ヴァンフォーレ甲府は18日にチームに所属している村上選手がJ3のAC長野パルセイロに期限付き移籍することを発表しました。


◇村上 千歩(むらかみ ゆきと)選手◇
過去記事一覧


村上選手加入内定


契約更新選手発表②〜村上選手&ヘナト アウグスト選手〜







村上選手は熊本県出身2001年5月28日生まれの現在24歳。今シーズン(2025年)は昨シーズンのレギュラーだった飯田選手が水戸に移籍し主戦場が右サイドだった関口選手も長崎に移籍したことで、右ウイングバックのポジションがいつになく手薄になっていました。キャンプでの宮崎選手の右ウイングバック挑戦表明なども話題にも挙がりましたが、ルーキーイヤーでシーズン後半戦を中心に8試合に出場した村上選手が右ウイングバックのレギュラー候補筆頭としてチーム編成が組まれており、本人にとってもプロ2年目ということで飛躍の年にしたいと考えていたはずです。しかしその矢先の1月26日のトレーニング中に右足を負傷。右第5中足骨疲労骨折で全治3ヶ月と診断され戦線離脱を余儀なくされます。その後懸命なリハビリを行い、戦えるコンディションに整えて戦線復帰したのが5月17日の第16節今治戦。後半30分から途中出場しこれが今シーズンの初出場となったわけですが、そこから基本的には佐藤恵選手や宮崎選手が疲れてきた終盤の時間帯に登場するパターンから抜け出せずに起用方法に苦しみます。5月31日の試合を最後に約2ヶ月ほど試合のメンバーから遠ざかった村上選手。先日の第25節山口戦で今シーズン初先発を飾るものの、村上選手はこの夏の期間に自身のもとに届いた移籍話に耳を傾け、多くの出場機会とゴールに近いポジションでプレーしたいという想いを叶えるためにJ3で17位と下位に低迷している長野への期限付き移籍を決断。ヴァンフォーレを離れることになりました。


過去の紹介記事にも書きましたが、村上選手は元々名古屋の下部組織出身で2018年のJユースカップでは得点王となりチームを優勝に導く活躍を残していました。専修大学でも低迷するチームのなかで印象的なプレーを披露し森スカウトの目に止まるなど存在感を発揮。期待のFWとしてその将来をとても楽しみにされていたことは間違いないと思います。自身のプレースタイルでもある豊富な運動量とオフ・ザ・ボールの動き出しなどがサイドのポジションにより合うと評価され、プロ入り後は最初からサイドのポジションに転向し頑張ってきました。しかし本人のなかでは求められるポジションをこなしながらピッチに立ってチームに貢献したいという気持ちと、これまで小さい頃からやってきた自信のある前目のポジションで自分の力を試してみたいという気持ちの狭間でずっと葛藤していたのだと思います。なので日を追うごとに後者の気持ちが自分のなかで強くなっていったんだと思いますね。個人的には開幕前のケガがなかったらまた別の道に羽ばたいていたかもしれないので、少しもったいなかったなと思います。


期限付き移籍した長野では即戦力としてチーム低迷から脱するようなインパクトのある活躍が早急に求められています。長野の基本布陣はヴァンフォーレと同じ3-4-2-1のフォーメーションを採用しており、勝負したいポジションのシャドーには元磐田の藤川選手や元名古屋のターレス選手など粒ぞろいなメンバーが揃っています。決して一筋縄にはいかないポジション争いが待っていると思いますが、そこの争いを勝ち抜いてゴールやアシストを残りの試合で量産する村上選手の姿が見たいですね。そして2024年8月18日から2025年1月31日までの期限付き契約なので、長野で結果を残してさらにたくましく成長を遂げてからまたヴァンフォーレに帰ってきてチームにその力を還元してほしいと思います。自信を持ってプレーするきっかけを長野での試合で掴んできてほしいですね。

半年の契約期間ですが頑張れ村上選手!!