ベテラン館に入所になると、基本的にお金を使うことがありません。
定期的に、お買いものサロンなども行っていますが、日常的に、利用者さまが唯一購入できるのは、1階にある自動販売機の飲み物ぐらいです。
入所時の契約、説明でも、できればお金を利用者さまにもっていただきたくない旨ご案内します。
個人管理されているお金の把握など難しく、無くなったりしても施設で責任が持てないのが現状です。
当施設は認知症専門病棟はありません、認知症の方も共同で生活頂いております。間違えてしまう利用者様もいらっしゃいますので・・・
自分でお金を少しでも持っていないと不安だと言われるご利用者さまもいらっしゃいます。
「無くなってもよいお金」とゆうものは無いのですが、その旨のご了承を頂いて、少額ならば持参いただくことに制限はしていません。10万円、100万円とかだと困ります。
また、無くなったり、場合によっては、利用者同士でお金のやり取りをしたりされては、本当に困ってしまいます。
たまに、職員の結婚や家族の出産などのお祝い事があった時にそんなお話を利用者さまとすると、「お祝いだから取っといて!!」とお金を渡したがる方もいらっしゃいます。
「あれ?なんでお金を持っているのかな??」と思う場合もあるのですが、それはさておき、お気持ちだけいただくようにしています。
どーしても渡したいと言い、エスカレートして怒る方もいらっしゃいますが、施設の決まりなのでとご納得いただいています。それでも、納得されない方には、お預かりさせていただき、ご家族さんに事情をお話して、内緒でご家族様にお返しすることもあります。
ご利用者さまの気持ちを大切にして調整することは難しい場合もあります。
(相談室 E.U)