今年もアイドル楽曲大賞2023に投票した。
■メジャー楽曲部門
3.0 Summer Glitter / 私立恵比寿中学
3.0 Another World / 玉井詩織
2.0 虜 / ExWHYZ
1.0 リボン / SUPER☆GiRLS
1.0 夏の魔法 / Lucky2
次点 天使が通る / ブルーベリーソーダ
■インディーズ楽曲部門
3.0 LATE SHOW / 文坂なの
3.0 風、流るる / ハルカスミ
1.5 惑星ユーフォリア / 九州女子翼
1.5 マタキミニアエル大爆発 / われらがプワプワプーワプワ
1.0 サマールーティーン / 透明写真
次点 UNI / 脇田もなり
■アルバム部門
3.0 春束 / ハルカスミ
1.5 UNIVERSE / 九州女子翼
1.5 Perfect Sense / Negicco
次点 UNI / 脇田もなり
■推し箱部門
透明写真
上期分の楽曲大賞は「アイドル楽曲大賞2023(上半期)を選んでみた」のブログで書いたので、下半期で良かった楽曲をまとめた。
◆2023年(下半期)インディーズアイドル楽曲編
風、流るる / ハルカスミ
2023年春に結成された4人組アイドルユニット「ハルカスミ」。
そのデビューミニアルバムに収録されているのがこの「風、流るる」。
エレギがギュイギュイ鳴るロックアレンジな楽曲なのだが、ふわりとした歌詞の世界感なのかフラットなボーカルのせいなのか、曲全体がなぜか透明感をまとっていて、聴き終わった後に爽快感を味わえる摩訶不思議な一曲。
「たまゆら揺れる蜃気楼」とか「流るる風に舞って」など、歌詞の中に一般的な口語では使わない表現が散りばめられていて、それもちょっとしたアクセントになっている。
発売後、気にはなっていたのだが、ライブハウスで聴いたらめっちゃテンションあがって「あーやっぱりこれ俺の好きなやつだわ~」となったやつ。
2023年8月から始まった5ヶ月連続リリースの楽曲もよき。一押しは第2弾リリースのyumeochi。アレンジが好み。決して派手さはないが、またもう一回と聴きたくなるスルメ曲。
ハルカスミ、今後も期待できる。
惑星ユーフォリア / 九州女子翼
福岡県を拠点に活動するアイドル「九州女子翼」さんももう結成から6年目に突入。アイドルユニットとして十分な経験を積み、アイドルとして脂ののった女子翼さんが2023年8月に4thアルバム「UNIVERSE」をリリース。その出来栄えが素晴らしい。
宇宙をテーマにした統一感のある世界感。筑田浩志氏が織りなすディスコサウンド。
その中でも群を抜いてお気に入りは、やはりこの「惑星ユーフォリア」。
聴き終わってもまたリピートして聴きたくなるこの中毒性はなんなんでしょう。
ユーフォリア=「過度な幸福感、陶酔感」の意らしいが、まさに聴くたびに幸せな没入感に浸れる一曲。
UNI / 脇田もなり
3rdアルバム「RIGHT HERE」から4年ぶりにリリースされたアルバム「UNI」。
いや~長かったな~(笑)。
3rdアルバム収録のDorian氏作曲の「エスパドリーユでつかまえて」が大好きすぎたので、はやく次の曲来ないかな~と思っていたのだが、ようやく来たー!
なんとアルバム全曲をDorian氏がプロデュースするということで大いに期待していたが、この「UNI」がまさに期待通りの一曲。都会的なグルーヴ感が最高過ぎる。
もなりさんの魅力は、なんといっても真似のできない唯一無二の声質。この「UNI」でのもなりさんの高音も好きすぎる。
そして、そして...本当はこの曲をアイドル楽曲大賞に投票したかったのだが、アルバム「UNI」が投票ノミネートリストから漏れている....という大失態。いつもはノミネートリスト確認してメール依頼していたんだが、今回に限って見落としてた。いや~確認した気がしたんだけどな~。ガックシ。
サマールーティーン / 透明写真
※サマールーティーンは16分40秒頃から。
ここ最近の推しの透明写真さん。
USAGI DISCO氏の作る楽曲には外れがないので安心して聴ける。
元まなみのりさのメンバーと共に始めたunSeaと並行しつつ、透明写真としての活動も精力的にこなしているが、今年リリースした楽曲としてはこの「サマールーティーン」と「Blue Hawaii」の2曲のみ。(ソロ曲とかもあったけど)
もうちょっと新曲、聴きたかったかな~。
Hameln / トナリア
2023年8月にデビューしたばかりの出来立てほやほやのアイドルユニット。
にもかかわらず、9月のSpotify公式プレイリスト「アイドルポップ:ジャパン」のカバーにも取り上げられるというラッキーすぎるアイドルさん。
それにしてもこの「Hameln」はなんなんでしょね~。表現しづらい。
イントロ、Aメロ、Bメロ、サビと、なんか曲調に統一感ないんですよ。寿司とカレーとラーメンがセットになっているみたいな(全然褒めてないよな)。
けどめっちゃ気になるんすよ。耳から離れないんすよ。またもう一回聴きたくなるんすよ。
歌詞も訳わかんないんすよ。そもそもHamelnってなんすか。ハーメルンの笛吹き男っすか。いや関係ないっすよね。
???ばかりの曲なんだが間違いなく良曲。
惑星 / WT☆Egret
兵庫県姫路市を拠点に活動するローカルアイドルユニット「WT☆Egret」。
2年前に発売された1stアルバム「強くて消えそうな不器用な旋律」から始まり、ここ数年一貫して作詞・作曲をてがけているynz氏の楽曲。
ynz氏の楽曲はエモみとキャッチーさがあっていいよね。期間をあけずに、精力的に楽曲を提供し続けてくれるのも嬉しい。
難しい曲ながらも歌いこなすメンバーの歌唱力にも拍手。
ル・ルーラは愛の言葉 / Negicco
オリジナルメンバーのまま今年でとうとう20周年を迎えたNegiccoさん。
3人ともに結婚して子供できたのに3人一緒にアイドルを続けるという異次元に突入。
LINE CUBE SHIBUYAをぱんぱんに埋めた20周年記念ライブに自分も参加したが、いつまでも変わらない多幸感を提供してくれる貴重なアイドルさん。
そしていつまでも変わらないのが音楽プロデューサーのconnieさん。
7月にリリースされたアルバム「Perfect Sense」で一番好きな曲はこの「ル・ルーラは愛の言葉」。
サビで「ル・ルーラ」を連呼するという斬新な感性はconnieさんにしか生み出せないマジック。さすがconnieさんっす。
Carmine泥んで / NUANCE
アイドルらしからぬ楽曲で独自の道を歩んでいる横浜発アイドルユニットNUANCE。
ここ最近メンバーの移ろいが激しかったが、今年8月に新メンバー城戸海月さんを迎えて盤石の体制になった気がする。
「Carmine泥んで」はHauptharmonie、WEAR、HULLABALOOのプロデュースを担当していたO-antが作詞作曲。
NUACNCEの音楽プロデューサーを務める佐藤嘉風氏の作る楽曲とはやや趣が異なるものの、横浜の歴史ある雰囲気やオシャレなイメージを感じさせる良曲。
サマーロマンス計画 / CHiLi GiRL
三味線奏者「川嶋志乃舞」ことCHiLi GiRLが夏全開のダンスチューンをリリース。
作編曲はフィロソフィーのダンスへの楽曲提供でおなじみの宮野弦士。
いつもながら最高っす。「三味線=冬の青森」のイメージに「サンバ=ブラジル」のイメージがミックスして、正直、気持ちの整理がつかないが(笑)、軽快なリズムに心躍る一曲。
OTOTOY企画の「CHiLi GiRL(川嶋志乃舞) × 宮野弦士 「サマーロマンス計画」リリース記念対談」を読んでからあらめてこの楽曲を聴くと、また違った気分になるのでお勧め。
ターミナル / RYUTist
RYUTist4人体制、最後の楽曲。作編曲は北川勝利・沖井礼二という最強コンビ。
同じ北川勝利・沖井礼二コンビによる「黄昏のダイアリー」も素晴らしかったが、このターミナルも、イントロを聴いて「沖井節だ~」とすぐにわかる名曲。
リーダー佐藤乃々子の卒業にあたって、「ここで終わり」ではなくて「目的地の異なる分岐点なんだよ」というストレートな気持ちが歌われていてウルッとくる。
stargazing feat. Minami Yamazoe / FAREWELL, MY L.u.v
今年1月に金津姉妹がフェアラブの活動を終了。このまま自然消滅か...と思っていたのだが、まさかの元メンバー山添みなみさんがfeaturingとして復帰。
艶やかなボーカルいいですね~。
フェアラブの素敵な楽曲は細々とでもよいので歌い継がれてほしいぞと。
隧道建設株式会社 / 東京妄想地図
まあ、いわゆるネタ曲なんですよ。
Aメロが「杭打ち 掘削 構築」で始まる楽曲とかありえんし。
「ISO 3000000」とか「ゼロ災、ゼロ災」を連呼するとか「経団連に入れて」とかツッコミどころばかりの歌詞も満載。
ただ一度メロディーと歌詞を聴いてしまうと、またもう一回聴きたくなる中毒性がやばい。昭和風MVもツボにはまって、観るのを止められなくなる。
こういうのを真面目に作る大人が好き。
そして地味に土木用語が勉強できたりする。NATM工法、初めて知った。
最終未来少女 / 最終未来少女
これは初めて呟くんだけど、もう解散してしまったアイドルグループ「クロスノエシス」に所属していたSODAさんが、めっちゃ顔がタイプだったんだよね。
で、クロスノエシス脱退後もしばらくX(旧ツイッター)をフォローしていて、影ながら自撮り画像を見てニヨニヨしていたんだけど、途中でフォロー外してしまっていた。
で、今年になって、最終未来少女とかいうアイドルユニットが、めっちゃお金のかかったMVを公開したのを知ったんだけど、メンバー見てみたら、SODAちゃんこと小野緑さんやんと。
で、あっという間に100万回再生を超えてしまって超おどろき。
こういうことってあるんだね。
そして相方の藤咲凪さんがシングルマザーであることを告白するという情報量の多さ。ここからが大変そうだけど頑張ってほしいぞと。
あれっ、楽曲に対するコメントしてないや。
恋するカヌレ / OS☆U
OS☆Uリーダー夏川愛実推しの自分としては、やはりこの楽曲も紹介せねばならない。K-POPっぽくもありJ-POPっぽくもある可愛らしい楽曲。
つい最近、夏川愛実さんが卒業を発表してちょっと悲しみだけど、まあやり切った感あるよね。すばらしいリーダーでした。
ちなみにこの楽曲で卒業となったセンター香田メイちゃんがMVのメインになるかと思いきや、実の妹の香田リンちゃんがメインに据えられていて驚き。
香田姉妹はどちらもいい子なので、姉から妹へのスムーズな引継ぎは嬉しい。
そして今年加入の蒼井湊ちゃんもカワイイ。
ここ最近名古屋出張がないのが寂しい。名古屋でライブ見たいな~。
butterfly / I to U $CREAMing!!
これメッチャ好きだな~と思って調べてみたら、WT☆Egret楽曲でおなじみのynz氏の作曲。俺の好みのツボを押してくるよな~。さすが。
アユスクの2人の声も可愛らしくて、伸びやかな歌声に気持ちもハッピー。
そして有未りんさんカワイイ。
なんか自分は名前が「りん」の子に惹かれる性癖があるらしい。なぜ?
Pa la la / きゅ~くる
元SUPER☆GiRLSの金澤有希さんがプロデュースするアイドルグループ「きゅ~くる」。8月にリリースされた可愛らしいサマーソング。
これぞアイドル楽曲という進行にキュートなボーカル。
耳に残る「ぱーららぱーらら」というフレーズが可愛らしい。
DreamerZ / INSPIRE
今年の7月に結成された5人組ガールズグループ。
ファッションやスタイルはK-POP風でありながら、ファンキーな楽曲が新鮮。
2020年代風Especiaみたいな感じでイイネ。
本格的なダンスに高い歌唱力。似たようなアイドルさんが多い中で、これからどれだけ差別化できるか。期待したい。
◆2023年(上半期)で取り上げもれてた楽曲編
本当は「アイドル楽曲大賞2023(上半期)を選んでみた」に入れるべきだったんだけど、後から「これやっぱいいじゃん」と気づいた楽曲を取り上げてみる。
Starry Rain (feat. HALLCA) / 宮野弦士
さまざまなアイドル楽曲を提供してきた宮野氏が、ソロプロジェクトとして2nd EP「Behind The Nightscape」を5月にリリース。この出来栄えが素晴らしい。
HALLCAこと冨永悠香さんをゲストボーカルに迎えたStarry Rainは2曲目に収録。
スペーシーで奥行き感のあるアレンジが素敵すぎる。
それにしても、Starry Rain。星のような雨って、メルヘン過ぎないですか?
目を閉じたまま曲を聴くと、まるで宇宙空間に放り出されたような不思議な浮遊感を感じるのだ。
冨永さんの透明感のある伸びやかな声も心地よい。眠りにつく前に聴きたい一曲。
アトモスフィアに命題を (feat. 綾瀬志希) / 宮野弦士
同じ「Behind The Nightscape」の6曲目に収録されているのが、この「アトモスフィアに命題を」。
この曲はもともと宮野氏がボーカロイド向けソフト「VoiSona」のデモ楽曲として昨年提供したもので、ボーカロイド「知声」に歌わせていたのだが、この最新EPリリースではCYNHNメンバー綾瀬さんの声で再収録。
いや~これも名曲なんだよな~。宮野氏のアレンジ天才すぎる。
魅惑のクリーム / GALS
残念ながら今年の7月で解散してしまったGALSさん。
2月末にリリースされたこの楽曲。歌詞も可愛らしいし楽曲も可愛らしい。
ふとこの曲を思い出して、意味もなく「らったった」とか「てんてんてん」とか呟いてしまう自分が気持ち悪い。
そしてそんな可愛らしい歌詞に突然「共依存して生きてこうね」というフレーズを紛れ込ませる感性もよい。
もう1年早くこの楽曲をリリースしてたら、解散前に自分も気づけたのかな~(悲)。
ねおん / NeWON!!!!
アイドルグループ「かかかぶぶぶききき!!!」の選抜メンバーで構成されたNeWON!!!!(ネオン)のシングル曲。
Youtubeで初めて見たんだけどこれ凄くないすか。歌唱力あるし、ダンスもキレッキレやし、みんな可愛いし。楽曲もめっちゃ洗練されてる。
けど自分みたいな在宅ヲタからは一番遠い位置にいるアイドルさんのような気がするかな~。歌舞伎町怖いし~。
とはいえこの動画(この楽曲)はもっと再生されるべき。埋もれるのはもったいない。
◆2023年(下半期)メジャーアイドル楽曲編
Summer Glitter / 私立恵比寿中学
夏のきらびやかな日差しとグルーヴィーさを感じられる大好きな一曲。
K-POPっぽいという人もいるし、ボサノバやラテンっぽいという人もいて、多国籍な音楽が交じり合った楽曲だ。
自分はどちらかというとボサノバっぽさを感じるアコギの音色が刺さったかな。
歌い上げる感じのアイドル楽曲が多いエビ中さんの中では異色ともいえる曲だが、ときどきこういう異色の曲を取り入れてくれるのが嬉しい。
虜 / ExWHYZ
ExWHYZが10月に7曲入りEP「HOW HIGH?」をリリース。
3曲目には既にシングルリリース済みの「フラチナサマー」も収録。おそらく楽曲大賞候補にあがるとしたらアップテンポな「フラチナサマー」なんだろうけど、自分はEPの5曲目に収録されている「虜」がお気に入り。
クールでスタイリッシュなメロディーに、ときおり差し込まれる電子音が刺激的。
リボン / SUPER☆GiRLS
前向きで元気になれるサマーソング。
なんとあの大塚 愛さんが作詞・作曲。調べてみたらもう41歳らしい。
40歳超えてこんなキャッチーでキラキラな楽曲作れるのすごくないすか。
さすが数々の名曲を生み出してきた大塚愛。名曲です。
夏の魔法 / Lucky²
9人組アイドルグループ Lucky²が、10月に2nd EP「夢空に羽」をリリース。
表題曲の「夢空に羽」もMVのイメージ通り、爽やかな緑と風を感じられる良曲だが、自分のおすすめは2曲目に収録されている「夏の魔法」だ。
軽快なリズムにいたずらっぽいボーカルがかわいい。
それでいてサビの最後の「ドキドキとかワクワクとか夏の香りがした」のメロディーがノスタルジックさを感じさせて良き。
あした天気にならないで / 太陽と踊れ
今年の7月にポニーキャニオンから「太陽と踊れ」と「月夜に唄え」という2組のアイドルグループがデビュー。
「あした天気にならないで」は5人組アイドルユニット「太陽と踊れ」のデジタル配信シングルとして9月にリリース。
セリフのように口ずさむAメロから始まり、サビのキュートでポップなメロディーが心地よい。
自分の感覚的には、tiptoe.のメジャーアイドル版のようなイメージ。
祭歳 / et-アンド-
4人組ボーカルグループet-アンド-が、7月に配信リリースした楽曲がこの「祭歳」。オリエンタルな曲調にラップありセリフパートありと、色々な要素を詰め込んだ楽しい楽曲。
サビの「ヤッと祭、祭、祭、ソーレ」のパートが耳に残って離れなくなる。
以上。