4日にホーム中銀スタジアムで行われたJ1リーグ1stステージ第10節柏レイソル戦ですが、試合結果は0対2でヴァンフォーレは敗れてしまいました。


リーグ戦4連勝中&ナビスコカップも含めた公式戦6連勝中の絶好調な柏相手に、ヴァンフォーレはこれまで通りしっかりと守備ブロックを形成し守備重視のスタイルで待ち構えます。試合全体の守備の出来は2失点しましたがそれほど悪いものではなかったと個人的には思います。それは守備時には両ウイングバックが下がった5バックと4人の中盤でスペースを作らないディフェンスを披露。好調柏攻撃陣もその守備の固さに相当苦労していたように思います。河本選手を筆頭にクリスティアーノ選手も含めて前線から精力的なチェイシングを敢行。この2人は中盤のパス回しにも関与しヴァンフォーレの攻撃のリズムを作り出していました。運動量豊富にピッチを動き回りチームを活性化させていた2人でしたが、守備にプレーの比重を傾き過ぎていたためにいざ攻撃を仕掛ける立場になったときに1テンポ遅れる機会もあり、また試合の終盤の時間帯はスタミナを消費して動きのキレが鈍くなるシーンもみられました。あとクリスティアーノ選手を経由する攻撃パターンも相手に読まれていて、鎌田選手を中心に複数のディフェンスで彼を抑え込む連携ができあがっていました。パスが回せたためにヴァンフォーレがボールを保持する時間が長かったという印象を受けますが、シュートまでもっていくための仕掛けの部分、アタッキングサードでの仕掛けを柏は最大級の警戒をしていて、チャンスらしいシーンを作れなかったのがヴァンフォーレにとって痛かったですね。

柏は球際の競り合いには絶対に負けないという強い気持ちがプレーにも表れていて、セカンドボールやこぼれ球への反応など際立った動きをみせていました。特にディエゴ・オリヴェイラ選手は状況的に不利な体勢でも体を相手にぶつけて少々強引でもマイボールにするボディコンタクトの強さを大いに発揮していました。ヴァンフォーレはこれまでのように組織的なディフェンスは披露していたものの、その柏の球際の強さやマイボールにするんだという気持ちの強さに押されて展開的に後手後手に回ってしまいましたね。柏は攻守において積極的にプレーできているので、現在好調な理由もなんとなく分かった気がします。

試合内容的に完敗と言うべきゲームでしたが、一つ気になったのは佐久間監督の采配面。まずは先発で使った津田選手のウイングバック起用。CBで出場した松橋選手とともに柏の伊東選手を中心としたサイドアタックを警戒していた意図は分かりますが、パスは捌けますが攻撃時に自身で仕掛けていくことができない選手はウイングバックのポジションは不向きだと思います。柏は守備時右サイドの津田選手のケアはほとんどの場面で行っておらず、その分のマークをクリスティアーノ選手対策に充てていました。攻撃回数は少なくても良いのですが、やはり攻撃時の武器となる‘怖さ’がないと相手の対応も楽になり単調な試合運びになってしまいます。福田選手のシャドー起用も同じですが、ほとんどの攻撃機会に絡めず前半のみでの交代となりました。負傷者続出の厳しいチーム事情は分かりますが、それでも適材適所の選手起用ができたのではないかと個人的には思います。3試合連続で3人の交代枠を余らせる選手起用も首を傾げざるを得ません。

チュカ選手が家庭の事情により一時帰国することが発表され、さらに選手起用に悩む日々が続くことになります。負傷者続出の中でチームのクオリティを保つことが佐久間監督のこれからの任務となりますが、まずは失点をしないという気持ちを第一に持ち、あからさまに引き分け狙いでも良いので守備重視のスタイルを90分間保って戦ってほしいですね。そして均衡し張り詰めた試合展開の中でチャンスがあれば果敢にゴールを狙っていくべきです。特にセットプレーの場面では集中力を研ぎ澄ませてプレーの精度を高めてほしいですね。


ゴールデンウィークの連戦が続き、ベテラン選手の多いヴァンフォーレは戦線離脱者とともに疲労面も心配されます。なんとかこの厳しい状態を乗り切って頑張ってほしいと思います。苦しいチームをサポーターが応援で力強く後押ししていきましょう!



【ハイライト】ヴァンフォーレ甲府×柏レイソル「2016 J1リーグ 1st 第10節」





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