【リンパ節】バイエル板は免疫反応を担うリンパ節 レーザーであてる #バイエル板#リンパ節 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

↑『人体のふしぎ』 講談社より

 

2月11日で沖縄の恩納村で開催された「レーザー獣医学シンポジウム」に参加してきました。

 

永岡先生は、リンパ節の流れが悪いと病気が治りにくいという話をされていました。

つまり、小腸の十二指腸、空腸にあるバイエル板にレーザーをあてるといいということです、

 

【バイエル板とは】 

1677年、スイスの医師パイエル (Joseph Conrad Hans Peyer)は、この絨毛が小腸内部に均一に生えているのではなく、ところどころに絨毛が未発達の領域がパッチワーク状に点在していることを見出し、これをPeyer's patch(パイエル板、パイエルのパッチ)と名付けました。

 

約350年以上前にわかっていたのです。

 

その後、組織学的な解析から、この「パッチ」の下にあたる、小腸の粘膜固有層に、リンパ小節が平面上に集合していることが明らかになり、このリンパ小節による平板状のリンパ組織がパイエル板と呼ばれるようになりました。

 

スイスのバイエル博士が発見してから、約300年後に、1970年代から免疫学の進歩に伴って、腸管免疫とよばれる、生体防御に関わる免疫機構において重要な働きを担っていることが判明し、その機能が徐々に明らかになりつつああります。

 

 

小腸なので、胃の下ぐらいからあるのです。

 

ここのリンパ節が詰まっていると、免疫がうまく動かないです。

 

「木を見て森を見ず」はよくないと考えています。