ライブテイクってどうなのよ？
あんまり乗り気じゃないの？
MORUSがライブテイクでVYVESに参加するって聞いた時のオレのプチ落胆な。
時間がないバンド
ネタがないバンドって
オムニバスにライブテイクで参加。
コレやるよな。
参加意欲の低いバンドとかな、笑
企画のチョットした挫折VYVES、暗礁VYVESを感じながらMORUSの曲の到着を待った。
MORUSのトラックスが送られてきた。
吹っ飛ばされた。
裸なんだよな。
ずっと鋭利。
鋭利な裸？
なんだそりゃ。
生生しく斬れ込んでくる。
録音状態、ミキシングが高クォリティでスタジオ録音と比して遜色なし。
MORUSの演奏力あっての表現力。
表現のエッジが均されていない。
何曲かは以前にもらっていたデモ音源で既知の曲。
だから演奏が走ってるとかってのもわかるんだけど、
演奏、歌に感情が乗っていてグっとくる。
これ完全にスタジオ録音を超えているよ。
Juggling,MORUS,VESPERAいい形で出揃った。
早く放ちたい。
あと1バンドを待たされる。
焦らされる。
その間にMORUSから
少し先になるけどスタジオテイクも渡せるかもよ？
なんて言われたけど
オレは断った。
このライブトラックでいきたい。
オレはこのライブテイクのダイナミズム、生生しいVYVESを感じて欲しいのだ。
今回、
ライブテイクの価値を見直した。
バンドの紹介をしよう。
今回収録の4バンドで最も認知度が低い。
Post Regimentならみんなもよく知っているだろう？
MORUSのメンバー2人が元そのメンバーだ。
Post Regiment
オレにとってはデカすぎる存在だし、ここ日本でも熱心なファンが多い。
もしPost Regimentがなかったら
VESPERAってアイデアも無かったと思う。
重要だが
Post Regimentの魅力を語るのはVYVESインサイドストーリーにおいては的外れ。
何よりMORUSのメンバーに失礼。
MORUSは強烈に現行のバンドだ。
ノスタルジーに浸るメンバーは皆無。
MorusのシンガーNikaにしたってRUTA、MORUS、DESTRUKT、POCHWALONEとオレが把握してるだけでも『現行』のバンドでシーンに参画している。
だからオレは今でもNikaとpost regimentが好きなんだ。
大晦日感、笑。
オーケストラをバックに。
Morus のサウンドには
90～00年代の世界的なトレンドもいえるTragedyとそこから共鳴、派生したバンドの影響を感じる。
2008年だったかな
ポーランド3都市でライブをした時、やはりTragedyの人気を感じたし、
あと、NYHCっての？ニュースクールっての？割とその系統で語られるバンドがシーンに混在していたのを覚えている。
MORUSはPost Regimentの血統で同時に現在のポーランドパンクの写し鏡とも言えるんじゃないのか。
オレはこのMORUSのライブテイクのダイナミズム、生生しいVYVESを感じて欲しいのだ。
VA/VYVES
from TOO CIRCLE Recs
18 vyves 1800yen