ヌュアンス定期公演「ヌュマ」vol.10 ~cake~
日時:2018/10/24(水)open 19:15/start 19:45
会場:yoshidamachi Lily

(筆者注)今回のヌュマはトーク量が膨大だったのと、それに関連して色々感じるところが多かったため、ところどころ脱線しながら執筆してしまい文字数がハンパなく多いです。


 月末といえば、またやってきたヌュマの週。


 ヌュアンスの珠理さんとわかさんが、どちらも誕生日が10月とのことで、10月のヌュマはケーキを切って食べる会と運営さんからツイートが事前に流れてきていた。
 まあしかし、そこはいつも一癖も二癖もあるヌュマが、それほど単純に終わるわけもなく、音楽評論家の宗像明将氏を呼んで、発売されたばかりの3rdワンマンDVD鑑賞会を同時開催するという濃いイベントになった。


 

 

 


 ちなみに、ヌュアンスさんのワンマンDVDは、ちょうどこの日の2日前ほどに自宅に届いていて、その日の晩に一気に見終えた。ライブ当日もかなりウルウルしていたのだが、DVDを見てもやはりウルウルしてしまった。名盤です。




19:30 会場着

 既に30人ほどのファンが会場入りしている。
 ドリンクをもらおうと席を立つと、ファンのお1人から「シャララシャララでサイリウムを使います」とクラッカーとサイリウム2本を渡される。いつもながら、こうした準備をされる方はホントに偉いなと思う。自分はめんどくさがり屋で、準備とか絶対できない人間なので、アイドル生誕祭の準備をされる方々はほんと凄いなと思う。
 
 ステージ上には、既にゲストの宗像氏が座っている。
 ご本人がフリー素材とおっしゃっていたので勝手に写真を撮らせていただいたのだが、あまりにも顔がブレてしまったので掲載を控える。
 
 ステージ上に大きなケーキが2個運び込まれる。
 普通のホールケーキではなく、四角い形の特注ケーキだ。
 
 しばらく椅子に座って待っていると、珍しく藤崎Pがステージ上に立ち、「お願いがあります」とファンに向かって話を始める。「メンバーが入場してくるときにシャララシャララが流れます。ハッピーバースデイの歌を歌って、その後、お配りしたクラッカーを鳴らしてもらう、という流れですが...こんな感じでよいですか?」と取りまとめ役のファンの方に確認する。
 藤崎Pが仕切るのは初めて見たかもしれない。

19:50
 ケーキの上のロウソクに火が灯される。
 照明が暗くなり、シャララシャララのイントロが流れたところで、ヌュアンスの4人が登場。
 メンバーから「いい匂い!」と声が上がる。
 
 misakiさんが、「それではここで歌いましょう。Let's sing! ・・・えっ、〇〇〇〇が歌うの?」などと、とりまとめ役のファンの方の名前を呼び捨てにしてボケつつ、ファン全員で「ハッピーバースデイ トゥーユー・・・」とハッピーバースデイの歌を歌う。
 ファンに配られたクラッカーが鳴り響く。
 「おめでとう!」と声が上がる。

 わか 「20歳になったよ~。去年(の誕生日の抱負)は『ヌュアンスを辞めない』って言ってた。多分、その頃、辞めたかったんだと思う...(笑)。今は楽しいよ!」
 珠理 「抱負?っていうか今日あった悲しい話を聞いて!」
 珠理 「わたし短大に通っていて来年で卒業なんだけど、クラスの半分くらいの子が旅行行くのに、わたしは呼ばれてないの...ちょっと悲しい...」
 misaki 「それ今、話すの?」
 そこからしばらく珠理ちゃんの恨み節が続く(笑)
 だが最後に 「(ヌュアンスは) 辞めない。ヌュアンスで食べていく!」と締める。
 珠理さん心強い。
 misaki 「もうヌュアンス4人で旅行行こう!」

 とりまとめのファンの方が、「花束を贈呈します」と言って花束を用意する。
 女性ファン2名がそれぞれ花束をもって、わかさんと珠理さんに手渡す。
 拍手。
 misaki 「花かわいい」
 misaki 「ここで写真撮ります...どう撮ります?...こっちに寄る?」
 ステージ横に座っていたファンが、正面側に移動して、全体写真を撮る。
 misaki 「はいチーズ!」
 


 misaki 「まさかケーキが2つあるとは思わなかった」
 misaki 「ここからDVD上映会です。珠理とわかがケーキを切っている間に、わたしとみおでコメントして、切り終わったら交代して、私たちがケーキを配ります」
 ここから、misakiさん、みおさん、宗像氏と藤崎Pの4人がステージ上で椅子に座り、DVD鑑賞をしながらオーディオコメントする流れに。
 
 宗像 「宗像明将です。よろしくお願いします...ミサキさん進行うまいね」

 DVDの話になったところで、宗像氏が「(1stワンマンの) O-SITEの動画も早く商品化しましょう。儲けましょう」としきりに藤崎Pに儲け話を勧める。
 
 DVD映像を流し始める。


 
 トークをしている横で、ケーキを切り分ける担当のわかさんと珠理さんが「どう切る?何等分?」などとケーキの切り方に悪戦苦闘している。
 藤崎P 「ケーキが1つ4kgある。ひとり120gくらいある」

 宗像 「(O-WESTライブは) 緊張した?」
 misaki 「緊張した」
 みお 「全然、緊張してない」
 misaki 「全然、人が入らないと思っていたのに、すごい人が入っていて」
 宗像 「この瞬間、感極まってるんだ...」
 
 ここで「ケーキ入刀します」と、わか珠理の2人がケーキにナイフを入れる。
 
 宗像 「なんで1曲目はオケだったんですか」
 藤崎P 「単に間に合わなかった」
 宗像 「何が間に合わなかったんですか」
 藤崎P 「バンドが。オケにするなら何かと考えて『白昼ブランコ』にした。(2曲目の)セツナにつなげるとしたら『白昼ブランコ』かなと」
 
 ここで珠理さんがナイフを逆手に持ち、怖い形相でケーキを切り分けているのを見て、宗像氏が「人を殺す感じ(笑)」と突っ込みをいれる。
 こういう時の珠理さんには、多分、近寄ってはいけない気がする(笑)。
 
 misaki 「宗像さんはどこで見てたんですか」
 宗像 「2階。2階で見て泣いてた。人がいっぱい入っていたので安心した」
 藤崎P 「ミサキは、リハでひと泣きしてる」
 misaki 「リハのほうが泣いてた」
 宗像 「そこは映像化したほうがよい」
 misaki 「また儲ける話 (笑)」

 宗像 「DVDの編集は、藤崎さんがやったんですよね」
 藤崎P 「業者に頼んだら、普通(のカット割り)のが来た...動画編集したことがないから、編集ソフトを覚えるところから始めた。Google調べながら。」
 えっ・・・と会場がざわつく。
 藤崎P 「(映像を)スイッチングするところから覚えた」
 藤崎P 「DVDを作ろうと思ったのが、ライブの3~4日前くらいで、そこから業者に電話した。だから事前の打ち合わせとかなしで本番だった」
 藤崎P 「だから前半は、(カメラが)荒れている。(業者の人は)どこを撮っていいかわからないから」
 
 トークの序盤でいきなり衝撃的な話だった。
 よく言えばフットワークが軽いと言えるが、普通に考えると、笑ってしまうくらい、場当たり的すぎる(笑)。だがそんな無茶を「やってみよう」と失敗を気にせずにできる藤崎Pはスゴいと思うし、なんかもう尊敬すらしてしまう。
 
 そして藤崎Pが動画編集ソフトを1から覚えて動画編集し始めてしまうというその熱量を聞いて、ふとその昔、私がNegicco紹介動画の「情葱大陸」を作ってYoutubeにアップした時のことを思い出した。

 その時の私もやはり動画編集ソフトの使い方を1から調べて、遅いノートパソコンに悪態をつきつつも、本当に熱に浮かれたように動画編集に夢中になっていた。動画編集をしていたときは本当に楽しかった。
 だからきっと今の藤崎Pは、毎日が本当に楽しいに違いない (笑)
 おそらく睡眠時間も少なくて、心労も多く、多分とても大変なのだろうとは察するのだが、自分のやりたいことを形作っていける喜びというのは、それを上回る快感なのだ。会社勤めの私からすると、うらやましい限りだ。
  
 DVD映像が、2曲目の『セツナシンドローム』に変わる。
 
 藤崎P 「リハーサルは白バンドと黒バンドでそれぞれ1回ずつ。両方合わせたのは当日だった。」
 宗像 「むちゃくちゃですね...どう思いました?」
 misaki 「バンドメンバーもお忙しい方なので、仕方ないかなと...」
 藤崎P 「(バンド)メンバーのスケジュールがとれない」
 宗像 「白バンドはベースいないですよね」
 藤崎P 「(黒バンドのベースの)おっくんは、白バンドの時に弾いてるフリをしているけど、実際は弾いていない。カブせてる。」
 
 宗像 「misakiさんは、他のメンバーをほめることはないの?」
 misaki 「(みおさんに) よかったよ~とかは言ってる」
 
 藤崎P 「ライブ終わった時に、(楽屋裏で) misakiが大号泣して。(マネージャーの)ひさのに抱きついていて。もう(ヌュアンス)辞めるのかと思った」
 藤崎P 「(DVDの特典映像にその部分をのせようと思ったが) O-WESTのWi-Fiパスワードが映っていて、切らざるをえなかった」
 宗像 「いろんなアイドルさんのインスタで、Wi-Fiパスワードのってるから、もう公開してもいいんじゃない?」
 
 そして珠理さんに友達が少ない、という話の流れから、misakiさんの話題へ。
 misaki 「林修先生が『友達は数じゃない』て言っていて実践している」
 misaki 「大学行ってるけど、『今日も大学で一言も発してないな』というときがある。ヌュのライブの1声目が、その日の初めての1声目だったりする」


 宗像 「みおさんは、ライブの時に友達は呼んでないの?」
 みお 「全然呼んでない。(アイドルをしていることを)話していない。一部の友達には知られているけど。」
 
 宗像 「藤崎さんはヌュアンスのメンバー褒めたりしなんですか」
 藤崎P 「褒めるよね?」
 misaki 「うーん」
 宗像 「(藤崎Pとメンバーは) 仲、よくないの?」
 misaki 「良くはないかな...」
 宗像 「またバンドでやりたい?」
 misaki 「またバンドでやりたい」

 misaki 「宗像さんはヌュアンスをどうやって知ったんですか」
 宗像 「〇〇〇〇のツイッターの×××を見て。ライブを観るよりも、クラウドファンディングの支援が先だった」
 ちなみに、宗像氏が言及されていたクラウドファンディングは、2018/11月頃に実施していた「【横浜発!ヌュアンス】レコ発ワンマンを大勢の人に観て欲しい!大作戦!」のことと思われる。

 ここでわかさんと珠理さんが「切り終えた~」と声を上げる。
 
 次はわかさんと珠理さんがDVDコメンテイターとなり、misakiさんみおさんはケーキを取り分けてファンに配る役割に。
 
 わか 「わたしまだDVD見てない。わたしがいない間に家族が見ていて、わたしは見てない」
 宗像 「(珠理さんの) 親御さんは見たの?」
 珠理 「見ました」
 宗像 「DVD買ったら、自分のチェキが入ってたみたいだけど、あれは嬉しいものなの?」
 珠理 「うーん...×××」 (ここはよく聞き取れず)

 わか 「うちはお父さんがめっちゃライブ来る」
 宗像 「それはヌュアンスのライブだけなの?他のアイドルさんとかは?」
 わか 「対バンしてるアイドルさんのYoutubeとか見てる。リリカオさんとか、XXXXさんとか、サマロケさんとか...」 


 ここで藤崎Pが、質問箱を持ってきて、イベント前にファンが入れた質問を選んで読み上げることに。
 
 Q.ライブDVDにMCをすべて入れることについてどう感じましたか?
 
 うわっ。
 この質問はわたしが入れた。
 最近、質問読まれる確率高い。質問入れる人、少ないのかな?
 が、メンバーの反応が薄く、回答を得られることなく、そのままスルーされてしまう形に(笑)。
 
 そしてDVD映像も、ちょうどMCパートに突入。
 
 わか 「(DVD映像を見ながら) 珠理、髪のびたね」
 宗像 「O-WESTのMCで、話したこと記憶にある?」
 わか 「おぼえてる」
 宗像 「緊張してる雰囲気だったけどね」
 わか 「こんなにいっぱい人がはいってるんだって思った」
 宗像 「藤崎Pがチケットの販売状況とかを知らせてくれたらいいのに」
 
 藤崎P 「バンドでやってみてどうだった?」
 珠理 「バンドどころか、(ライブ自体が) つらかった」
 宗像 「何がつらかった?」
 珠理 「実習がつらかった。6月4日から実習だった。」
 宗像 「(実習をずってしていて) ダンス忘れないの?」
 珠理 「実習にかぎらず、忘れる」
 宗像 「実習はもうないの?」
 珠理 「もうない。実習の時は全然寝てなくて。寝ても2時間くらいしか寝なかった。エスタロン飲んでた。」
 宗像 「エナジー系ドリンクよく飲んでるよね」
 珠理 「エスタロンがいい...飲んで、効き目がさめたころにもう一本飲む...」
 
 珠理さんはその若さにもかかわらずエナジードリンク知識量が豊富でこわい(笑) 
 
 DVD映像が、sanzanに切り替わる。
 
 ここから宗像氏がヌュアンス論を語り始める。
 宗像 「ヌュで好きな曲はsanzan。このパート割りが好きで。(メンバーの声色の) コントラストのつけ方がよい」
 宗像 「わかちゃん、歌がいい」
 わか 「嬉しい。ありがとうございます」
 宗像 「フィロソフィーのダンスも最初5人でそれから4人になって、(ヌュアンスと同じ経歴をたどっていて)、フィロのスで『ベストフォー』という曲があるけれども、ヌュアンスも将来そうなる」
 宗像 「グループの個性(のばらつき)って(結成して)しばらくしないとわからない。ヌュアンスは絶妙にばらばら」
 
 藤崎P 「sanzanは7年前の曲」
 宗像 「藤崎Pの『名曲ルネッサンス』をヌュアンスがやっている...」
 宗像 「(ヌュアンスのダンスは、メンバーの立ち位置が) 左右対称にならない」
 宗像 「アイドルのダンスって、XXXやフォークダンスなんかの元ネタがあるけど、ヌュアンスはどれにも当てはまらない」
 藤崎P 「振り付けのネタがないから」
 
 ここでDVD映像は、sanzanからi=envYへ。
 
 宗像 「ここ生々しい歌詞」
 藤崎P 「珠理が、ここだけは歌いたいって言ってきた」
 珠理 「そう、ここだけは私が歌いたい!って言った」

 こことはおそらく、i=envYの珠理ソロパート「どれだけ肌を重ねても、ホントに欲しいものはもらえない」の部分と思われる。
 普通、妙齢の女の子はこういう性をほのめかすものを避けたがるものだと思うのだけれど、敢えてそれをやりたいという珠理さんは、やはりちょっと他の人と感性が違うな~と思う。
 私が珠理さんを推す理由は、たぶんそういうところであり、インスタストーリーなどで流れてくるちょっと心配になってしまうような繊細な文章や不安定さが、自分には持ち合わせていない独特の感性を感じさせ、惹かれてしまうのかもしれない。
 
 ここで藤崎Pが、2つ目の質問を読み上げる。
 
 Q.事前に思い描いていたワンマンライブの景色と、実際に見た景色で違いがありましたか?
 
 わか 「???」 (聞き取れず)
 珠理 「友達が2人いたけど、結局、(ライブには)呼ばなかった」
 珠理 「その2人だけには、(アイドルをやっていることを)言っている。けど(O-WESTに)どれだけ人が入るかわからなかったし、『バイト入れていいよ』って言って」
 宗像 「次回は呼ぶ?」
 珠理 「うーん」
 
 宗像 「そういえば、大塚Heartsに衣装とりに行った?」
 珠理 「行きました」
 
 ここで宗像氏が切り分けられたケーキがかなりの大きさであるのを見て、「このイベントいくらなの? 1,500円? ケーキ代に、メンバーがケーキ切って取り分けてくれて、実質無料じゃない」とヲタ目線のコメント。
 


 藤崎P 「O-WEST(でライブやる)と聞いて、どうだった?」
 わか 「ライブやるまで、(O-WESTは)行ったことがなくて」
 藤崎P 「サマソニが決まった、とメンバーに言った時にも、『サマソニって何?』という反応が返ってきて」
 藤崎P 「ブクガとの対バンが決まった時も、ブクガ(の名前)を珠理しか知らなかった」
 藤崎P 「だから、ブクガの時には、珠理にだけLINEで連絡した。」
 
 このあたりで、ファンへのケーキ配布が終わる。
 
 宗像 「今日のギャラはケーキと聞いてる」
 misaki 「交通費は?」
 宗像 「ふつうに〇〇〇〇線で帰る」
 藤崎P 「misakiは、O-WEST(でライブやる)と聞いて、どうだった?」
 misaki 「O-EASTは入ったことあったけれども...」
 藤崎P 「メンバー誰もライブ前にO-WEST入ったことなくて、当日、初めてO-WESTに入った」
 宗像 「珠理さんは、(アイドルの)現場とか多いけど、(入ったことなかったの?)」
 珠理 「大きいところは好きじゃない。見るのは小さい(ライブハウス)ほうがいい...狭ければ狭いほどいい」
 
 DVD映像で、「ヌュマのうた」が流れはじめる。
 
 珠理 「歌詞がぜんぜん違う」
 misaki 「ライブの後にレコーディングがあって...レコーディングの時に歌詞が変わった」
 宗像 「どうして『ヌュマのうた』なんですか?」
 藤崎P 「歌詞はオレノグラフィティが書いたんだけど、仮歌の名前が『ヌュマのうた』だった...(タイトルには) なんの脈絡もない...歌詞にも出てこないし、ヌュマで流すわけでもなく」

 DVD映像が「サーカスの来ない街」に切り替わる。

 藤崎P 「サーカスの来ない街は、最初、照明が暗いんですよ。なぜかというと、照明さんが単にタイミングがわからなかった。」
 藤崎P 「これは25年くらい前の曲...以前、ライブハウスで働いていた時に...」
 藤崎P 「(ヌュアンスは) 新曲を書く必要がない。wishとか、駅とブランコもそう。」

 
 宗像氏がmisakiさんの今日の私服衣装を見て「ライダースみたいだね」とコメント。
 misaki 「雰囲気変えてみればと、ひーさんに言われて...スキニーのジーンズで...」
 宗像 「おれには、スキニーという概念ない」
 misaki 「(ちょっと考えあぐねて) それはそう」
 

 DVD映像は「ミライサーカス」へ。
 
 藤崎P 「当日1回だけ合わせて、ゲネプロで通しでやって、それで(本番)これ」
 藤崎Pが「ここっ!」と声をあげる。「唯一、みおがカメラ目線。90分でメンバー通して、唯一のカメラ目線」
 藤崎P 「(ライブ当日は) どのくらいお客さん見えた?」
 わか 「顔はすごい見えた。見えやすかった」
 藤崎P 「カメラは?」
 misaki 「カメラまではわからなかった」
 
 宗像 「ヌュアンスは、椅子があるだけなのに、すごい盛り上がる(笑)。椅子を持ち歩くアイドル、他にいない」
 宗像 「(ワンマンライブは) 半年前? 6月にライブやって8月にDVD出すというのがムチャ」
 misaki 「いつもムチャ」
 藤崎P 「業者に頼むからだいじょうぶだと」
 珠理 「ちゃんと時間を書いてほしい」
 藤崎P 「えっ?何の件?」
 (ここは回答がないままスルー)
 
 そしてDVD映像は本編最後の「wish」へ。 
 
 宗像 「wishは、この日が4人での初披露」
 藤崎P 「そうなの?」
 宗像 「この前のライブで3人で(wishを)歌っていて、ここで4人初めて」
 misaki 「Pのこの曲への思い入れを聞いていたので...」
 藤崎P 「この曲への思い入れは、ヌュアンスや(振付師の)ヤスには説明した」
 藤崎P 「sanzanも作っているグループで...作ってある曲を全部出してとお願いしていたのだが、この曲は隠し持っていて...」
 藤崎P 「なんで?と聞いたら、自分たちらしくないからと。」
 藤崎P 「(そのグループは) 活動休止になった」
 藤崎P 「ヌュを立ち上げたときに、いつかwishをやろうと思ってた」
 藤崎P 「(自分は) スタッフやマネージャをずっとやっていたが、すごくいい曲なのに世の中に(埋もれて)出ないのは良くないと」
 
 その後、藤崎Pからは、このトーク部分を補足する形で、ブログ記事がアップされた。
 2018-10-26 wishのこと - fujirollの日記

 

 

 この日のヌュマと、そしてこのブログ記事を読んで、これまでモヤモヤとして答えが出なかったヌュアンスというグループの特異性について、何か答えのようなものが見つかった気がした。
 そう。これまで見つからなかったパズルのピースが、ぴたりとはまった気がしたのだ。
 
 この日、宗像氏は、ヌュアンスのことを「藤崎Pの名曲ルネッサンス」と呼称していた。

 それがまさにヌュアンスの本質なのではと。

 名曲ルネッサンスといえば、今年の2月に解散してしまったアイドルネッサンスさんの活動テーマ。1980年代や90年代を中心に、比較的聞き覚えのある名曲をカバーする活動をしていた。
 しかしヌュアンスの場合は、アイドルネッサンスの活動アプローチとは異なり、ほとんど無名で世の中に知られることなく埋もれてしまった楽曲を、もう一度掘り返して、世の中にだすという試みをしている。
 カバー曲とは言いつつも、まったく聴いたことのない楽曲なので、ファンの立場からすると、それはあたかもヌュアンスのために書き下ろされたかのような新曲であり、新鮮な気持ちで楽曲を聴くことができるし、しかもそれらの楽曲は、いずれも「いい曲」なのだ。
 アイドルの世界で、作詞家・作曲家さんに「いい曲」を書いてもらうことは、とても難しい。

 しかし一方で、短い周期で「いい曲」を出し続けなければ、ファンはあっという間にアイドルから離れてしまうジレンマもある。
 そんな中、ヌュアンスは、楽曲を新たに作るのではなく、既存の良い曲を掘り起こすことにより、品質のよいものを低コスト・高スピードで提供し続けるという、まさにファストフード店経営のような効率の良さで、これまで楽曲を世の中に輩出してきた。
 
 これがヌュアンスの強みであり、テーマなんだなと。
  
 そういえば、私が推しているフィロソフィーのダンスの最新MV「ライブ・ライフ」でも、奥津マリリさんが、「なんかこの音楽を枯らしちゃいけないなと思って...こんなに好きだと思えるいい音楽を私たちが頑張って歌い続けないと、歌われなくなってしまったらダメだと思って...」とコメントしている。
 アイドルには『自分たちが有名になりたい』という強い想いも大切なのだと思うが、音楽を届けたい、作詞家さん・作曲家さんの作るよい楽曲を広めたい、という「誰かのために頑張りたい」という想いは、それを超えるものになるのではないかと思うのだ。
 そしてそれは、私が長年応援してきたNegiccoさん達が、新潟でサラリーマンを続けながら楽曲提供しているconnie氏の作る素晴らしい楽曲を世の中に広めたいと公言し、アイドルを15年も続けられている息の長さにも通じる。
  
 ずいぶんと脱線してしまった。
 ここから再び、トークに戻る。


 トークは、wishの振り付けの話へ。
 
 藤崎P 「(wishの)振り付けも、大きな舞台にあうような振り付けにしてくれと(お願いした)」
 宗像 「なんでこの曲にこの振り付けなんですか?ヌュアンスは元ネタがわからない」
 藤崎P 「(振り付け師の)鹿殺しのヤスさん(?)は、元々ダンスやってない。振り付けやってなかった人が振り付けやってる。」

 ここで、まったくトークに参加していなかった(笑)、珠理さんとみおさんがトークとは無関係なところで盛り上がって笑い始める。
 宗像 「どうしたの?」
 みお 「ブルーベリーがめっちゃおいしくて、(珠理さんに)ブルーベリーある?って聞いたら、口の中にあるブルーベリーを見せてくるの」
 misaki 「(珠理は) タピオカも(口の中にあるのを) 見せてくるよね」

 そして、DVD映像はアンコールへ。
 
 藤崎P 「どこまで見ます?」
 misaki 「(misakiさん)号泣会見は、おうちで見てください」
 
 DVD映像は、アンコール1曲目の「青春の疑問符」へ。
 ファンが白いサイリウムを点灯する感動的な場面だ。
 藤崎P 「ここ見ます」
 みお 「しょっぱなから泣く。見たくない。本当にやだ」
 アンコールで号泣してしまうみおさんにとっては、思い返したくない場面らしい。激しく拒絶するみおさん。
 宗像 「みおちゃん泣いてるのだったら、DVDを8,000円くらいで売っても...」
 misaki 「お金の話ばっかり」
 
 ここで、DVD鑑賞は終了。

21:10
 
 藤崎Pが「あまり時間がないけど」と言いながら、ステージ上の机や椅子を移動。
 misaki 「ケーキが余ってるけど、おかわりする? おかわりすると高くつくよ」
 
 misaki 「今日も恒例のあのスタイルでライブやります!」
 misaki 「何曲ですか?...2曲です」

 ここで誕生日のわかさんと珠理さんが、箱から楽曲名の書かれたボールを取り出し抽選をする。
 「おお、すごい!」と声をあげるわかさんと珠理さん。
 珠理 「wishとミライサーカス」
 わか 「wish、ここ(yoshidamachi Lily)でやるの初めて」

1. wish
2. ミライサーカス

 私服で踊るwishは、とても力強くて美しかった。
 藤崎Pやメンバーから、wishという曲への思い入れを聞いたあとだったからかもしれないが、その一挙手一投足に、意志を感じられた。
 
 そして、これまた滅多に見ることのできない私服でのミライサーカス。
 天井が低いので、椅子に立つ珠理さんみおさんがちょっとおっかなびっくりな感じなんだが、そういうところも含めてエモいミライサーカスだった。

 曲を歌い終えて、「以上、ヌュアンスでした」という流れになるタイミングで、misakiさんが「あっそういえば...なんだかシャララシャララがやりたくなってきたな~」とベタな曲振り。
 ファンとしては、いつサイリウム出すタイミングが来るんだろうと気が気でならなかった(笑)

3. シャララ シャララ
 
 2番に入ったところで、ファンが事前に配られていたサイリウムを点灯し、一斉に振りかざす。ひとり2本ずつ配られていたので、いつになくサイリウムの光が強い。
 
 最後、わかさんが「そこか~と思った」と、サイリウムの点灯タイミングが意外なところだったと告白。
 「以上、ヌュアンスでした」でイベント終了。

21:30 終了


 多分わたしがヌュアンス好きなので、かなりのバイアスがかかっているとは思うが、藤崎Pの周りの人間を巻き込んでいく力というのは、とても魅力的にみえる。
 プロジェクト成功論のひとつに、「まず夢を語れ。そしてその夢に共感する人を巻き込み協力者を作って、ゴールに向かえ」という原理があるが、今まさにそれを実践しているのが藤崎Pなのではないかと。
 既に、ヌュアンスの4人を皮切りに、スタッフさん、対バン相手のアイドルさんやその運営さん、音楽評論家さん、一部のアーティストさん、レコード店の担当者さん、そしてファンとその輪が広がっているのを感じる。
 埋もれてしまった楽曲を発掘して世の中に出していく、というのはなかなか魅力的なコンセプトだと思うし、共感も得やすい。
 そしてラッキーなことにわたしもこうした広まりの渦の近傍に立ち会えている。
 これからもヌュアンスをそばで見続けていたいと思うし、どんな広がりを見せていくのかがとても楽しみだ。