【ヴァンフォーレ甲府2024年リーグ戦戦績~後半戦~】
第20節 いわき(A) △1-1 ウタカ
第21節 愛媛(H) ✕1-2 鳥海
第22節 大分(A) △0-0
第23節 徳島(H) ✕1-3 三平
第24節 長崎(H) △2-2 村上、ウタカ
第25節 群馬(A) ○1-0 内藤
第26節 藤枝(H) ○3-0 アダイウトン、荒木、鳥海
第27節 清水(A) ✕0-3
第28節 栃木(A) ○2-1 佐藤、鳥海
第29節 鹿児島(H) ○1-0 オウンゴール
第31節 横浜FC(A) ✕0-1
第32節 仙台(A) △2-2 三平、中山
第30節 熊本(H) ✕2-4 鳥海、三平
第33節 山形(H) ✕1-2 飯田
第34節 岡山(H) ○3-1 アダイウトン2、飯田
第35節 千葉(A) ✕1-2 アダイウトン
第36節 山口(A) ✕0-2
第37節 秋田(H) ✕1-2 アダイウトン
第38節 水戸(H) ○3-1 アダイウトン、鳥海、マンシャ
※6勝4分け9敗(勝ち点22) 14位
リーグ前半戦を6勝5分け8敗勝ち点23の13位という成績で折り返したヴァンフォーレ。5試合白星がない状況を打開するために篠田監督は負傷者の多いなかで現有戦力で組める最適なシステムとして3-4-2-1の導入を決断し、第18節の藤枝戦から採用。4バックから山本選手を中心とする3バックへの変更をすることで、常にゴール前に3人がおり守備力の向上が見込まれていましたが、後半戦に入っても状況の改善は見られずに白星のない状態が続いていきます。シーズン後半戦に突入し第20節でいわきに引き分けると、愛媛FCにホームで1対2で敗戦。続く大分に力なくスコアレスドローで終えると8試合勝利なし14位という泥沼状態に。この結果を重く見たフロント陣は篠田監督の契約解除を決め、新たに大塚コーチを監督昇格させる決断を下します。
大塚新監督の船出となった第23節の徳島戦。負傷離脱していた三平選手が復帰し若手の中山選手をボランチに据えた布陣で臨んだ試合は先制するものの、後半3失点の逆転負けで初陣は黒星発進に。続く第24節の長崎戦では勝利目前まで迫っていながら後半アディショナルタイムに追いつかれて2対2の引き分け。しかしJ1昇格を狙う強豪クラブに対してあと一歩のところまで追い詰めたことがチームの自信となり、そこから勢いが加速していきます。J2残留のために大型補強した群馬にアウェーで内藤選手のリーグ戦初ゴールで1対0で競り勝つと、第26節藤枝戦では3対0と快勝しアウェーで敗れた前回対戦のリベンジを果たします。次の清水戦ではアダイウトン選手の後半早々の退場もありゲームプランが崩れて0対3で敗れるものの、栃木と鹿児島にはきっちりと白星を収めて連勝を飾り第29節を終えて11位とまだまだJ1昇格プレーオフを目指せる位置に立っていました。
ヴァンフォーレの風向きが再び変わったのは、ACLのノックアウトステージ進出で得たシードでルヴァンカップのプライムラウンドの川崎戦に臨んだ辺りから。もちろんカップ戦の頂点を目指して主力選手の多くを揃えたヴァンフォーレは川崎に善戦し結果的には敗退となりましたが、続くリーグ戦の横浜FCと仙台との試合では常に相手に先手を許し1分け1敗と上位陣に勝ち点で近づく絶好のチャンスを逸してしまいます。そこでチームのモチベーションがプツリと切れてしまったのか、ルヴァンカップ開催のために延期されていた第30節熊本戦では前半だけで4失点を喫するなどチームの歯車が狂い始めます。後半2得点を挙げて意地はみせますが、不甲斐ない試合にホームに集まるサポーターから大きなブーイングが起こるなどこの試合がターニングポイントになったように思いますね。残りは第34節岡山戦や最終節の水戸戦で白星を飾り14位でのフィニッシュとなりましたが、シーズンの終盤戦は黒星が目立つ結果にJ1昇格どころかJ3降格圏が近づくもどかしい結果になったことは否めないと思います。
個人的に感じたシーズン後半戦は、監督交代のブーストを使ってうまくいけばJ1昇格プレーオフ圏内に入れそうな雰囲気を漂わせていながら、それをうまく活かせず勝負弱さが目立ってしまった印象でしたね。第22節大分戦後に篠田監督から大塚監督へと変わり、スタートこそ躓いたものの5試合を4勝1分けで勝ち点13を一気に稼ぐなど指揮官交代の好影響がみられていたヴァンフォーレ。ルヴァンカップ出場によって他のクラブよりも1試合未消化分があり、上位クラブの横浜FCや仙台戦で良い結果を得て未消化分の試合もきっちり勝つことができたら昇格プレーオフに参加できる位置に食い込める可能性も十分にあったと思います。しかしそこの3試合で1分け2敗と勝ち点1しか伸ばせなかったのはかなりの痛手となりましたね。そこで上位を目指すモチベーションが低下してしまい、チームとしての底力が出せない状態になっていったと思います。それと前半戦に続出していた負傷者が後半戦に徐々に戦線復帰しチームに加わってことで確実に戦力アップはできていたのですが、離脱によって一度崩れたチームの連携をシーズン中にもう一度構築し直すのは相当時間がかかるもの。負傷者が続々と戻ってきて嬉しい反面、もう一度チームの連携の関係値を結び直すジレンマに悩まされていた後半戦だったと思います。
今シーズンは総力戦だったために内藤選手や山内選手&監督交代から出番を得た中山選手など、例年に比べて特に若手選手が出場機会を得て成長したシーズンでしたね。そしてアダイウトン選手が13得点を挙げて前評判通りの活躍を残してくれたのは評価できるポイントだと思います。アダイウトン選手は残るか今のところは分かりませんが、若手の成長は確実に来シーズンに繋がることでしょう。不本意な成績に終わったことは残念でしたが、来シーズンは大塚監督のもとで今シーズンの悔しい経験を糧にして安定したチーム作りによるケガ離脱者が少ないシーズンになるように念入りに準備してほしいと思います。
第20節 いわき(A) △1-1 ウタカ
第21節 愛媛(H) ✕1-2 鳥海
第22節 大分(A) △0-0
第23節 徳島(H) ✕1-3 三平
第24節 長崎(H) △2-2 村上、ウタカ
第25節 群馬(A) ○1-0 内藤
第26節 藤枝(H) ○3-0 アダイウトン、荒木、鳥海
第27節 清水(A) ✕0-3
第28節 栃木(A) ○2-1 佐藤、鳥海
第29節 鹿児島(H) ○1-0 オウンゴール
第31節 横浜FC(A) ✕0-1
第32節 仙台(A) △2-2 三平、中山
第30節 熊本(H) ✕2-4 鳥海、三平
第33節 山形(H) ✕1-2 飯田
第34節 岡山(H) ○3-1 アダイウトン2、飯田
第35節 千葉(A) ✕1-2 アダイウトン
第36節 山口(A) ✕0-2
第37節 秋田(H) ✕1-2 アダイウトン
第38節 水戸(H) ○3-1 アダイウトン、鳥海、マンシャ
※6勝4分け9敗(勝ち点22) 14位
リーグ前半戦を6勝5分け8敗勝ち点23の13位という成績で折り返したヴァンフォーレ。5試合白星がない状況を打開するために篠田監督は負傷者の多いなかで現有戦力で組める最適なシステムとして3-4-2-1の導入を決断し、第18節の藤枝戦から採用。4バックから山本選手を中心とする3バックへの変更をすることで、常にゴール前に3人がおり守備力の向上が見込まれていましたが、後半戦に入っても状況の改善は見られずに白星のない状態が続いていきます。シーズン後半戦に突入し第20節でいわきに引き分けると、愛媛FCにホームで1対2で敗戦。続く大分に力なくスコアレスドローで終えると8試合勝利なし14位という泥沼状態に。この結果を重く見たフロント陣は篠田監督の契約解除を決め、新たに大塚コーチを監督昇格させる決断を下します。
大塚新監督の船出となった第23節の徳島戦。負傷離脱していた三平選手が復帰し若手の中山選手をボランチに据えた布陣で臨んだ試合は先制するものの、後半3失点の逆転負けで初陣は黒星発進に。続く第24節の長崎戦では勝利目前まで迫っていながら後半アディショナルタイムに追いつかれて2対2の引き分け。しかしJ1昇格を狙う強豪クラブに対してあと一歩のところまで追い詰めたことがチームの自信となり、そこから勢いが加速していきます。J2残留のために大型補強した群馬にアウェーで内藤選手のリーグ戦初ゴールで1対0で競り勝つと、第26節藤枝戦では3対0と快勝しアウェーで敗れた前回対戦のリベンジを果たします。次の清水戦ではアダイウトン選手の後半早々の退場もありゲームプランが崩れて0対3で敗れるものの、栃木と鹿児島にはきっちりと白星を収めて連勝を飾り第29節を終えて11位とまだまだJ1昇格プレーオフを目指せる位置に立っていました。
ヴァンフォーレの風向きが再び変わったのは、ACLのノックアウトステージ進出で得たシードでルヴァンカップのプライムラウンドの川崎戦に臨んだ辺りから。もちろんカップ戦の頂点を目指して主力選手の多くを揃えたヴァンフォーレは川崎に善戦し結果的には敗退となりましたが、続くリーグ戦の横浜FCと仙台との試合では常に相手に先手を許し1分け1敗と上位陣に勝ち点で近づく絶好のチャンスを逸してしまいます。そこでチームのモチベーションがプツリと切れてしまったのか、ルヴァンカップ開催のために延期されていた第30節熊本戦では前半だけで4失点を喫するなどチームの歯車が狂い始めます。後半2得点を挙げて意地はみせますが、不甲斐ない試合にホームに集まるサポーターから大きなブーイングが起こるなどこの試合がターニングポイントになったように思いますね。残りは第34節岡山戦や最終節の水戸戦で白星を飾り14位でのフィニッシュとなりましたが、シーズンの終盤戦は黒星が目立つ結果にJ1昇格どころかJ3降格圏が近づくもどかしい結果になったことは否めないと思います。
個人的に感じたシーズン後半戦は、監督交代のブーストを使ってうまくいけばJ1昇格プレーオフ圏内に入れそうな雰囲気を漂わせていながら、それをうまく活かせず勝負弱さが目立ってしまった印象でしたね。第22節大分戦後に篠田監督から大塚監督へと変わり、スタートこそ躓いたものの5試合を4勝1分けで勝ち点13を一気に稼ぐなど指揮官交代の好影響がみられていたヴァンフォーレ。ルヴァンカップ出場によって他のクラブよりも1試合未消化分があり、上位クラブの横浜FCや仙台戦で良い結果を得て未消化分の試合もきっちり勝つことができたら昇格プレーオフに参加できる位置に食い込める可能性も十分にあったと思います。しかしそこの3試合で1分け2敗と勝ち点1しか伸ばせなかったのはかなりの痛手となりましたね。そこで上位を目指すモチベーションが低下してしまい、チームとしての底力が出せない状態になっていったと思います。それと前半戦に続出していた負傷者が後半戦に徐々に戦線復帰しチームに加わってことで確実に戦力アップはできていたのですが、離脱によって一度崩れたチームの連携をシーズン中にもう一度構築し直すのは相当時間がかかるもの。負傷者が続々と戻ってきて嬉しい反面、もう一度チームの連携の関係値を結び直すジレンマに悩まされていた後半戦だったと思います。
今シーズンは総力戦だったために内藤選手や山内選手&監督交代から出番を得た中山選手など、例年に比べて特に若手選手が出場機会を得て成長したシーズンでしたね。そしてアダイウトン選手が13得点を挙げて前評判通りの活躍を残してくれたのは評価できるポイントだと思います。アダイウトン選手は残るか今のところは分かりませんが、若手の成長は確実に来シーズンに繋がることでしょう。不本意な成績に終わったことは残念でしたが、来シーズンは大塚監督のもとで今シーズンの悔しい経験を糧にして安定したチーム作りによるケガ離脱者が少ないシーズンになるように念入りに準備してほしいと思います。