どうも獣医専門予備校VETです。
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獣医には「生と死」の問題はつきものです
獣医になるみなさんは動物が大好きだと思います
しかし,大学では動物実験が行われます
みなさんは動物実験についてどうお考えでしょうか?
<日本教育のトップである東京大学の見解は?>
教育、試験研究、生物学的製剤の製造などの科学上の利用に供される動物を実験動物といいます。実験動物も「生き物」であり、苦痛や苦悩を感じ、一つの命しか持っていません。現代社会において動物実験は必要ですが、むやみに動物実験を行い、実験動物の命を奪ったり苦痛を与えたりしてよいわけはありません。では、適正な動物実験を実施するにはどうしたらよいでしょうか。RussellとBurchが提唱した「3Rの原則」を遵守することはもちろん有効ですが、我々獣医学に携わる者に求められていることは各種実験動物に対する科学的な理解をより深めることではないでしょうか。また、新規な科学分野での動物実験の応用や展開を考えるのも我々の役割であると考えます。
<実験動物に対する3Rの原則とは?>
3Rの原則とは国際的に普及・定着している実験動物及び実験動物の福祉の基本理念で以下の3つのRです
苦痛の軽減 Refinement
使用数の削減 Reduction
代替法の活用 Replacement
(例)麻布大学で実施されているRefinement(動物の苦痛軽減)↓↓
動物実験において適切な麻酔法を実施することは、「動物の苦痛軽減」という実験動物福祉の観点と、「研究データの信頼性の確保」という科学的な側面において非常に重要です。当研究室ではマウスにおける麻酔法の安全性評価や、動物への負担が少ない新しい麻酔法の開発を行っています。
<動物を好き過ぎる人は獣医師にむいていないの?>
動物が大好きで獣医を目指す人がほとんどですが
大学のカリキュラムのなかに動物実験や安楽死等が含まれています
果たして自分はそれに耐えられるのだろうか?と悩む人も多いと思います
日本獣医師学会の見解は以下の通りです↓↓
獣医系の大学では,獣医師を育成するための教育として必ず獣医解剖学実習,実験動物学実習,外科学実習等の直接動物を扱う科目を受講しなければならず,動物の死と直面することがあります。これらの実習に使用される動物は獣医学の修得のため,またより良い獣医師を育成するために,必要な数だけを制限して使用しています。
獣医師免許を取得して臨床現場に立った場合でも,どうしても救えない病気や苦痛に苦しむ動物に直面したときには,安楽死を行ったり,口蹄疫や鳥インフルエンザなどの伝染病の蔓延を防ぐ目的で多くの牛・豚・鶏などを安楽殺することもあります。これらの仕事にたずさわった獣医師も動物の生命を絶つときにはとても心を痛め,辛い思いをしています。しかし,動物の苦痛軽減,私たちの健康や食の安全・安心を守ためにやむを得ず動物の命を絶っていることをご理解ください。多くの獣医師は,貴方と同様に動物が大好きですが,仕事の内容から動物の死を避けては通れません。
獣医系大学の受験を目指していらっしゃるとのことですが,単に動物が好きであるとかかわいいといった気持ちを優先するのではなく,獣医師は動物の生命を扱う責任の重い職業であることをご理解いただいた上で受験することをお勧めします。
日本獣医学会広報担当理事 丸山総一
