【がん】炎症性乳がんの治療法 #有機ゲルマニウム#高濃度ビタミンンC点滴 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑治療6日目、患部の腫れが少しとれて赤みも少なくなっています。

疼痛もほとんどないようです。

飼い主さんは、「歩けないし、寝れない、食欲もない、触ると怒る」といいました。

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そして、腹部を診ると上の写真のようになっていました。

 

【炎症性乳がん】

 

炎症性乳がんは、乳腺に熱感や腫れがあります。

写真ではわかりにくいのですが、硬固な「しこり」があります。

重度の炎症により熱や痛みを伴うことが多く認められます。

CRPも7㎎/dl以上で、リンパ球も減少し、好中球が多くなりました。

 

「一般的な治療」

手術はできないし、緩和治療のみ

 

【私たちの治療】

・丸山ワクチン

・高濃度ビタミンンC点滴

・有機ゲルマニウム

・抗生剤

 

炎症性乳がんは、治療法がなく、炎症がすすむと後肢のリンパ節も腫れて歩けなくなります。

 

この子は、私たちの治療に反応してくれて、元気で歩けるようになり、高いところも飛び乗るようになりました。