いつもの自問自答だが、そんな思いと共にヌケガラになった我が身の平衡感覚を保ちながらの自室に戻りました。熱を測ると38度。


夜はバーベキューへのお誘いを丁重に御断りし、ひたすら体力の回復に努めていましたが、果たして自分の身体はどうなっているのか、ここも大きな焦点の1つです。

熱もあるし頭痛も、それと膀胱の痛み。一旦は、膀胱炎と風邪という推測も立ててみたが、どうやら違うらしい。

各方面からの情報を集めてみると、どうやら原因は、急性前立腺炎ではないかという結論に至りました。


急性前立腺炎とは、疲労で前立腺の血流が止まり、雑菌が繁殖して前立腺に炎症を起こしてしまう病気で、それによって尿が出ないというか、出にくくなるというか、何というか、そうですね。尿意120%、排尿3%、激痛200%、こんな配分。


この病気は排尿障害に発熱を伴うということが大きな特徴で、ちょっと風邪に似た症状なので軽く見過ごしてしまう可能性があるので、お疲れ気味の男性の方は是非注意すべきですね。


さて、自分の状態を取りあえず急性前立腺炎と見切り、次の手を講じることにしました。回復まで長期戦を避けられそうもないこと。そして、今旅先であること。明日がお盆15日であること。それで出した結論は、翌早朝の出発でした。急げば東京でも午前中の診療に間に合うはず。


問題は自分の状態です。東京までの260キロのロングドライブに耐えられるのだろうか。
「準備は悲観的に、行動は楽観的に」しっかり、準備して決行しよう。翌早朝、ハンドルを握って出発しました。


つづく

*さあ次回は最終回です。