盛り上がってますね、洞爺湖サミット!
あ、盛り上がってるとか、下がってるとかそういう問題じゃないですね。
こんな写真をみつけましたので、ご紹介。
イタリアの新聞La Repubblicaのオンライン版より、
G8, lo show di Berlusconi: lancia baci alla folla
G8,ベルルスコーニのショー:群集に投げキッス
各国トップの首脳陣、ご満悦そうで何よりです。
こんな表情でお仕事の方もお進めくださっているといいのですが。
そして、日本のおもてなしや文化にも触れて、満足してお帰りいただけるといいですね!
上のリンク先、一枚目の写真の下にある短い記事には、
「・・・我らがシルヴィオ・ベルルスコーニ首相も、有名なイタリア『熱』を表現する機会を逃すことなく、この大物たちを迎えるホテルで働く女性たちに投げキッスをおくった」
と出てきます。
ワタクシ、このシーンを昨日ニュース番組で見ていました。各国首脳の目じりが下がった目線(除:ドイツのメルケル首相)の先では、ホテルの従業員の女性たちが手を振っているのです。
この投げキッスをテレビで見て、
「でた!ベルルスコーニ氏、さすが。」
と思っていたので、イタリア人であっても同じように感じるのだな~と、この新聞記事をみつけてクスっと笑ってしまいました。
最後の9枚目の写真まで、ベルルスコーニ氏、イタリア男ならではの素敵な笑顔で、立派にお国の代表としての役割を果たされていると思います。そのイメージアップを怠らないプロ意識には感服です。
・・・7枚目の写真では、まだ満面笑顔のベルルスコーニ氏に、新婚のサルコジ大統領が腕を離してもらえず、笑顔の中にも
「そろそろ離して~」
という表情にも見えるのですが・・・。これが二国間の友好関係に影響を及ぼさないことを祈ります。(及ぼすわけがない)
本当は今日、各国首相の着こなしのことを書こうと思ってこの写真を探してきたのですが、ベルルスコーニ氏の笑顔と投げキッスに図らずもワタクシまで骨抜きにされてしまいましたので割愛とさせていただきます。
でも、ベルルスコーニ氏のジャケットの袖付けがマニカ・カミーチャ(シャツ袖風に、ややギャザーがよったようなつけ方)になっているところには注目してください!
日本を代表するスーツウォッチャー(自称)のワタクシも、
「ううむ。さすがサルトリア大国の首相。」
と唸らされましたよ。
VESTA ヴェスタでもマニカ・カミーチャのオプションは承っておりますよ!
特に南イタリアのサルト(サルトリアとか、サルトとか、この呼び名に関して疑問があるかたは、過去エントリー:フル?イージー?パターン?オーダー服の謎 をお読み下さいね)の間で有名なこのディテール。
写真を良く見ていただくと、袖の付け根にヒダがよって見えますね。・・・これ、縫い方が不良なわけではないんですよ。あえて、このように仕上げる高度な手縫いのそで付け技法があるのです!
上のベルルスコーニ氏の写真をよ~く見ていただくと、同じようにそで付けがされていますので、ぜひご注目下さい。
「何コレ~?自分もイタリア男の中のイタリア男、ベルルスコーニ氏に習って、このそで付けでスーツを仕立てみたい!」
・・・というかたは、VESTA ヴェスタ へGO!
*最後まで写真をご覧になった方はわかると思いますが、イタリアのベルルスコーニ首相は、一枚目の写真でいうと左から二番目、マニカカミーチャのジャケットと紺の控えめな小紋柄のタイをされているおかたです。
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