"RIGHT HERE" ツアーファイナル&ソロ3周年!@渋谷クラブクアトロ
日時:2019年9月23日(月) open/start 15:00/16:00
場所:渋谷CLUB QUATTRO
出演:
 Vocal:脇田もなり
 Guitar:ラブアンリミテッドしまだん
 Bass:越智俊介
 Keyboards:KAYO-CHAAAN
 Drums, サンプラー:山下賢
 Chorus:UKO
 Trumpet:山田丈造
 Alto Sax:岡 勇希
 Tenor Sax:曽我部泰紀
 Synth:Dorian (Special Guest)
 DJ: 新井俊也
チケット:ADV\4,00 / DOOR\4,500(各1D別)


2日前まではこのライブに行くつもりはなかった。

いや正確に言うと「行きたい」とは思っていたのだったが、この日の朝は息子とお台場ROUND1でスポッチャをする約束になっていて、3時間みっちりとバッティングやら卓球やらテニスやらに付き合う予定だったし(*1)、夜はクマリデパートさん主催ライブにヌュアンスとグーグールルが出演するという外せないライブがあったし、その間隙をぬって脇田もなりさんのライブに行くのは体力的に無理だなとあきらめていたのだ。
(*1) 朝8時までにスポッチャに入場すると朝割りになってお安くなるため、いつも息子と早朝に出かけるのが定番となっているのだ。当然空いていてバッティングセンターは打ち放題となるので息子に好評なのだ。

さらに今回のライブは"RIGHT HERE"ツアーと銘打っているだけあって、おそらくアルバム曲を中心に歌われることが想定されたのだが、2019/7末に発売された3rdアルバム"RIGHT HERE"を私は入手していないし、サブスクにもまだ入っていないので全然曲を聴けていなかった。唯一聴けていたのは、Youtubeにあがっている「エスパドリーユでつかまえて」とTBSラジオ番組でもなりさんがスタジオライブした数曲くらいだった。
そんな状態でライブ行ってもな~という心持ちであったため、悶々とした気持ちを抱きつつも、半ばあきらめの境地で、ただただ無為な時間だけが過ぎていったのだった。

そんな折、ライブ2日前に突然、某フォロワーさんからメッセージが届く。
「仕事で行けなくなっので、もなりさんのライブチケットどうですか?」というものだった。

ああ。これは神がわたしに与えたもうた最後のチャンスだ。
神はわたしに「脇田もなりのライブを観よ」とおっしゃっているのだ。
それを観ないと後悔するぞ・・・
必ずライブ後に流れるツイッターを見ながら歯ぎしりすることになるぞ・・・
神はわたしにそう囁いているのだ。
かくしてわたしは神の啓示に従い、フォロワーさんからチケットを譲り受けたのだった。(*2)
(*2) 某フォロワーさん。仕事の合間にわざわざチケット渡しに来ていただきありがとうございました。このライブレポで当日の感動が伝わればよいのですが。


15:10 入場


思いがけず早いチケット番号順で入場できたので、フロア前方にしか人が固まっていない。
上手側のブースでは、新井俊也さんがもうDJを始めている。
季節外れの暑さですっかり喉が渇き、ドリンクチケットをオレンジジュースに交換して一気に飲み干す。
しばらく、DJブース付近で新井さんのレコードさばきを眺める。
DJ知識がまったくないので、なんであんなにレコードを指でぐるぐる回すのかいまだに理解できないのだが、ヘッドホン片手に真剣な面持ちで機材に向かう姿はカッコいい。

職人。匠の技。そんな言葉がよく似合う。



しばらくすると、最近現場でお会いする機会の多い某フォロワーさんがわたしに気付き、肩をたたいてくれた。この方も脇田もなりさんのファンなのだ。
わたしは何度か対バンライブで脇田もなりさんを見てはいるが、ワンマンライブは初めてだし、特典会のようなものにも行ったことはないし、それほど楽曲を聴きこんでいるわけではないし、ましてやEspecia警察でもないただのライトな脇田もなりファンなので、今日は先輩の胸を借りる気持ちでライブに挑もうと気持ちを引き締める。

16:00
客電が落とされ、フロアから「フゥーっ」と歓声があがる。
定刻だ。
ステージが青い照明に包まれる。
同時にスモークがたかれ、一気に幻想的な雰囲気に。
SEが流れ、バンドメンバーがゆっくりとステージに登場する。
そして最後に、真っ赤なダレスに身を包んだもなりさんが登場。
大人っぽい。

ワン、トゥー、ワン、トゥー、スリーと歌い始めた曲は「風船」。
もなりさん自身が作詞した曲でもあり、アルバムの1曲目でもある。
もなりさんが「風船」の歌詞を書いた気持ちは、次のインタビュー記事で窺い知ることができる。

上京してからもうすぐ3年、ここまでずっと走ってきて、めちゃ濃い時間で、ずいぶん成長させてもらいました。やりたいことができてることに対して喜びを感じているし、落ち着いて音楽を聴いたり、周りを見渡せるようになって、ここからまた新しいことを始めていこうよっていう、そういう気持ちも込めて書かせてもらいました。
出典:脇田もなり『RIGHT HERE』 次のストーリーへ向かう意志を込めた、ターニングポイントとなる傑作を語る! - mikiki

 

情感のこもった歌声がフロアに広がる。息をのむように見守るファン。
一転して赤い照明で高揚感を演出する「Thinkin' about U」。そして「FRIEND IN NEED」へと続く。
サックス2人にトランペットという豪華なホーン隊が、曲に華やかさを与えている。コーラスとして参加しているUKOさんも、タンバリンを持ったりシェーカーを持ったりと楽曲に彩りを加えている。

3曲歌ったところでMC。
フロアから大きな拍手が贈られる。

「ありがとうございます。めっちゃ嬉しい」と喜びを隠しきれないもなりさん。
そして多くの人で埋まったフロアを見渡し、「みんなチケットとるの遅いんですよ」と少し怒った口調でファンを責めるもなりさん。
フロアが笑いに包まれる。
後ろを振り返ると、フロア後方までびっしりと人で埋まっている。

もなり 「ツアーファイナル公演に集まっていただき、ありがとうございます。」
もなり 「ほんとうに嬉しい。言葉がでないくらい嬉しい。」
もなり 「今日は、クワトロを熱く躍らせたい」

この日のもなりさんがライブ中に繰り返し口にした言葉は「嬉しい」だった。
これだけの多くの人が集まったことに本当に喜びを隠しきれない様子だった。

もなり 「張り切って出てきたのにタイムテーブル持ってくるの忘れた...とんでた...」
歌は限りなくカッコ良いのに、MCでときおり見せる天然さにちょっと萌える。

4曲目は「Just a "Crush for Today"」。観客にマイクを向けて一緒に「Just a "Crush for Today"」と歌おうといざなう。ただ発音とリズムが難しくてわたしはうまく歌えなかった。要練習だ。
続けて「LOVE TIMELINE」「青の夢」の2曲。「青の夢」では当然のごとく青い照明で一面を照らし、月明かりの夜の海のような雰囲気に。
そして、この日のもなりさんは、(いやこの日だけでなく、いつもそうなんだろうけど)、伸びのある力強い声と、ちょっと力を抜いた切ない歌声とを変幻自在に組み合わせて、聴く者の心に訴えかける情感的な歌声。
それは普通のアイドルライブではなかなか得ることのできない珠玉の音楽だ。

2回目のMCは、バンドメンバー紹介から。

もなり 「ギター。バンマスのしまだん!」
少しはにかみながら、しまだんさんが「楽しんでますか?」を声をあげる。「今日、暑くないですか?久しぶりに長袖着ていて暑い」
もなりさんが「がんばって耐えましょう」と、さらりと受け流す。

もなり 「コーラス。UKO」
UKO 「(フロアの) 熱がすごい」
もなり 「UKOさんの仮歌を聞いて育ちました」

山下(Drum) 「精一杯がんばります」
越智(Bass) 「(今日のもなりさんの) 赤いお召し物がカワイイと思う人~?」
観客がわらわらと手を挙げる。
もなり 「いま手を挙げてない人いないよね?」


続いてキーボードのKAYO-CHAAANさんの紹介に、フロアから黄色い歓声があがる。
みんな分かりやす過ぎだろ。
KAYO-CHAAAN 「よろしくお願いします」

もなり 「ホーン隊にいこうかな。みなさん、女の子ですよ。アルトサックス岡勇希」
フロアから黄色い歓声があがる。
みんな分かりやす過ぎだろ。
岡 「みなさん初めまして」

曽我部(Tenor Sax) 「(大阪から)東京に来たんですが、これまでのライブの中で一番盛り上がってる」
山田(Trumpet) 「こんばんわ。久しぶりに青の夢をやりました」
もなり 「(山田さんは) 音源でもやってくれた。初めて(生演奏で)再現できました。」
もなり 「それでは後半戦...ではなくて中盤くらいかな。」
もなり 「ごめんね。(MC)ゆるくて。」


そして「やさしい嘘」「LED」「IRONY」「恋をするなら」と4曲を続けて歌唱。

MC
もなり 「どうでしたか、この4曲。(バンドとの)リハーサルと2日前にゲネをしたんですが、このチームワークはどうですか?」
もなり 「今年のツアーはバンドセットで回れなかった。今日のこの日のために頑張ってきてから嬉しくて...この景色を見るために頑張ってしたから。嬉しい。」

もなり 「3rdアルバムでみんなが好きな曲あるでしょ?スペシャルゲストを呼びます。Dorianさん。」
Dorianさん登場。
Dorian 「男ですみません」
もなり 「ありがとうございます」
初めてDorianさんを生でみたが、めっちゃ男前やった。見た目もカッコよくて曲もカッコいいとか絶対モテる違いない。なんか業界のひと~って感じやった。(ほぼほぼ嫉妬)

もなり 「エスパドリーユは3rdアルバムを作る前に...居酒屋でね...どういう曲がよいかというのを話し合って...それでできたのがエスパドリーユ」
Dorian 「ぼくも一生、曲、つくれないのかと思った (くらい難航した)」
もなり 「それでは、いっちゃいますか」

この日聴いた「エスパドリーユでつかえまて」は、最高という言葉では言い表せないくらい最高だった。
それまでのバンド演奏とは一転して、シンセ音源を使った重厚な音がフロア内に鳴り響く。
そこに、もなりさんのアルトな歌声が重なる。
まじか。
良すぎる。

良すぎるんじゃぁーーー。

そしてもなりさんがサビの「マシンガン打ち抜いていいでしょ」を歌いながら、指で作ったマシンガンをフロアに向けて5、6発ほど打ち込む。
心の中で、何人かのファンが倒れこむ音が聞こえた。
あれはたぶん何人か死者がでたね。
願わくば自分も打ち抜かれたかったよ。

もなり 「最高じゃないですか...Dorian最高」
うんうん。最高。
Dorian 「エスパドリーユ...正直いうと...すごい好きなんですよ」
うんうん。最高。
もなり 「照れる」

それにしても、生エスパドリーユの破壊力はハンパなかった。
この一曲だけを聴くだけでもこのライブに来る価値はあったといっても過言ではないのだ。(*3)
(*3)とりあえず、いま話題の「時効警察」ネタを入れたかっただけなので、良識のある読者はさらりとスルーしてほしい。

もなり 「せっかくなのでもう一曲。」
もなり 「次はかみがみしい。ちがう。こうごうしい(神々しい)だ。」
フロアに笑いがおこる。
もなり 「もなり語だから。許して。」
Dorian氏との2曲目のコラボ曲は「WHERE IS・・・LOVE?」。

もなり 「スペシャルゲスト Dorianさんでした」
Dorian 「休まずに最後まで踊っていってくださいね」

もなりさんが「3周年ということで気合いをいれて来ました。ホーンセクションを初めていれたり、シンセをいれたり...」と感慨深げにトークを始める。
そして 「もう最後のほうなので、写真とってもOKですよ」と撮影許可。
 

ここから、もなりさんの回顧が始まる。
もなり 「今日は3年前に代官山UNITで星野みちるさんのライブで、初めて(ソロとして)ステージに立った日です。今日で3年経ちました。」
もなり 「この話をすると泣いちゃう...」
そう言ったもなりさんの目は既に涙目で、声も震えている。「3年前は希望をもてなくて、受け入れてもらえないと思っていた...それが3年後にこんな多くのみなさんの前で歌えて...信じられないくらい嬉しい」
涙ながらに話すもなりさん。

うぅ。
もうダメやん。こんなん泣くやつやん。

脇田もなりさん、いやココはあえて、もなりちゃんと呼ぼう。
そう、もなりちゃんの過去のインタビュー記事を読み返すと、Especia卒業からソロ歌手としてスタートするまでの期間は、ほぼ苦悩や葛藤そして不安に満ち溢れていることに気付く。

 

-なんで親とケンカしたんですか?
脇田もなり:私が事務所も決まってないのに「もう東京に行く」って言ったんですよ。そしたら「何も決まってないまま行っても、どうせひとりじゃ稼がれへんし、どうすんの?」って聞かれたから、「じゃあ、どこかで社員として1年働いて、お金貯めてもう1回頑張る」って答えたらバシコーン!ってビンタが飛んできました(笑)。それもあってどうしていいか分からなくなってる。
出典:Especia 脇田もなり/三瀬ちひろ/三ノ宮ちか卒業インタビュー - billboard JAPAN

 

-その頃、もう一回歌うことは自分の中で何番目ぐらいにあった?
脇田 正直に言うと3番目ぐらいでした。もう戻れないっていう気持ちになってて。芸能界に戻るなら違う形の方がいいのかな?って。私が帰ったところで誰も聴いてくれる人もいない…っていう気持ちになっていたので。
出典:祝!ソロ・デビュー 脇田もなり「IN THE CITY」リリース記念で利き酒にチャレンジ - ガチ恋

 

「三年前に上京してきたんですけど、当時は新しい事務所も何も決まっていない状態で『人生どうしようかな?』と思っていました。なので、引退という選択肢も頭にあったんです。そんなときにイックバルという素敵なバンドが『一緒に歌わないか』とシークレットゲストとしてライブに呼んでくださって。そのステージで『もしかしたら最後のステージかもしれない』と思いながら歌ったら、いまの事務所の方が観てくださっていて『ウチで歌いませんか』と声をかけてくださったんですよね。
出典:【インタビュー】脇田もなり - ローチケ

 

希望を持てず不安感でいっぱいの過去を走馬灯のように思い返しながら、人で埋まったフロアを、もなりちゃんがステージの上から感慨深く見つめている。
そう思うと自分の目頭も熱くなる。
わたしはストーリーものに弱いしすぐに感情移入してしまうので、お涙頂戴なドラマと分かっていてもやっぱり涙ぐんでしまうのだが、今日のこのライブ、このMCは涙ぐんでもいいよね。

だってそれだけ積み重ねたストーリーが実際にあるんだから。
自分みたいなライトなファンでもこう感じるのだから、昔から応援しているファンの方はもっともっと共感しているに違いない。

そして、もなりちゃんの独白は続く。

もなり 「(前回の)ワンマンライブ後に『次はクワトロだ!』って言っちゃって、『わたしはいけるから!』って。ちょうど(ちょうど3年目にあたる) 9月23日が空いていて...」
もなり 「たくさんのインストアして、たくさんのアイドルさんにお呼ばれして、この場所に来るまでに(たくさん)やってきたけど...誰も来てくれなんじゃないかという不安な気持ちになっていて・・・」
もなり 「けれども(今日で)確認できた。ほんとうにありがとう。」
もなり 「来年、大きな壁に挑戦したい!社長!」
もなり 「4年目も応援してくれたら嬉しい。」
もなり 「ああ。いい感じで涙がとまった。」

「次はクアトロのために書いた曲です...いやアルバムにははいってるよ」ともなりちゃんが紹介した曲は「3MOTION」。
「『Stay close to me tonight』を練習しよう」とフロアに向かって声をかける。
もなり 「うしろの人も歌って~。Stay close to me tonight~」
もなり 「こっちの人も~。Stay close to me tonight~」 (と下手に走る)
もなり 「こっちの人も~。Stay close to me tonight~」 (と上手に走る)
もなり 「サビが3回あるので、みなさんが歌ってください!」
「3MOTION」が始まり、ステージとフロアが一体となったシンガロング。
ひたすらにエモい。

そして続く曲は「WINGSCAPE」。ステージもフロアも「パーパラッパパッパー、パーパラッパパッパー、」と大合唱だ。

MC
もなり 「次の曲で最後です...さみしいね」
もなり 「(わたしは) がんばってきたなと思っていて...みんなも応援してくれて...わたしは何回も歌をやめたいと思うときもあって...けど新しいストーリーに寄り添っていきたい。」
もなり 「3rdアルバムの最後の曲に作ってもらった(曲です)」
もやり 「わたしはこれからも死ぬまで歌っていきたいです。応援してください。」

それは本当に力強い宣言だった。
一点の迷いもない言葉だった。

冷静に考えて、ソロ歌手として活動していくことは単純に不安だと思うのだ。
わたしの少ない知識の中で考えるに、そもそもグループアイドルからソロ歌手になって成功している事例なんて、そんなに多くない。
寺島由芙さんとか星野みちるさんとか西恵利香さんとかがそれに該当するのかもしれないが、やはりグループアイドルとは異なり爆発的な人気を得るのはなかなか難しい。
それでもなお「一生歌いたい」と力強く宣言したもなりちゃん。
そこには、歌に対する愛、歌に対する思いの強さ、もう執念ともいえるくらいの思いの強さを感じられた。
うん。大丈夫。
その強い思いは、いろんな人に届いているはず。
この日は何人かの音楽関係者さんもライブを観に来られていたようだ。そんな人たちの心に、この日のもなりちゃんの歌声はきっと届いていたに違いない。

本編最後に歌われたのは「passing by」。
これまでの色々な気持ちを詰め込むように歌い上げる。
その声をひとつも聴き洩らさないようにと全身で声をうけとめる観客。
静謐な空間。
そしてアウトロにはいる前に「ありがとうございました」と一礼してステージをはけるもなりちゃん。
バンド演奏はなおも続く。
曲の終わりを見守る観客。
静かに演奏がおわる。
鳴りやまない拍手。


そしてアンコールへ。

しばらくしてステージに1人で登場するもなりちゃん。
黒Tシャツに黒ハットという、先ほどとは打って変わったラフな装い。

もなり 「アンコールありがとうございます」
もなり 「グッズのTシャツ。わたしはXLで着ているんですが...けっこうMサイズがでている。みんな短めが好きなんですか。」
もなり 「アパレルブランドとコラボしたので生地もよい。着てね。ハットもぜひ...グッズなくなったら嬉しいな」
もなり 「ライブ後に、サインカードをお配りします。次の現場もあるかもしれないけど待ってて(*4)。わたしもできる限り早く準備するから。そして、ひとつだけバンドメンバー全員のサイン入りがはいってます。」
(*4) この発言でもしかしてと思ったのは、16:00~18:00というライブ時間の設定の妙。やや早めに設定されたこのライブ時間が、あえて他のアイドルさんの夜のライブ時間を避けて設定されたのだとしたら、その作戦は成功したと言えるだろう。だってここにひとり、次のアイドル現場に回そうとしている人間がいたのだから。

もなり 「あとポスターがあたるかもしれない...番号をよみあげるのでその番号のかたにプレゼントします。もう番号決めてあるんだけど。わたしの誕生日の128番で。」
あるファンの方が手を挙げる。
もなり 「どうするここで手渡す?あとで?じゃあ、あとでスタッフさんに声をかけてください。」
「ではバンドのみなさんを戻そうかな」ともなりちゃんがバンドメンバーをステージに呼び戻す。
そして「まだRIGHT HEREで1つだけやつてない曲あるよね。あるよね?」と言って紹介した曲は「ハイウェイ」。

さらに次の曲ではホーン隊も呼び込む。
もなり 「もうちょっと、上にいきたいです。この(ライブの)後も話きいてください。マネージャーさん。」
もなり 「応援してくれる皆さん、ほんとうにありがとう」

ラストは「Callin' You」。
2時間たっぷり、全17曲を歌いあげたもなりちゃんだが、最後までその艶やかな歌声はぶれることも、かすれることもなかった。
すごいな。

「Callin' You」の艶やかな歌声はまったく衰えることなくフロア中を包んでいた。

最後に写真撮影。
もなり 「ここにいちゃいけない人は、顔を隠してね...ナタリーさんに載せてもらうから」
写真撮影後、「手をつなぐやつやりたい」と、もなりちゃんがバンドメンバーに声をかける。マイクを置き、ステージに横一列にならび手と手をつなぐもなりちゃんとバンドメンバー。
「ライト!ヒア!」
フロアから大きな歓声と拍手があがる。

いや。ほんとに。
期待以上だった。
ホントに神の啓示にしたがって良かった。
ぜんぜん信心深くないけど、神様っているね。
このライブは見逃していたら絶対にダメなやつだった。
今年観たライブのNo.1を挙げろと言われたら、わたしがここ数年心酔しているアイドル「ヌュアンス」の4thワンマンライブと争うくらいに素晴らしいライブだった。

終演後、ネギヲタでありブロガーつながりでやりとりさせて頂いている某フォロワーさんにお会いする。この方は、錦糸町のNegicco特典会から、もなりちゃんライブを回してきたらしい。
ミニライブがなく特典会のみだったため、わたしはそのイベントは回避していたのだが、その方は〇枚ほどの最新シングルをバッグからとりだすと、「余っているので」と言ってわたしにCDを渡してくれた。
その枚数の多さに私はじゃっかん引き気味だったのだが、未入手だったのでありがたく頂くことに。(CDもらっておいた身分で、引き気味になって申し訳ない)

わたしは次の現場の時間も迫っていたので、その某フォロワーさんと一緒にいそいそともなりちゃんサインカード列に並ぶことに。
その場にいた観客全員に渡そうという企画なので、なかなか列が進まない。
某フォロワーさんが「特典会は緊張しますね」とポツリと呟く。
それに関してはまったく異論はない。

やがて長い長い列の向こうに、もなりちゃんが見えてきた。
1人1人丁寧に握手して軽く会話をしながら、サインカードを手渡していく。
いや~。

それは大変だわ~。
2時間弱のライブのあとで、ファン全員と握手しつつサインカード手渡ししよう、というその心意気がまず凄いなと。きっと多分クタクタなんだろうけど、笑顔でファンと接するもなりちゃんに、ただひたすらに敬意。

わたしの番が来た。
「エスパドリーユ最高でした!」ともなりちゃんに声をかける。
もなりちゃんは「そうでしょ!」と言って、サインカードを手渡してくれた。
それはとても幸せな一瞬だった。

 


ナタリーさんの詳細なレポートはこちらから。
脇田もなり、念願の渋谷クアトロでソロ3周年ライブ - ナタリー

セットリスト
01. 風船
02. Thinkin' about U
03. FRIEND IN NEED
MC
04. Just a "Crush for Today"
05. LOVE TIMELINE
06. 青の夢
MC
07. やさしい嘘
08. LED
09. IRONY
10. 恋をするなら
MC
11. エスパドリーユでつかまえて
12. WHERE IS…LOVE?
MC
13. 3MOTION
14. WINGSCAPE
MC
15. passing by
<アンコール>
16. ハイウェイ
17. Callin' You