思い出した! | おばあちゃんと 一緒に

おばあちゃんと 一緒に

遠く忙しく暮らす子供達に、健康でいる証として60才代で始めたブログ、
しかし娘親子と同居、孫と付き合う日々、 孫達も成長し、とうとう私も70歳代になりました。そして2021年80歳になり、娘親子は独立し、また夫と二人暮らしになりました。

上毛新聞の「三山春秋」に、今日、2月22日は猫の鳴き声のニャン、ニャン、ニャンの語呂合わせで「猫の日」だと載っていた。

 

それを読んで我が家で飼っていた「シロちゃん」「グレちゃん」の事を思い出した。

この子達は息子のお友達の家で5匹生まれた中の二匹で、白の猫一匹を貰うはずだったが、猫ちゃんの飼い主さんが「一匹だけでは可哀そうよ」と言ってグレーの虎猫ちゃんも連れてきた。白猫ちゃんはがっしりしていたが、グレーの虎猫ちゃんは小さくて弱弱しく育つかしらと思うくらいだった。そんなわけで二匹飼うことにした。

 

毛の色で「シロちゃん」「グレちゃん」と名前を付けた。

シロちゃんは活発で自己主張が強く、グレちゃんは優しくておとなしいい性格だった。

 

グレちゃも無事にすくすく育ち、5ケ月で二匹とも去勢をし部屋で飼っていた。しかしシロちゃんの活発な性格は去勢しても変わらなく,

隙あれば部屋から飛び出して庭に遊びに来る猫ちゃんに喧嘩を仕掛ける。グレちゃんはシロちゃんがよその猫と喧嘩をしていても知らんぷり、丸くなって寝ている。

 

シロちゃんは自己主張が強く独占欲も強い。ソファーに私が座っていると私の膝の上に座ってくる。夫がソファーに座ってグレちゃんを自分の膝の上に載せると、今度はシロちゃんがグレちゃんを退かして自分で夫の膝に座る。今度は私がグレちゃんを膝に乗せると、シロちゃんがグレちゃんを退かして自分で座る。

と言う風に私の膝も夫の膝もシロちゃんが独占したがるのです。グレちゃんはそんな風なシロちゃんを怒りもしないで、自分から膝に上がろうとしないで ソファーの傍らで私の足元で静かにしているのです。

 

6歳半になった時にシロちゃんは庭に飛び出し交通事故で亡くなってしまいました。その時突然の出来事で私達も落胆しましたがそれ以上にグレちゃんは落ち込んでしまいました。

 

私達はグレちゃんを膝に載せたりし慰めたのですが、グレちゃんは3日間、餌も食べないで、ソワソワしたりシロチャンが何時もいた所に行って見たりと、グレちゃんが居ても立っても居られない位落ち込んでいるのが分かりました。それを見ている私達はとても辛かった。

 

3日間を過ぎた頃からグレちゃんも元気を出し始め餌を食べるようになった。それからはグレちゃんはシロちゃんが私がソファーに座ると

私の膝に上がった様に、グレちゃんは自分で膝に上がってくるようになった。

 

チイチャンとソウチャンと暮らすようになると、グレちゃんは二人のお兄さんの顔をして、二人を面倒見るのは僕だと言わんばかりに二人の遊び相手になった。二人の後をついて回りソウチャンが小さい手で落ちそうなに抱いても、されるまま、良き遊び相手となった。

 

そして16年7ケ月でグレちゃんは自然に木が枯れるように,

私達に沢山の良い思い出を残して、ソファーの私の膝で天寿を全うした。

 

子供の頃は沢山の猫と暮らしていた。その時代は母が主に猫ちゃんを面倒をして私は単に抱っこするだけだった。

自分で猫を飼うようになってからは一匹飼いだったので、それぞれに特徴があって思い出もあるが、シロちゃんグレちゃんの二匹の関係の経験はなかった。 猫の日の記事に、直ぐ「シロちゃん グレちゃん」の思い出が頭に浮かんだ。