母の作る手料理のこと | おとちゃん情報局♪
母の口ぐせ

「お母さんは料理が苦手だから」

これは子どもの頃からずっと聞いていた母の口ぐせ。
母はことあるごとにこれを口にする。

けど、うちの子たちは実家にいって母の料理を食べるのがいつも楽しみ。
「おばあちゃんちはご馳走じゃけぇな」これが娘たち姉妹のセリフ。
いつも綺麗に盛り付け、美味しいご飯を準備してくれる。

一人っ子の私だけど、子どもが4人、しかも色々やってて忙しい私は、手抜きで手早くできる大皿料理が得意。味は悪くないと自分でも思っているし、子どもからも太鼓判だけど、見た目に綺麗とはいえない・・・

「料理が苦手」と言う母だけど、私の思い出は運動会や遠足のときのとてもきれいな彩のお弁当。いつも大好きなものがたくさん入っていて、おにぎりは俵が3つ。外側の2つはのりで巻いてあり、もう一つは甘めの薄焼きたまごを長方形に切ってたわらのおにぎりに巻いてある。これが大好きだった。

食がとても細く、食べるのに時間がかかっていた子どもの頃(今はその反動ですかね汗
だからお弁当を作るときは、私が好みそうなもの、食べたくなるものをぎっしり詰めてくれた。
そして、いつも沢山つめすぎて、上からふたをしたときに中身がつぶれている、なんていうこともしばしば。それでも母の「いっぱい食べてね」の思いが詰まっていたと思う。
この中身がつぶれるという詰め方は私にも引き継がれており、娘たちのお弁当はあけると原型を留めないことも多いらしい。

続く・・・