2019明治安田生命J2リーグ 第26節 | Jリーグ ヴァンフォーレ甲府 サポーター・ファンvfkotocoのブログ

試合速報

2019明治安田生命J2リーグ 第26節

試合開始日時 2019年08月04日(日)  18:03
天候 晴れ、弱風
試合会場 山梨中銀スタジアム
ピッチ 全面良芝 乾燥
入場者数 8,144人
気温/湿度 31.4℃/58.0%
主審 岡部 拓人 副審 平間 亮
副審 正木 篤志 第4の審判 山村 将弘

27

ヴァンフォーレ甲府

試合終了

3 0 前半 0 0
3 後半 0

50

FC町田ゼルビア

64分 小柳 達司
73分 ピーター ウタカ
83分 ピーター ウタカ
得点
15 シュート 3
9 ゴールキック 6
11 コーナーキック 3
8 直接フリーキック 8
1 間接フリーキック 4
1 オフサイド 3
0 PK 0
位置 番号 選手 SH メンバー 位置 番号 選手 SH
GK 1 河田 晃兵 0 先発 GK 1 福井 光輝 0
DF 3 小柳 達司 累積イエローカード 1 DF 5 深津 康太 累積イエローカード 0
DF 22 小出 悠太 累積イエローカード 1 DF 23 酒井 隆介 0
DF 6 エデル リマ 累積イエローカード 0 DF 17 下坂 晃城 累積イエローカード 1
MF 2 湯澤 聖人 1 DF 25 佐野 海舟 0
MF 26 佐藤 和弘 1 MF 32 戸高 弘貴 累積イエローカード 0
MF 40 小椋 祥平 累積イエローカード 2 MF 2 奥山 政幸 累積イエローカード 0
MF 39 内田 健太 累積イエローカード 2 MF 10 平戸 太貴 1
FW 11 曽根田 穣 累積イエローカード 3 MF 24 ロメロ フランク 累積イエローカード 0
FW 9 ピーター ウタカ 累積イエローカード 3 FW 11 山内 寛史 累積イエローカード 0
FW 10 ドゥドゥ 累積イエローカード 1 FW 18 岡田 優希 0
GK 31 岡西 宏祐 0 控え GK 13 増田 卓也 累積イエローカード 0
DF 4 山本 英臣 累積イエローカード 0 DF 3 藤井 航大 累積イエローカード 0
MF 50 田中 佑昌 累積イエローカード 0 MF 6 李 漢宰 0
MF 14 横谷 繁 累積イエローカード 0 MF 19 土居 柊太 累積イエローカード 0
MF 25 森 晃太 累積イエローカード 0 MF 29 森村 昂太 累積イエローカード 0
FW 19 宮崎 純真 0 FW 9 富樫 敬真 0
FW 17 金園 英学 0 FW 30 中島 裕希 累積イエローカード 1
伊藤 彰 監督 相馬 直樹
77分 佐藤 和弘 → 横谷 繁
84分 ドゥドゥ → 田中 佑昌
90分+1 湯澤 聖人 → 山本 英臣
交代
53分 山内 寛史 → 中島 裕希
61分 ロメロ フランク → 森村 昂太
80分 下坂 晃城 → 富樫 敬真
警告・退場
45分+1 イエローカード 酒井 隆介

監督ハーフタイムコメント

・DFは良い準備をしてしっかりラインコントロールすること。

・守備の時に相手のボールに対してもう一歩アプローチすること。

・攻撃は素晴らしい形が出来ている。あとはしっかり仕留めること。

試合終了後 監督記者会見

まずは、この暑い中8,000人を超えるサポーターが来てくれて、我々の後押しをしてくれて、今日はそのおかげで勝てたようなゲームだと思っています。本当に課題となるセットプレーで先制できた、まずそこは我々にとってみれば力の出る展開だったかなと思います。

 守備のところも裏への対応でしたりとか、クロスへの対応のところも、やはり最初のタイミングでしっかり跳ね返せないと、町田さんの二次攻撃というかセカンドボールを拾う能力のところでしたりとか、波状攻撃というところが出てくると思いますので、それをなるべくならしっかりとファーストディフェンダーがはじいて、セカンドボールをしっかり我々のボールにしていこうと、尚且つそこのプレッシャーの中を開放というか、自分達の広いスペースの方にボールをもっていって、一回落ち着こうと、そういうゲームプランで入りました。

 その中で、前半しっかりとチェンジサイドもある程度出来ていましたし、ワイドのポイントを使いながら浅いディフェンスラインの裏にランニングする、特に今日は前半からウタカ、ドゥドゥ、曽根田という前の3人の選手達が裏への飛び出しというところを凄く鋭くやってくれたので、前半から得点のチャンスというか匂いというのは凄くしていて、良かったかなと思います。

 後半に入ってセットプレーで点が取れて、その後はしっかりとゲームを落ち着かせることと、後はもう1点必ず取りに行くというところ、そういうところはウタカがやはりその後2点取ってくれましたし、その後曽根田のチャンスでしたり、ドゥドゥのチャンスでしたり、前の方の選手達にチャンスがあったので、やはりそこをしっかり決めきれるという流れにもっともっとしていきたいと思っています。

 前節の話になりますけど、水戸戦、アディショナルタイムのところで山本臣が点を取ってくれた。この一撃によって今回のゲームが締まったなという風に思っていますので、そういう一つ一つの繋がりというか、そういうところをしっかり大切にしながら、勝ち点3をしっかり一戦一戦、目の前の勝利を目指して頑張っていきたいです。

Q:前半の立ち上がり、20分過ぎくらいで一つ前を向けてチャンスが出来てから、甲府が余裕をもって戦えるようになってきたように見えましたが、監督からみていかがですか。
A:やはり、最初の10分というのはお互いにゲームを締めるために、裏をとったりとか、我々もリスクを負わないでというところはチームとしてやっていましたので、セカンドボールの取り合いでしたりとか、そういうところでちょっと押される場面もありましたけど、20分過ぎから我々が今回狙っているラインの高いところのサイドのところから飛び出すところですとか、それは今回町田戦に向けて皆が凄く取り組んできたこと、それが前半に出たことで、選手たちも今週取り組んだところ、日数は少なかったですけど、そういうイメージが凄く付いてきていたので、そこからは余裕が出来てきたのかなと感じます。

Q:今日はセットプレーから点が取れました。これは以前から積み上げてきたことで良くなってきたのかなと思いますが、監督からみていかがですか。
A:徐々に良くなってきていると思っています。本当に今日は正直に言いますと、町田さんマンツーマンで来ると思っていましたが、一発目からゾーンでやってきたので、後半ちょっと、前半はマンツーマンの準備をしていたので、後半はゾーンの立ち位置から、じゃあ誰が狙うかというところはもう一回チームで話したところです。それがあたったというか、スタッフ全員でしっかり見極めたところは今回良かったのかなと思います。

Q:J2で200勝ということになりましたが、それについて監督として感想や想いがありますか。
A:本当にメモリアルな試合で、これだけすっきり勝てたという部分は、何かの縁だと思いますし、今シーズン本当に最初から開幕から無敗という記録もありましたし、今回の200勝ということも出来たので、そういうところは大事にしていきたいですし、本当に良かったと思います。


※選手コメントは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合情報詳細』メニュー(有料)からご覧ください。
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試合総評

明治安田生命J2第26節 『 甲府 3-0 町田 』


『 難敵町田を3−0で撃破!小柳移籍後リーグ戦初GとウタカW弾でJ2通算200勝達成! 』
前節の山本選手の劇的AT弾により、勝利の流れを手繰り寄せたかった甲府。確実に勝つと意気込んだ伊藤監督。甲府は3−0でホームでクリーンシートゲームを達成した。

これにより、J2リーグ通算200勝を達成。前半は町田のプレスに苦しみ、シュートを打つ隙をなかなか作れない。特に町田は新加入の平戸選手を中心に果敢な攻めを重ね、スリリングな展開に。ハーフタイムが開けリフレッシュした甲府は、小柳選手の移籍後初ゴール、そしてピーターウタカ選手の2得点と、快勝を手にした。今シーズン前半の町田戦でもゴールを決めているウタカ選手は10得点目をマーク。8000人を超えるサポーターに包まれた勝利の夜空は綺麗に輝いた。

もはやVFKの「ゴールデントライアングル」とでも名付けたいドゥドゥ選手→曽根田選手→ウタカ選手の前線の連携は、今節も素晴らしい連携から美しいゴールを演出した。試合を重ねる毎にますます精度の高まりをみせる内田選手の左足から小柳選手が頭で叩き込んだ先制点。それは甲府にとって本当に久しぶりのセットプレー得点ともなり、蒸し暑さで悶々とする中銀スタジアムの雰囲気を一掃するものとなった。甲府は上昇気流にもう一度乗るために、重要なステップをものにした。
 
◆ ◇ ◆

中3日で行われた3連戦の最後はホーム中銀スタジアムでの第26節町田戦。日中37℃を記録した甲府盆地の熱風もまだ冷めやらぬ18時03分にキックオフとなった。

前節、山本選手が劇的な同点弾で引き分けに持ち込んだその意味を見出すためにも、是が非でも勝ち点3を積み重ねたい一戦。

ワントップにウタカ選手、シャドーにドゥドゥ選手、曽根田選手と前半の連勝時の前3枚が戻り、その前線が連動し町田の4バックをいかに崩すか。またDF陣の小柳選手、小出選手、エデル・リマ選手が町田の2トップをいかに封じ込めるかが見どころとなる試合となった。

<前半>
町田ボールでのキックオフ。
両チームともパワーを持って入ったが、町田が繰り出してきた前線への積極的なプレスと高い位置に敷かれた4バックのDFラインに甲府は押し込まれ、序盤は町田ペースの流れとなった。

前半6分の町田の攻撃。甲府陣内の右サイドで得たセットプレーに、キッカーは8月に鹿島アントラーズから町田に完全移籍で加入した平戸太貴選手。蹴り込まれたクロスはGK河田選手が飛び出せない絶妙な位置に。山内選手がヘッドで合わせようとするが、甲府も両サイドから山内選手を挟み、自由に打たせない。

さらに12分の町田。ペナルティエリアの左隅から放った平戸選手のシュート。これは枠を捉えられなかったが、ボールを収めてからシュートまでのクイックな動きに平戸選手の能力の高さを目の当たりにする。

ここまで町田の守備の前に抑え込まれていた甲府だったが、前半15分を過ぎる頃から町田の4バックの背後をうまく攻略できるようになり、流れを少しずつ引き戻し始める。パスも繋がり始めシュートまで持ち込める流れが出てきた。

前半20分には、左サイドを駆け上がった内田選手がペナルティエリア左に供給したスルーパスにウタカ選手が反応し、相手GK福井選手と1対1に。ウタカ選手は右足を振り抜くものの福井選手の好セーブに阻まれる。

前半35分、甲府の左CK。キッカーの内田選手が供給したクロスは相手選手に弾かれるが、セカンドボールがゴール正面にいた湯澤選手の元にくると、湯澤選手がダイレクトに右足で合わせてシュート。だが惜しくもバーの上。

前半44分には左CKからの流れでペナルティエリア左手前に流れてきたセカンドボールに佐藤和弘選手が右足を振り抜く。枠を捉えた強烈なシュートだったが、相手にブロックされゴールネットを揺らす事はできなかった。

序盤以降、町田の攻撃の芽を摘み、シュートを打って終わる流れがで来てきた甲府だったが、ウタカ選手、ドゥドゥ選手、曽根田選手の連携はみる事ができずスコアレスで前半を折り返した。