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道の駅"石神の丘"二日目。



食糧は昨日二日分買い込んでいるし、雨なので本当にやることがない。


昼間はさすがに寝れないし、なんて考えていたら昨日のじいちゃんがまたやってきた。


ボクが暇をしているだろうと、書物を持ってきてくださった。心遣いに感謝！


やがて夜になりまた休憩所はボク一人となり睡眠体制へ。なんか今日は歯が痛くて堪らない。気分が悪いのでさっさと寝ようとしてたら、じいちゃん登場！（笑）


じいちゃんが色々と学んできたことを話してくれたのだか、如何せん歯が痛すぎて全然話しが頭に入ってこなかった。。


あとじいちゃんの話題が昨日終わりくらいから、ある"特殊"な話題に特化しだして僕は"正直"疲れていたのもある。

じいちゃんとは連絡先を交換して、また明日会えたらと別れた。


明日には爆弾低気圧も完全に通過し、雨も上がる。そしたら移動開始だ。


歯の痛みが少しでも和らいでいたら良いのだが。。。




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4/6つづき

じいちゃんは丁寧な言葉で「お話してもよろしいですか？」と声をかけてきた。


じいちゃんは近所に住んでいるそうで毎日この休憩場を訪れるているという。

あなたはここに宿泊する久しぶりの旅人ですよと言われた。そりゃそうだ寒いもん（笑）。普通自転車旅なんて夏場にやるもんだよな～。


じいちゃんのこの休憩場で宿泊してる旅人と話をするのが楽しみだそうだ。


逆に僕はじいちゃんが何者なのか気になってきた。



「僕はね、冒険家なんですよ」



雲行きが怪しくなってきた（笑）。



話を聞くとじいちゃんはかなり独特の感性の持ち主だった。


まず、じいちゃん家には水と電気が通っていないということ。

(水はそこら中に溢れているし、夜本を読む時はLED懐中電灯を使用するそうだ。ラジオは手回しらしい。)


山奥に自分達の息子(建築家)と自分達の手で家を建て、ばあちゃんと暮らしているそうだ。ちなみに資材も山の中で折れてる木(雪の重みで木が折れちゃうそうです)を使用したので、なんと材料費はゼロ円！


半径100mに隣家は無く、極めつけは家は基礎を打たずに、とある別の方法で建ているので登録はあくまで"農地小屋"、住宅税なども一切かからず、なおかつ法には基づいているとう"江川の空白の一日"を彷彿させる抜け穴作戦のようだ（笑）。


もちろん畑で作物を育て、それを食し


まさに自給自足の生活ですね～と関心していると、「自給半足ぐらいですね」と。


いやいやじいちゃんのレベルで自給半足やったら、いわゆる自給自足を謳っている小洒落た雑誌なんかに載っちゃってる人達はどうなるんだぃ（笑）


車なんかで旅に出かける時もプロパンガスを積んで料理しながら移動するらしい。



とにかく、強烈だった。

じいちゃんは話の節々に
"～疑問をもった時に冒険が始まるんですよ。"と入れ込んでくるので少し笑った。


じいちゃんは最後に「天皇陛下が亡くなられたら時代の年号は変わるのに、イエスキリストは遥か昔に死んだハズなのに何故西暦は続いているのか？」という問を僕に残し、自宅に戻っていた。





カンシズトの冒険が始まった。



つづく（笑）



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4/6

いつもの様に朝5時出発。昨日もこの旅何度目かのコイン精米機の裏で（笑）。 俺のコイン精米機好きは異常。


南日本はもう天候が荒れ始めてるみたい。先を急ごう。


8時30分には目的の道の駅"石神の丘"に到着！ホッと一安心。


岩手県岩手郡岩手町(同じ地名が3つ続くのは日本でこの町だけらしい！)
道の駅"石神の丘"
http://isigaminooka.jp/



天候が荒れている時の移動は得策ではないと、この旅で重々学んでいる。


爆弾低気圧が完璧に過ぎ去るまでは動かざるコト山の如し。



24時間開放の道路情報休憩施設にはウォーターサーバーもあって素晴らしい！


室内にはシングルベットを一回り小さくしたような革張りのベンチが4個。みんな夜はここで寝るんだな？


とりあえず二泊は確定していたので、天候が崩れる前に近くのスーパーに買い出しに。


特にやることが無いので、パンフレットを読み漁った。この町のことが少し詳しくなった（笑）。


5時過ぎにはスタッフさんも帰り(帰り際に温度これくらいで良い？と。優しかー。)、休憩所に居たじいちゃんや学生も帰って、そこは僕の部屋になった（笑）。


今日ここに泊まるのは自分だけみたいだ。

いい感じでしょ！


さぁ、寝よって感じでゴロゴロしてたら人の気配が。じいちゃんが話しかけてきた。


つづく。



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