最近の研究で「整腸作用+α」の乳酸菌がいくつも発見されている。

「きん」と言っても女優の「菅井きん」は関係ない。(ハイ、ここ笑うとこ!)



例えば胃潰瘍を起こすバイキンマンの増殖を抑える乳酸菌(LG21)は明治乳業からヨーグルト(プロビオヨーグルトLG21)としてコンビニでも市販されている。

今、注目されている乳酸菌は“+α”が花粉症などのアレルギー予防に効果のある乳酸菌である。

キリンビール株式会社で発見されたKW乳酸菌は日本アレルギー学会でも発表されている。またカルピス社でも同様の効果の期待できるL-92乳酸菌が発見された。

いずれも約2ヶ月間毎日摂取すると、花粉症の症状が改善される事が証明されている。



そもそも「アレルギー」とは何だろうか?

この質問に解りやすく答えてくれたのはお世話になった恩師の1人増田健一先生(現理化学研究所)の言葉である。



“アレルギーとは「僕は算数アレルギーだ」という子供のように何かに対して過剰に、そして好まれない反応をする状態である。”



俗にいう花粉症は「算数」にあたるものが「スギ花粉」ということになる。

鼻水やくしゃみをしている人の体内では粘膜から侵入した「スギ花粉」という「ジョッカーのみなさん」に対して「ボブサップ」のような「警備員」が過剰に反応し「乱闘」を起こしている状態をイメージすると分りやすいかもしれない。



乳酸菌は「ボブサップ」が「乱闘」を起こさないように「体内のバランス」を変化させることによりアレルギー改善効果を発揮するのである。



人に限らずアレルギー性皮膚炎で苦しんでいる犬達も多い。

内服薬とシャンプーという治療の「ツートップ」は否めない状況ではあるが、乳酸菌配合のヨーグルトもしく「体質茶」などの飲料水が補助的に効果を発揮すればカイカイのワンコ達だけでなくオーナーの負担も軽減できるかもしれない。

これからも「乳酸菌」と「楽天イーグルス」から眼が離せない。







キーワード 乳酸菌 菅井きん アレルギー 花粉症 ボブサップ









獣医師として多大な影響を与えて下さった増田健一先生に心より謝意を表する。