ヴァンフォーレ甲府はJ1鹿島アントラーズに所属しているMF中村選手の期限付き移籍でのチーム加入を発表しました。


◇中村 亮太朗(なかむら りょうたろう)選手◇

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中村選手は新潟県出身1997年生まれの現在24歳。新潟明訓高校から中央大学へと進学し2020年にヴァンフォーレに加入。加入初年度の開幕戦はベンチで出番はなかったものの、コロナ禍の影響でリーグが中断となり、再開後過密日程になったなかで他の若手選手とともに出場数が飛躍的にアップ。類いまれなるパスセンスと新人らしからぬ落ち着きで主にボランチの位置で最終ラインと中盤を繋ぐ橋渡し的な存在としてゲームメークしストロングポイントをみせていきます。ルーキーイヤーは26試合に出場し3得点2アシストの活躍をみせると、2年目となった今シーズンは開幕スタメンを獲得。左からのクロスボールをゴールエリア中央付近でトラップし、相手選手に囲まれるものの巧みな足技でかわして素早く右足を振り抜きます。この開幕戦でのゴールをきっかけにして波に乗りしばらくはスタメン出場が続きますが、6月あたりから途中出場でチームが攻撃的に行きたいタイミングでの起用が多くなります。夏場が過ぎて秋口になると野津田&山田選手のボランチコンビが確立されてきたことと、泉澤選手が離脱し前線の選手層が薄くなってくると、中村選手はその攻撃センスを買われてシャドーのポジションで試合に出ることが増えていきます。第34節金沢戦で先制点を奪うと、シーズン終盤の第41節山口戦でも試合を決めるミドルシュートを突き刺すなど高い攻撃力を発揮。前年を上回る33試合に出場し4得点1アシストを記録しました。

個人的な中村選手の印象は、常に良いポジショニングを取っているイメージがあります。際立ったスピードやキック力はみられませんが、後方からのパス回しでボランチにいる中村選手が相手選手からプレッシャーがかからないところにスムーズに移動してボールを受けたり、チームの攻勢時には積極的に仕掛けていく1トップやシャドーの選手と少し距離を取って待ち構え、こぼれ球を回収して二次攻撃へと繋げていくなど、ボランチに大切な基本動作が若くして備わっている感じがします。また視野を広くプレーしており、次にどのエリアにボールを動かせば効果的なのかを認識して意図的にパスを送る展開力も持っています。もちろんここぞの場面で上がっていき決定機に絡むタイミングも素晴らしく、高いレベルのチャンスメーカーだと思います。

今回J1鹿島への移籍が決定したことで中村選手の才能がトップリーグの強豪クラブで知れ渡ることになります。日々の練習から高いレベルでこなし、ポジション争いもこれまでと比べものにならないくらいのし烈さがあると思いますが、その環境で揉まれることで中村選手自身のプレーレベルも格段に上がっていくと思います。ヴァンフォーレから育っていった歴代の選手たちを例に挙げても、伊東選手や佐々木選手&稲垣選手など強豪クラブで苦しみながらポジションを獲得しその後大成する選手が多いので、中村選手もそれに続いていけるようにヴァンフォーレでの経験を活かしてアグレッシブに頑張ってほしいですね。鹿島でレギュラーを掴みゆくゆくは代表の舞台でも活躍できることを願っています。チームを離れてもこれからも中村選手のことを応援していきますよ!(2021年12月29日過去記事)


…鹿島に加入した2022年。中村選手はボランチでディエゴ・ピトゥカ選手や三竿選手らとレベルの高いポジション争いを繰り広げます。シーズン序盤戦こそ途中から出場のチャンスを得るものの、ヴァイラー監督が退任し岩政コーチが指揮官に昇格するなどシーズンが進むにつれて陣容が固まってくると中村選手は試合のメンバーから外れることが多くなります。結局移籍初年度は先発出場2試合のみ、得点もアシストも記録できないまま12試合出場に留まります。岩政監督体制2年目の今シーズンは中村選手にとって勝負の年でしたが、その境遇は1年目とあまり変わらず。3月から4月の3試合に途中出場(計50分間)とほとんどアピールできずに最近ではベンチ外が続いていました。今の状態では岩政監督の信頼を掴めずに今後も鹿島で出場機会が増える見込みがないと判断した中村選手は、試合経験を積むために他クラブへのレンタル移籍を模索。土肥選手が退団しボランチの選手層が薄くなったヴァンフォーレが彼の獲得を目指して交渉を続け、今シーズン限りの期限付きでチーム加入が決定しました。

中村選手は現在25歳。鹿島で良質な練習やレベルの高いポジション争いで揉まれた1年半の経験は、中村選手本人にとって厳しいながらも非常に有意義な時間を過ごせたと思います。若いうちに高いレベルに挑戦することで自身の現在の実力もある程度は測れたと思うので、今度は環境を変えてその積み上げた経験値をピッチ上で発揮すべき時がやって来たと思います。ヴァンフォーレには当時から在籍している仲間たちがいます。彼らの特徴やチームメートから見て中村選手の特徴がある程度分かっていると思うので、お互いに連携力を高めてもらって流動的なプレーができるように努力してほしいですね。現実的なポジション争いで言うと、中村選手はやはりボランチの位置で競うことになりそう。現在の林田選手&品田選手の先発組&佐藤選手や松本凪選手に割って入り、自身の特長でもあるパスセンスやタイミングの良い動き出しなどの攻撃性をみせられるかは注目ポイントの一つ。また彼はヴァンフォーレ時代はシャドーのポジションもこなすユーティリティ性を備え、その攻撃性を前目のポジションでも活かすことができていました。試合の状況に応じて中盤のどのエリアでもゲームメークできる柔軟性があるのは素晴らしいと思います。今からとても楽しみになってきました。

まずは中村選手お帰りなさい。鹿島時代には叶わなかった試合に数多く出場することで自身のレベルアップをさらに図ること、また現在苦しんでいるヴァンフォーレの救世主となれるように頑張ってほしいですね。ACLでの快進撃やJ1昇格に貢献してくれることを願っていますよ。







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