私達は転勤族だから、もう群馬に戻らないかもしれません、と言って6年前ご主人の転勤のため隣の県に越していったSさんが診療が終わろうとしてる時に来た。来るはずがない人が入ってきたので少し驚いた。
Sさんは群馬に永住するつもりで、この地に家を買っtたといった。自然が豊かで、のんびりしていて、定年後の暮らしにはとてもよい所だから此処を選んだと言った。また私は健康上でも群馬から離れないのだともSさんは加えた。
始めて仙台からこの地に来た時は猫ちゃんを飼っていて、やがてハスキ-犬を飼い、お母様の看病をしながら、ハスキー犬をSさんと、とてもよい関係に育てた。このハスキーちゃんがいるから私頑張れるのと何時もいってたSさんは、散歩の時に会う農家の人達との会話が楽しいと言っていたことをふと私は思い出した。
今度はラブラドールを飼って連れてきたから、春の健康検診をしてほしいといった。ワンちゃんはとてもよい子に育っていた。お母様も既に亡くなり、親がいない寂しさもこの子に救われたこと。この子は部屋で飼っているのでなおのこと私の癒しになるともいった。
私は、またこのSさんがラブラドール犬と散歩をしながらこの地の農家人達との交流を楽しむのだろうと思った。
こんな不便な土地を永住の地として選ぶ方が居ること、そしてまたこの方と再会出来た事に、とても嬉しい気分になった。