いつも通っている近所の美容院。この美容院では、毎年4月に入社する新入社員に粋なサプライズを準備している。

先輩美容師があらかじめ新入社員の親御さんに連絡し、自分の息子や娘のために門出を祝う手紙を書いて欲しいと依頼する極秘作戦を水面下で実行。

入社式の最後にBGMが流れる中、先輩スタッフが新入社員に内緒で準備した両親から手紙をマイクで読みあげる。

何も知らない新入社員は親からの愛情の詰まった想定外の手紙に涙し、さらに至る所から先輩スタッフのすすり泣きも聞こえる。

毎年代読する先輩スタッフも号泣してしまうそうで、1言発するのに10~20秒もかかってしまうとか…

"最高のプレゼント"をもらった新入社員は、この組織で頑張ろうというシンパシーを抱き、先輩社員たちは、自分が入社した時の初心を思い返すことでしょう…

小生も大学に合格した時に父親から最初で最後となる手紙を貰いましました。
「大学入学にあたって父から贈る言葉」と書かれた封筒、万年筆で書かれた文字が涙で滲んで見えづらくなっています。

この手紙を貰った翌年、小生が大学2年の5月22日に父親は他界しましたが、私にとっても"最高のプレゼント"になっています。

この粋なサプライズに心動かされたので、我が動物病院でも早速パクらせて頂こうと思いました…

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