8月9日にホームで行われた2021年明治安田生命J2リーグ第24節ジュビロ磐田戦ですが、試合結果は2対2の引き分けに終わりました。ヴァンフォーレの得点は後半に挙げた泉澤選手とメンデス選手のゴールでした。
◇良かった点◇
この試合良かった点の一つ目は河田選手の完全復活。河田選手はこれまで正GKとしてヴァンフォーレのゴールマウスを守ってきたベテラン選手ですが、昨シーズンの岡西選手の台頭などにより近年は出場機会を得られない日々が多くなってきていました。今シーズンも第6節長崎戦には先発フル出場するものの、開幕戦から第19節まで岡西選手が守護神の座を掴み、河田選手はサブとしてベンチで出番を待つことになります。チャンスが訪れたのは第20節の群馬戦。そこで先発メンバーに抜擢されてチームの勝利に導く活躍を残すと、そこからはスタメンの座をがっちり守り4連勝に貢献。約3週間の中断期間明けの今回も河田選手が先発GKを務めました。その河田選手は序盤の時間帯から抜群の存在感を発揮し、ルキアン選手の至近距離からのシュートを驚異的な反応でセーブ。ほぼ決まりかけていた展開のシュートを防ぐ気迫をみせて他の守備陣を盛り上げます。この試合チームは2失点を喫しますが、相手の攻撃が素晴らしく河田選手はノーチャンスでした。他の時間帯でも安定したセーブをみせましたが、序盤の時間帯でいきなり失点していたら完全に磐田に試合のペースを握られたと思うので、河田選手の好セーブは試合展開に影響を与えるような活躍でしたね。
良かった点2つ目はメンデス選手の存在感。今回相手の攻撃の中心選手であるルキアン選手に徹底マークにつき、磐田の得点源を封じるチームの戦略のキーマンとなっていました。試合終盤まで1対1で対峙し何度か振り切られて突破を許す場面もありましたが、大半の場面ではルキアン選手に最後まで仕事をさせずに終わりました。その他の場面でも飛んでくるロングフィードやクロスボールを率先して競り合いに行って力強く跳ね返していたので、完全にヴァンフォーレゴール前の門番になっていましたね。しかしメンデス選手のすごいところはそこだけではありません。守備面もさることながら攻撃面でもその存在感を存分に示しており、セットプレーの攻撃時には相手ゴール前に立ってロングフィードのターゲットに。後半アディショナルタイムには長谷川選手のCKをヘディングでドンピシャで合わせて価千金の同点ゴールを磐田ゴールに叩き込みます。今シーズンメンデス選手はチーム2位の5得点を記録。10得点を挙げている泉澤選手に続くヴァンフォーレの得点源となっており、高さという武器を土壇場で活かせましたね。今や欠かせないチームの核となっています。
◇気になった点◇
この試合で個人的に気になった点はウィリアン・リラ選手の活かし方。リラ選手は先発出場で後半27分までプレーし、体を使ったポストプレーでチームがポゼッションをしていくなかでスムーズにパスをまわすための前線の起点になっています。組織的にゲームメークしていくなかではとても重要なピースとなるのですが、チームが攻め込みアタッキングサードに侵入できたときには最前線にいるリラ選手は相手守備陣に囲まれている状態で味方がパスを出したくても出せないシーンが多々みられています。直接現地で観たこの磐田戦でも中央に出せずにサイドにボールを振るか仕掛けを一旦ストップしバックパスで攻撃を仕切り直す場面が数多くありました。やはり下がってパスを呼び込むことや一瞬の速さでマークを外す動きが物足りないので、チャンス時に存在感を示せない場面が続いています。欲を言えば相手DFラインの裏へ抜け出すスピードもみせてほしいのですが、それができなくてもチームがリラ選手に向けて縦パスを出し、キープしたあとに泉澤選手や鳥海選手が彼に近づいてボールを受けてスピードに乗ってGKと1対1のシーンになる連係プレーをもっとみせてほしいですね。バイタルエリアでパスをまわすことはできているので、もっと信じてリラ選手に縦パスをぶつけていくくらいの思い切りの良さを増やしていけたらより決定機は作れると思います。リラ選手もクロスボールから競り勝ってヘディングでシュートを打つ機会が少ないので、ゴールに向かってなんとしても飛び込んで合わせていくんだという強い気持ちと貪欲さをピッチ上でもっとみせてほしいですね。
…この引き分けにより今シーズンのヴァンフォーレの成績は、12勝8分け4敗の勝ち点44となり順位は1つ下げて6位に後退。ヴァンフォーレと昇格圏内の2位磐田との勝ち点差は前節と変わらず ‘5’ なので、山形がクラブ新記録の7連勝を達成して順位を5位に急浮上させていますが、焦ることなくこの6試合負けなしの状態をさらに更新すべく頑張ってほしいですね。そして徐々に上位との勝ち点差を縮めていきましょう!
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsジュビロ磐田 明治安田生命J2リーグ 第24節 2021/8/9

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◇良かった点◇
この試合良かった点の一つ目は河田選手の完全復活。河田選手はこれまで正GKとしてヴァンフォーレのゴールマウスを守ってきたベテラン選手ですが、昨シーズンの岡西選手の台頭などにより近年は出場機会を得られない日々が多くなってきていました。今シーズンも第6節長崎戦には先発フル出場するものの、開幕戦から第19節まで岡西選手が守護神の座を掴み、河田選手はサブとしてベンチで出番を待つことになります。チャンスが訪れたのは第20節の群馬戦。そこで先発メンバーに抜擢されてチームの勝利に導く活躍を残すと、そこからはスタメンの座をがっちり守り4連勝に貢献。約3週間の中断期間明けの今回も河田選手が先発GKを務めました。その河田選手は序盤の時間帯から抜群の存在感を発揮し、ルキアン選手の至近距離からのシュートを驚異的な反応でセーブ。ほぼ決まりかけていた展開のシュートを防ぐ気迫をみせて他の守備陣を盛り上げます。この試合チームは2失点を喫しますが、相手の攻撃が素晴らしく河田選手はノーチャンスでした。他の時間帯でも安定したセーブをみせましたが、序盤の時間帯でいきなり失点していたら完全に磐田に試合のペースを握られたと思うので、河田選手の好セーブは試合展開に影響を与えるような活躍でしたね。
良かった点2つ目はメンデス選手の存在感。今回相手の攻撃の中心選手であるルキアン選手に徹底マークにつき、磐田の得点源を封じるチームの戦略のキーマンとなっていました。試合終盤まで1対1で対峙し何度か振り切られて突破を許す場面もありましたが、大半の場面ではルキアン選手に最後まで仕事をさせずに終わりました。その他の場面でも飛んでくるロングフィードやクロスボールを率先して競り合いに行って力強く跳ね返していたので、完全にヴァンフォーレゴール前の門番になっていましたね。しかしメンデス選手のすごいところはそこだけではありません。守備面もさることながら攻撃面でもその存在感を存分に示しており、セットプレーの攻撃時には相手ゴール前に立ってロングフィードのターゲットに。後半アディショナルタイムには長谷川選手のCKをヘディングでドンピシャで合わせて価千金の同点ゴールを磐田ゴールに叩き込みます。今シーズンメンデス選手はチーム2位の5得点を記録。10得点を挙げている泉澤選手に続くヴァンフォーレの得点源となっており、高さという武器を土壇場で活かせましたね。今や欠かせないチームの核となっています。
◇気になった点◇
この試合で個人的に気になった点はウィリアン・リラ選手の活かし方。リラ選手は先発出場で後半27分までプレーし、体を使ったポストプレーでチームがポゼッションをしていくなかでスムーズにパスをまわすための前線の起点になっています。組織的にゲームメークしていくなかではとても重要なピースとなるのですが、チームが攻め込みアタッキングサードに侵入できたときには最前線にいるリラ選手は相手守備陣に囲まれている状態で味方がパスを出したくても出せないシーンが多々みられています。直接現地で観たこの磐田戦でも中央に出せずにサイドにボールを振るか仕掛けを一旦ストップしバックパスで攻撃を仕切り直す場面が数多くありました。やはり下がってパスを呼び込むことや一瞬の速さでマークを外す動きが物足りないので、チャンス時に存在感を示せない場面が続いています。欲を言えば相手DFラインの裏へ抜け出すスピードもみせてほしいのですが、それができなくてもチームがリラ選手に向けて縦パスを出し、キープしたあとに泉澤選手や鳥海選手が彼に近づいてボールを受けてスピードに乗ってGKと1対1のシーンになる連係プレーをもっとみせてほしいですね。バイタルエリアでパスをまわすことはできているので、もっと信じてリラ選手に縦パスをぶつけていくくらいの思い切りの良さを増やしていけたらより決定機は作れると思います。リラ選手もクロスボールから競り勝ってヘディングでシュートを打つ機会が少ないので、ゴールに向かってなんとしても飛び込んで合わせていくんだという強い気持ちと貪欲さをピッチ上でもっとみせてほしいですね。
…この引き分けにより今シーズンのヴァンフォーレの成績は、12勝8分け4敗の勝ち点44となり順位は1つ下げて6位に後退。ヴァンフォーレと昇格圏内の2位磐田との勝ち点差は前節と変わらず ‘5’ なので、山形がクラブ新記録の7連勝を達成して順位を5位に急浮上させていますが、焦ることなくこの6試合負けなしの状態をさらに更新すべく頑張ってほしいですね。そして徐々に上位との勝ち点差を縮めていきましょう!
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsジュビロ磐田 明治安田生命J2リーグ 第24節 2021/8/9
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