子供達が暮らした家を壊すので、見納めをしたいと子供達が帰ってきた。子供達の絵や写真なども家に残っていた。
その中に色あせた写真があった。1965年頃私が職場人と尾瀬に行った写真が出てきた。今とは登山の格好が違う。リックは横長のキスリングを背負っている。ズボンはスキーズボンを履いている。
この時に尾瀬沼でボートに乗った記憶があるある。
写真も記憶もセピア色になってしまった。
子供達も自分の子供の頃の品が出た中に、娘が私にプレゼントに書いた絵に「お母さん怒らないでね」と書いてあったのを見つけ「お母さん怖かったんだ、何時も怒っていた」など言われてしまった。
子供が小さい時は何とか子供をしっかり育てなくてはと言う気持ちだけで気持ちに余裕がなく怒ってばかりいたのだろうと思う。
あーすれば、こーすればと言う思いはあったけれども、それはそれで良いではないかと思う。子供達ももう50歳に近くになったんだから、、、
私達親子で壊す家の前で最後の記念撮影をした。
久しぶりに子供達に会えて楽しい時を過ごすことが出来た。
子供達は「何時でも壊していいよ」と言って帰った。